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古書と思ひ出、時どき珈琲
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【本とにゃんことコーヒーと】
「ああー、この店! わたしも気になってたんだよね」
馳 つるぎをつれて、
綾辻 綾花
は古書喫茶『思ひ出』を訪れました。
「たまにこのへんとおると見かけてさ、いっぺん入ってみたかったんだ」
「そうなんですね。よかった。つるぎさんと来てみたかったんです」
「うんうん。なんつったって響きがいいよね、古書で喫茶で思い出だもんねえ。完璧すぎ」
「あはは」
このお店はおいしいコーヒーや軽食などいただきながら読書もゆったりまったり堪能できてしまう、綾花にとっては天国のような場所。こうして友人たる彼女とそれを共有できることに、喜びを感じます。
といって綾花も訪れるのはひさしぶりのこと。なにしろ受験生、勉強だテストだと忙しくしておりましたもので……恋する彼とふれあう機会もこのところ、めっきり減ってしまいました。
きいときしむ木造りの扉をひらくとふたり、顔を見あわせます。なじみ深い、満ちみちる古書のかおり! つるぎの瞳に宿るわくわくがきらめきを増すのを見ると、綾花も嬉しくなってしまいます。
「やあいらっしゃい。お好きな席に座っておくれ」
愛想のよい店主さんに出迎えられて、まずは注文。いちばん大きな書棚に近いいい席を確保するとさっそく、宝石箱みたいなラインナップを覗き込みます。
「おっほー、こりゃすごいッスなぁ」
「でしょ? 『OLDLYNX』の蔵書もすごいですけど、このお店もなかなかですよね」
「わはは、フォローサンクス。しかしまー、眺めてるだけで飽きないね」
綾花が手に取ったのは動物写真家、水分 輝昭さんの『猫またぎ 第三集』。猫好きの定番です。ぱらりとページをめくるなり、目に飛びこんでくるにゃんこの愛嬌たっぷりもふもふドアップどーん! な写真に思わず、
「みみみみ見てくださいつるぎさん、これ、この写真」
「ほああああ……! こ、こりゃたまらんッスなあ!」
ふたり、大興奮。水分さんの番組『世界猫またぎ』でのにゃんこたちの躍動感ある映像ももちろんたまりませんけれど、写真集でじっくりたっぷりまったり堪能するのもやっぱり、たまりません!
綾花はオレンジジュース、つるぎはコーヒー。サンドイッチを一個ずつシェアしながら、愛すべきもふもふたちをこれでもかっと眺めました。
おなかも満たされたところで、ぱたんと写真集を閉じますと。
「は~。にゃんこはやっぱりいいですね」
「さすがよね、水分さん。猫好きが見たい! と思う瞬間をばっちり切り取ってくれてるし」
「自然な姿が、見ていて癒されるんですよね。この、おなかを出して油断し切ってる姿なんてもう……!
クロワ
もたまに同じ格好で寝てるんですけど、思わず猫吸いしちゃいます」
「な、なんつーうらやましい……」
もう一度、感激感嘆の吐息をそろって、はふう。
にゃんこ談義にしばらく花を咲かせてから、会話はおたがいの近況報告へ。このところはあまり頻繁に会うこともできなかったもので。
「この前共通テストが終わったので、ほっとしてます」
「おー、お疲れさん! 受験生は大変だよねえ」
にかっと白い歯見せて、つるぎは綾花の頭をなでなで。綾花ははにかみながら、
「自己採点してみたら良い結果だったので、嬉しくて。まだ二月の本試験がありますけど……ひと段落ついたってことで、息抜きをと」
「そんで誘ってくれたんだ」
「はい、つるぎさんともおでかけしたくって」
なんでも話せる年上のお姉さん、そう恋の悩みも! 頼れるお友だちがいてくれること、こうしてお誘いすれば付き合ってくれることに、綾花は感謝。
「まー受験が終わったらまた大手を振って遊べるッスよー。アノ人ともね?」
にやり。綾花の頬はぽわ、と灯りました。確かに最近、あんまり会えておりませんから。
「それまではガマンだね、けど綾辻ちゃんならばっちり受かるっしょ!」
「頑張りますっ。つるぎさんはどうですか? 最近なにかありました?」
「わたし? そーねえ」
ふとつるぎは腕組みして、ふーむっと思案のそぶりを見せました。くちびるをとがらせて、思案顔。
しばしくるくると天井へ目線をめぐらせた後に、口を開きます。
「ウチの店さ。親父のやってる古書オークションはいつも好評で、その縁もあって、ありがたいことにお客さんには困ってないんだけど」
「はい。いつも盛り上がってますよね」
「ん、でも、最近考えててさー。『OLDLYNX』をただの古本屋で終わらせたくないっつーか。親父に頼らず、わたしにもなにかできないか……なんつってさ」
ドライで軽いタチに見える彼女ですけれど、なにやら考えごとがある様子。これでもお店を切り盛りする店長さんですから、経営面の悩みやらお店の今後の展望やら、いろいろあるのでしょう。
「ま、いまんとこすっげーバクゼンとしてるけど。なんかちょーっと、すこーしね。そんなことを考えてたよ」
「なるほど……つるぎさんらしいなにか、できるといいですね」
「うん。今はまだ、なーんも思いつかないッスけどねー」
たとえばアイディアを出したり、相談に乗ってあげたり……友人のために、綾花にもできることはあるでしょうか。お役に立てたらいいな、と思います。
「私にもできることがあったら、言ってくださいね」
「ん、あんがと! ほーんと、綾辻ちゃんはいい子ッスなあ~」
つるぎはアンデルセン童話集の挿絵が可愛らしく特徴的な一冊を見つけて購入し、ほくほく。読み終わったら綾花にも貸してもらえるそうです。
お店を出ると、雪がちらほら。寝子島もすっかり冬景色です。
けれどこの先春になり、綾花は新生活をはじめ、つるぎも新しいことを模索し。彼との関係にも、変化がおとずれるのかも?
広がる未来に不安もちょっぴり、あるけれど……それ以上に綾花の胸は、わくわく。素敵な予感に弾むのでした。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
10人
参加キャラクター数
9人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2023年12月02日
参加申し込みの期限
2023年12月09日 11時00分
アクション投稿の期限
2023年12月09日 11時00分
参加キャラクター一覧
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