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【進路・受験】君等の道、未来のために
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試験二日目、快晴
共通テスト二日目は日曜日で、昨日とは打って変わって青空が広がっていた。
「昨日は雪で大変だったけれど、今日は晴れてよかったわ」
神野 美野梨
は、初日と同じように早めに家を出てシーサイドタウン駅へやってきた。住んでいる猫鳴館からの最寄り駅である。
志望校は木天蓼大学理工学部。勉強が好きなので将来の夢は研究者だ。
「準備は問題なし。ちくわも食べたし」
試験に勝つようにカツを食べる、というのはよく聞く話だが、美野梨は試験のゲン担ぎとして前日の夕食にちくわを食べていた。穴が開いているので、先が見通せる、ということでちくわも受験生にオススメの縁起のいい食べ物なのだ。「合格ちくわ」という商品も売り出されているようで、ちくわメーカーの努力がうかがえる。
それにこれまで塾には行かず自力で勉強してきたが、模試の結果に不安があり、最後の追い込みだけは塾も利用した。試験対策に特化して教えてもらえるので、知識の定着に役に立ったと思う。
「やれることは全部やったし、大丈夫だと信じたいわね」
入って来た電車に乗り込むと、次の駅で
万条 幸次
が乗って来た。
「あら。おはよう、万条くん」
「おはよー神野さん。テスト二日目だねー」
幸次と美野梨は猫さん大好きコミュニティ通称ねこみゅの友だちだ。
「万条くんもマタ大を目指しているの? あ、聞いて差支えなければ、だけど」
「ああ、うん……寝子島キャンパスの社会学部に地域研究って部門があるの、知っている? 島の独自の風習とか文化とか猫とかそういうのについて取り扱ってるらしいんだけど……」
「ごめんなさい、私理工学部志望だったから、文系の学部はあまり調べてなくて。そんな部門があるのね。……もしかして、寝子島のことを調べようと思っている?」
幸次は頷いた。
「俺、元々寝子島のことはあんまり知らなかったんだ。飼い猫の花遊が寝子島で保護された野良猫と知って、猫の島なら行ってみたいなあぐらいの気持ちで寝子高を受験して……」
幸次は入学した当時のことを思い出す。入学式に神魂の騒動に巻き込まれて、ろっこんという不思議な能力を授かり、猫になったり話したりできるようになった。神魂絡みの不思議な体験もたくさんして、そのどれもがいい思い出だ。
「住んでみてわかったのは、この島が新しいものを積極的に取り入れる反面伝承や神社と言った古いものを大切にしていること。それで独自の文化が形成されてそこに猫が彩りを加えていること」
「やっぱり『猫』なのね」
と、美野梨はくすっと笑った。
「その気持ち、とてもよく分かるわ。私もそうだもの」
「神野さんもなにか猫の研究を?」
「いいえ。猫じゃなくて寝子島の方。私も寝子島について研究したいと思っているの。理系的な面からね。物理学や化学を学べる大学はいろいろあるけど、ろっこんや神魂の影響を調査するには寝子島が一番だわ。野々さんの卒業で状況が変わる可能性はあるけど、影響は残るかもしれない」
もちろん、と美野梨は人差し指を立てる。
「猫がたくさんいるというのも大きいわね」
「だよねっ」
幸次は破顔する。
美野梨のろっこんは猫にはなれないが、猫と話すことは出来る。
そういった共通点も、ふたりが心通じ合える理由だろう。
「俺、11月にマタ大に地域研究に力を入れてる部門があるって知って、これだ! って思ったんだよね。それこそが俺の学びたいことだって気づいたんだ。俺はこの島のことが本当に大好きになったんだって」
幸次の顔に浮かぶ晴れやかな笑みをみれば、その言葉が真実だと判る。
「とてもすてきね。私もきっと同じだと思う」
「分野が分野だから、将来の就職先とかはまだわからないんだけどさ。せっかく大学に進学するならもっと寝子島について知りたいし貢献したいと思うんだ」
美野梨には話さなかったが、幸次は実家のある本土には帰りたくなかった。だからなんとしてもマタ大に合格すべく、必死に勉強をしたのだ。
「模試での合格の可能性は……半々だったから正直、不安はあるんだけど」
「万条くんならきっとできるわ。花遊だって応援している、そうでしょう?」
「そうだね。ここまで来たんだ、やりきろう!」
「ええ。お互いに、夢のために」
そういえば……と美野梨はかつて木天蓼大学に実験をしたくて訪ねたときのことを思い出した。
窓村センセイというハタ迷惑な先生がいて、
研究者の先輩として美野梨のことを面白がってくれたものだ。
あのときは方向性の相異があったが、
――いつか興味が同じ方向に向いたら、その時は是非とも互いを鼓舞しあおう。
先生はそう言っていた。
(窓村先生、お元気かしら……大学に行ったら会えたらいいわね)
美野梨は未来に想いを馳せた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
30人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2023年11月24日
参加申し込みの期限
2023年12月01日 11時00分
アクション投稿の期限
2023年12月01日 11時00分
参加キャラクター一覧
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