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新しき、年の始めに。
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始業式の朝は、気持ちの良い目覚めだった。それに嬉しくなりながら、
巫部 紫苑
はいそいそとキッチンに立つ。
(気持ち良く起きれましたし、朝ごはんいっぱい食べてから学校に行きましょう♪)
元より食べる事の大好きな紫苑である。ましてこんな気分の良い日には、美味しいご飯をたくさん食べて、心も身体も楽しく学校に行きたいものだ。
ゆえに紫苑はうきうきと、美味しい朝ごはんを手際よく作っていく。
(まずはジャガイモのお味噌汁を作りましょう♪)
ジャガイモの皮を剥き、水から火にかけて茹でる間に焼き魚を。それが終わったらベーコンとほうれん草のバター炒めを拵えて、それからふっくら玉子焼き、それから、それから……
食べたい物を食べたいように食べたいだけ作っていたら、いつの間にかテーブルには3人前ほどもある豪華な朝食が並んでいた。ちょっとしたホテルのビュッフェ並みの量と品数である。
常人ならば食べ切れないほどの料理も、紫苑にかかれば朝飯前、否、ちょうど良い朝ごはんだ。
「ふふ、どれも美味しそうに出来ましたぁ、頂きます♪」
ぽん、と嬉しそうな笑顔で手を合わせた紫苑は早速、作り上げた朝ごはんをしっかり美味しく頂いていく。それらはあっという間にお腹にすっかり収まって、あぁ美味しかった、と紫苑はにっこりした。
食べ終えた食器を片付けて、制服に着替えたらちょうど、登校の時間だ。
「では、行ってきます」
家から一歩出た途端、冬の冷たい空気が紫苑の全身をぎゅっと包み込み、ブルッ、と大きく身を震わせた。けれどもなんだか、ただ寒いだけではない清々しさもあるようで、ふふ、と紫苑は嬉しくなる。
今日から新学期――紫苑にとっては最後の高校生活だ。今年で卒業の彼女は、あと2~3か月もすれば制服に身を包む事もなくなるだろう。
けれども、
(最後まで楽しい高校生活を送れると良いですね♪)
そう、持ち前の明るさで前向きに考えながら、寝子高までの道のりを歩く。その道すがらも、あのお店は今日からなんですね、あらあちらのお店は新商品が、なんてチェックをしたりして。
そんな風に楽しげに、のんびりと歩いていた紫苑の足がふと、止まる。
(……あら、何でしょうあれ……白い、ワンちゃん?)
きょとん、と小首を傾げたのは、それがただの白い犬だったからではない。なんだか不思議な――狛犬のような、変わった見た目をしていたのだ。
ゆえに目を瞬いて、近くでよく見てみようと近付いた紫苑の鼻先で、白い狛犬(?)はくるんと丸い尻尾をひと振りしてそのまま歩き去ってしまう。走っているようには見えないのに、あっという間に遠ざかってしまった。
まぁ、と紫苑は目を丸くする。
「……何だったんでしょう?」
そうしてしばらく考えてみるが、特に答えが出るはずもない。ゆえに紫苑は白い狛犬(?)はもう気にしない事にして、再び学校に向かって歩き出した。
そんなこんなでのんびり歩いていたから、学校に着いたのはちょうど、始業式が始まる頃合いである。クラスメイト達の流れに乗って今度は始業式へと向かい、終わればホームルームで宿題を提出したりして、大掃除をすれば終了だ。
ふぁ、と紫苑は小さな欠伸を1つ。始業式、校長先生の話が始まった瞬間にうとうとと眠りに就いてしまい、何があったのかは記憶にないのだけれど、おかげで眠気はほぼ解消だ。
となれば後はお昼のお楽しみ、学食である。
(今日は何食べましょうかねぇ♪)
一般的な高校なら始業式初日に学食が本格営業する事はないかも知れないが、何しろここは寝子高だ。学食メニューを確認すれば、平時とほぼ変わらぬ品数が用意されている。
それに紫苑は嬉しくなって、まずは日替わりランチを全種類食べることにした。あとは――あら、お正月限定のおうどんもあるんですね?
そんな風に気の向くままに、美味しそうな食べたいメニューを選んで注文すれば、学食のおばちゃんも慣れたもので「はいよ!」と当たり前のようにずらりと料理を並べてくれる。そのおびただしい量に、同じく学食に並んでいた生徒の中にはぎょっと目を見開く者も居たが、常連客は気にした素振りもない。
何往復かしてお皿をテーブルへと運べば、紫苑1人しか座っていないのに6人掛けのテーブルが溢れんばかりになっていた。それに目を輝かせ、早速まずは1番手前のお皿から食べ始める。
自分で作るのとはまた違う、学食だからこそ食べられる味。沢山作るからこそのメニュー。そういったものが、紫苑はいつも楽しみで仕方がない。
ゆえに、ん~♪ と目を細めて舌鼓を打ちながら、これも美味しい、こっちも美味しい、と食べ進めていく。
(――あ、でも卒業したらもう食べられなくなるんでしたね)
ふいに、その事実に気付いて紫苑は目を丸くした。ずらりと並ぶメニューを見つめる――どれもこれも、とってもおいしくて大好きなのに?
それはちょっと、かなり、困る。うぅん、と真剣に悩みながら、どうにかこの問題を解決できないか、紫苑はめまぐるしく頭を働かせ始めた。
どうにかして、学食だけ食べに来ることが出来れば良いのだけれども。そう――考えながら日替わり定食のプチデザート、牛乳寒天をつるんと食べて。
(でも……なんだか、すごく良いことが起こって解決しそうな気もしますね♪)
それがなぜなのか判らないけれども、急にそんな気持ちが沸き起こって来て、紫苑は安心して久々の学食を心行くまで味わったのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
蓮華・水無月
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
5人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
1000人
参加キャラクター数
31人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2023年10月15日
参加申し込みの期限
2023年10月22日 11時00分
アクション投稿の期限
2023年10月22日 11時00分
参加キャラクター一覧
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