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【お正月】めでたや初春、猫の島の犬の年
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「あ、私が切ったのだ」
千恵は、鍋の中に不揃いな具材を見つけ皿に取りました。
えい、と口に入れます。
「ん、食べてしまえば美味しいね。今度は小さく切らなきゃ」
にぎやかに明里が声をかけました。
「たべものがいっぱいあるから、いっぱいたべるのよ! みんなとたのしくたべるのよ! 苦手なものがあったらあかりにいってなの! 食べてあげるのよ!」
「あ、ありがとうございます……。今年は少しでも料理マスターしたいな。それでね、お父さん、お母さんやお兄ちゃんに喜んでもらうの」
みんなが「えらいね」「おいしいね」と言ってる姿を思い浮かべて、ほわんとした気分になる千恵でした。
「おいしい……」
想花は鍋を味わいながら思います。
(毎年、正月と言えば親類一同を前に出来のいい双子の弟と比較されて公開処刑されていた。だけど今年は……)
「この解放感、なんて気分爽快なんだ!」
「「にゃーにゃー」」
待ちかねた猫たちのと一緒に、道哉は鍋の催促をしました。
『にゃあ。お待たせしたわね』
美野梨がろっこんを使い、猫たちに話しかけます。
『小皿で頼むよ。猫舌だから冷やしておくれ』
『わかったわ』
『おや、猫の言葉がわかるのかね。ありがたい』
驚く道哉に、美野梨は首を傾げました。
『あなたは人間っぽいわね……もれいび、それとも猫又かしら?』
『猫又が正解だよ。こりゃあ悪いことはできないねえ』
『黙っているから、猫として過ごしてもらって構わないけど、いたずらはほどほどにね』
『心得た』
小皿でさましてもらった鍋の具に、猫たちは飛びつきます。
『頂きます。はむはむ、うん、美味い。みんな一緒に美味い物を囲むのはいいねぇ……』
鳴も皆に混ざり鍋をつついています。
「カニ……」
「鳴さんはカニが好きなのかしら?」
それを見ていた美野梨が話しかけました。
「ズワイガニ、美味しいよね。美野梨は何が好きなの?」
「私は……そうね、なんでも好きだけど。鍋はいろんな具材の味が溶けあっていていいわね」
星幽塔でとれたらしい具材を興味津々に試しながら美野梨は言います。
「鍋って、猫鳴館に似ているかもしれないわ。いろんなものが集まっているのに、いい感じに調和して」
頃合いを見計らって、アイオが言いました。
「それでは……準備はいいですね、あいおちゃん?」
「はい。じゃあ次に、ここで姉さんとライブしますー」
お揃いの星つきカチューシャをつけ、あいおが言いました。
拍手と歓声が沸き起こります。
寮生たちは、ペンライトや色セロハンを貼った懐中電灯を取りだしました。
「「あいおシスターズ、新年一発目ライブ!」」
音源のスイッチが押され、賑やかな曲が流れだします。
「猫鳴館特別編ですわ~」
「年末の歌合戦でやってた人気曲からー!」
千恵は頬を紅潮させ、拍手するのでした。
「わあああ! こんなに近くで見れるなんて、来てよかったなあ!」
「ライブ? ああ、寝子祭でアイドル研の曲を聞いた気がするわ」
流行に詳しくない美野梨も、あいおシスターズは聞いたことがあるようです。
「いえーい!」
明里は楽しそうに手拍子をし、盛り上げます。
(今年も、ずっとうるさい明るい天使を続けるのです。だってあかりはここがすきだから!)
「「いぇーい!」」
千里とラッセルも合いの手を入れました。
「いぇーい! 盛り上がってますかー! このまま次の曲行きますわよ」
赤や青のセロハンのライトが揺れる中、あいおとアイオは、ノリノリで歌い続けました。
──銀河を駆け巡れ 熱いハート!
光速の速さで あなたの胸へ☆
「これがアイドルの歌というものなのね」
鳴も手拍子をしながら楽しそうに聞いています。
「「ありがとうございました~!」」
ラストナンバーを歌った後、頭を下げる二人に万雷の拍手が降り注ぎます。
「あー……勢いで歌いすぎましたわ。疲れたのでマイクは他の人に譲ります」
そう言ってアイオがマイクを渡したのは、想花でした。
「……えっ? 僕? なんで?」
うっかりマイクを受け取ってしまい、慌てる想花。
返そうにも、アイオはとっととステージを降り。
「あとはのんびりするのですわー……ZZZ」
すっかりくつろいで横になり、目を閉じてしまいました。
「え、えーっ?」
観客の期待に満ちた視線が想花に注がれ。
「それじゃ一曲どうぞ~」
ステージに上げられてしまい、パニクる想花。
「だいじょうぶ。すきなうたをうたうのよー」
「お姉さん、がんばって!」
明里と千恵に応援されて覚悟を決めました。
「……歌います」
思い切って有名どころのアニソンを歌うと、観客は拍手喝采してくれたのでした。
「いやー参った……」
汗だくになって想花はステージを降りました。
「上手でしたよー」
千恵は言いますが。
「ほめてくれなくてもいいよ。アイドルの後に歌わされて比べられるとは思わなかった……」
凹む想花に、明里は飲み物を渡しながら言いました。
「だれもくらべていないのよ。想花ちゃんの歌は想花ちゃんの歌。きもちがはいったいい歌だったのよ」
「そうかなあ……」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
茄子りんこ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
動物・自然
定員
1000人
参加キャラクター数
31人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2023年09月17日
参加申し込みの期限
2023年09月24日 11時00分
アクション投稿の期限
2023年09月24日 11時00分
参加キャラクター一覧
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