this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
幽霊猫とお化けの国 第四幕:人魚のなく入り江
<< もどる
1
2
3
4
5
…
8
つぎへ >>
◆
ラグドール号を飛びだした
真境名 アリサ
が見たのは、月光に照らされた海を裂いて突き進む背ビレだった。
背ビレの周囲の海面がもりあがり、ザパッと音を立てて巨大なゴーストフィッシュがその姿を顕わにする。
「デカいわね……」
単純な体調にくわえて幅と厚みまである巨体を目にし、ピエロからもらった風船チェーンソーを握る手に力がこもった。
アリサがチェーンソーのスターターハンドルを模した箇所を握ったその時、カルカドロの尾ビレが、海面を勢いよく叩く。
パァン!
至近距離で聞こうものなら、聴覚が狂うだろうほどの破裂音が轟く。次の瞬間、海中から大量のゴーストフィッシュたちが飛びだした。水しぶきをあげて突っ込んでくる様は、天地を返した雨のようだ。
アリサがハンドルを引く。風船で形を模しただけに過ぎないチェーンソーが、ゴーストパワーによって脈動する。
「へぇ、思ってたより本物みたいね!」
向かってくるゴーストフィッシュに向け、チェーンソーを思いきりスイング。ゴーストパワーの鋸刃が、景気づけとばかりに幽霊魚たちを蹴散らした。
幽霊魚を蹴散らされたカルカドロが潜る。水面下でその尾ビレが横に揺らいだ直後、大波が生じる。
「ヤバっ……!」
海上を浮遊するゴーストボディをさえ捉える高さのそれは、波ではなく水の壁と言ったほうが相応しい。
カルカドロ撃退に飛びだした面々が、慌てて高度を取る。
『斬空赤刃』の空間転移で大波をかわしたサキリが、空中を滑るように駆ける。カルカドロを真下に捉え、『斬空赤刃』。距離を斬り裂き、胸ビレの付け根へと飛び込んだ。
赤光を帯びたカトラスが閃く。
しかしカルカドロは揺るぎもせず、胸ビレを振りかざした。間合いギリギリの転移で回避したサキリは、間髪入れずに再転移。再び赤光が閃き、そのまま今度は海上へ。
サキリを追い、海上へ飛びだしたカルカドロの巨体が放物線を描く。
「――ピエロ!」
呼びかけ、転移。ピエロが斬りこむ。
背後から腹の真下に潜り込み、風船の鋸刃が緩やかなカーブを描いて怪魚の皮膚を裂く。
カルカドロの瞳がぎょろりと蠢いた。その巨躯がしなり――、
「アマキさんを……解放しろ!」
寸前、夏朝がカルカドロの背中に落下する。『重く軽く』で限界まで自重を増加させた今の彼女は、いわば人間型の質量弾だった。
重い激突音がして、カルカドロの動きがわずかに鈍る。
その隙にピエロが離脱、さらに『チェシャ猫』で猫獣人の姿となったタルトがチェーンソーで胸ビレに一撃。
(なんか色んなところがムズムズするような……)
直後、タルトの獣人化した部位の毛がぶわりと逆立った。獣の勘と言うべきソレに、背ビレの脇に食い込むように体を沈めた友人へ叫ぶ。
「夏朝ちゃん、離れて!」
左右の胸ビレを振るった勢いで、カルカドロが回転する。
「うわわっ!?」
ギリギリで飛び退いたタルトですら、弾き飛ばされるほどの勢い。飛んできたゴーストドールたちが、そんな彼女をキャッチする。
「くうっ!?」
その回転が生じさせた遠心力に、夏朝は振り落とされた。増加させた自重に引きずられ、海面へ。
そのまま海面へ叩きつけられる寸前、彼女の体に何かが絡みつく。カルカドロのさらなる攻撃かと身体を強張らせた夏朝だったが、すぐにそれは髪の毛だったと気付く。
「ちょっと、重くないかしら~!?」
「ありがとう、メモワさん!」
夏朝がろっこんを解除すると、メモワは彼女の身体を一気に引き上げて笑った。
「あら、軽くなった。ダイエットでもしたかしら? ほーら、行くわよ~!」
「うん、お願い!」
ろっこん再発動。今度は軽くなった夏朝の身体を、メモワが勢いよく投げ放った。
カルカドロが着水する。
巨体に押しのけられた海水が、叩きつけるような水しぶきとなって周囲に炸裂した。
その水煙をかきわけて、アリサが懐へ潜り込む。
(カルカドロ自体も、周りは見えてないはず!)
胸ビレの付け根を風船鋸で斬りつけると同時に、アリサの目はカルカドロの巨体を探っていた。より決定的な隙に突くべき急所を。
(あれって……、っ!)
胸ビレがピクリと動くのを察知して、アリサはカルカドロの体を蹴った。即座に距離を取りながら、今見たものを反すうする。
<< もどる
1
2
3
4
5
…
8
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
幽霊猫とお化けの国 第四幕:人魚のなく入り江
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
風雅宿
前回シナリオ
幽霊猫とお化けの国 第三幕:惨劇道化のショータイム
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
バトル
定員
10人
参加キャラクター数
7人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2023年11月18日
参加申し込みの期限
2023年11月25日 11時00分
アクション投稿の期限
2023年11月25日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!