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授業風景 ~2年体育科の場合~
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「う゛~」
猫鳴館の一室からうめき声が響いてくる。
「ごはんなぁーんにもゲホッ……ない、のだ……」
べちゃっ、と布団の上につぶれているのは、いつでも元気なはずの
後木 真央
だ。
「たべないと、なおるものもなおらないのだ~」
鼻づまりと腫上がった喉のせいで、声が不明瞭だ。
ごそごそと猫リュックを背負い、食料を確保するために立ち上がる。
「げほっ、がっこから帰ってきたときに、かってくるのだった~」
とほほ~とふらふらしながら、後木が寮を出る。
どうやら体調不良により、ずいぶんぼんやりしているようだ。
「ねこんびで鍋焼きうどん……食べて……びょういんも、いくのだ……」
彼女の日常生活における大冒険がひそかに幕を開けた頃、寝子高一年五組の教室から、
八神 修
が熱心にグラウンドを見つめていた。
(あれは……二年の体育科、か?)
晴天に恵まれ、わいわいと楽しそうに授業を受ける様子が、遠目にも明らかで微笑ましい。
八神の脳裏に
"せんせいといっしょ:相原先生編"
での苦しくも充足感のあったマラソン風景が描かれる。
(この後は昼休みだし……)
授業後の予定をすばやく立てる。しらず、八神は微笑を浮かべていた。
八神の視線の先、グラウンドではシュート練習が意外な盛り上がりを見せていた。
GK役の二人、内藤とナイト両名の好セーブが続き、試合さながらの白熱した熱気に包まれる。
「おお、内藤がまたセーブ!」
油断から志波にゴールを許した内藤だが、その後は気合を入れて集中していた。
そのため、志波に続けとゴールを狙う面々の攻撃を悉く防いでいた。
ティターンの異名は伊達ではない。
「ナイトも負けてないぞ!」
反対側のコートも負けていなかった。
クラスメートの歓声にニヤリと笑ったナイトは、しっかりとボールを抱き込んでキャッチすると、すぐに片手でボールを投げ返す。
「へへっ、そんな弱っちいシュートじゃ得点できないぜ!」
「とっ、勘弁してや~球技苦手やねん」
へにゃりと眉を下げつつ、服部がボールをトラップしてドリブルしながら列の後方に戻る。
「ははーん、ナイトだけにゴールを守る騎士様ってトコか! しかーし! お兄さんのシュートを止められるかな!?」
志波が上手いんだか上手くないんだかな評をナイトにつけ、ゴールに襲い掛かる。
「ちょ、ぶどーちゃん、ちょいまちっ! パスパス!」
パス練習の相手、宇佐見が慌てて、志波を追いかける。
「ふはははは、とめてみなさ~い」
そのまま宇佐見を放置して鋭いミドルシュートを放つ!
「ちょっ」
放置された宇佐見ががっくりと肩を落とす。
「ふんっ」
右隅上方へ鋭い軌跡を描くボール目掛けて、ナイトが思い切り飛び上がると、拳で弾く。
「あっちゃー、止められたかぁ」
「あーあ……俺様走りぞん?」
がしがしと頭をかく志波にじとっとした視線を向ける宇佐見であった。
わいわいと楽しそうなコートを、実に面白くなさそうに眺めていた久坂の足元に、ころころとサッカーボールが転がってきた。
まゆ先生の傍らに腰を下ろしていた久坂は、立ち上がるとそのボールを足の甲へと掬い上げる。
ぽんっ、と軽く蹴り上げてリフティングをしてみる。
膝の上へとボールを蹴り上げて、左右の足で何度かリフティング。
少し強めに蹴り上げて胸でトラップ。落下したボールを足裏できっちり保持する。
「ねーねー、まゆせんせー」
一連の動作に、体は痛まなかった。
「駄目よ」
願い出る前に却下されて、久坂はむすっと頬を膨らませる。
「……ちょっと位なら、大丈夫なんだけどなー……」
「タックルされても平気? スライディングで転ばされたら?」
つらつらと上げられる問題点に久坂はむぅ、と口をへの字に曲げる。
たしかに、リフティングが問題なくできるからといって、サッカーができるとは言えない。
反論できずに久坂は押し黙った。
まゆ先生はちらりと腕時計に目をやるとにっこり笑って久坂を見上げる。
「だから、今やってるシュート練習だけよ?」
「!」
思わぬ許可に久坂がきょとんとする。
「試合練習になるまで、それ以上は絶対めっ! ですからね!」
提示された条件にぶんぶん頷くと、久坂はうきうきとドリブルしながらコートに向かった。
「手加減とか、つまらないから。本気で行くよ」
久々に走り回れる喜びに久坂の口元には笑みが浮かぶ。
フィールドを思い切り駆け抜け……る、先には当然生徒達が大勢いるわけで。
「うわっ」
「ごめん、通して」
順番待ちをしていたり、半ば観戦するように広がっていたり、思い思いに盛り上がる面々を、すり抜けゴールに向かう。
「ちょ、え!?」
「うわわっ」
クモの子を散らすように久坂の進路が開いていく。
「もっと思い切って足を振りぬいたらどうだ?」
技術的にあっているかはわからないが、勢いがある方が止めにくい。勢いをつけるにはボールに強く当たる必要がある。となれば、思い切って振りぬけば必然的にボールに力が加わるだろう、と半ば思いつきのアドバイスを口にしたナイトが女子学生にボールを返す。
「わかった! 次そうしてみる!」
体育科の面々は負けず嫌いが多いようで、次こそはネットを揺らす! いや私が先だいや俺が! とやる気十分である。
そんな面々から手を変え品を変え繰り出されるシュートを、ナイトは体格を生かす思い切ったセーブで防ぐ。
格闘技の攻防戦のようで、心地良い。
「……ん?」
さて、次は、と身構えたナイトの前には、右往左往する人々。
何が起こっているのか、と注視すれば、人波を縫うように走りこんでくる銀色の影が現れた。
「……面白い」
にやりと笑うとナイトは腰を落とし、左右どちらにも飛び出せるようにつま先に重心を置く。
どこからでも来い、と言わんばかりの堂々とした立ち姿をちらりとみると久坂は左足を大きく振りかぶる。
その角度から弾道を予測したナイトが重心を移動させ、左に飛び出す準備に入った。
「ふふっ」
不敵に笑った久坂が思い切り左足を振りぬく。鋭い弾道はナイトの予想通り、左上隅に向かう。
「甘い……!?」
飛び上がってセーブに腕を伸ばすが、ボールはゴールポストに直撃。ミスシュートかと思われた。
「もう一回、もらうね?」
やり直し、とばかりに跳ね返ったボールへ久坂が走りより、正反対の右下隅へとシュートを放つ。
「ちっ」
飛び上がってしまったナイトは体勢が悪い。それでも必死に追いすがるが、わずかに届かない。
トリッキーな久坂のシュートが、初めてナイトの守るネットを揺らしたのだ。
「久坂ゴールぅううううう!!!」
まるで試合で得点を挙げたかのように、わっと生徒が走りよってきて祝福する。
「時間短いんだから、たのしまないと、ね」
ふふんと笑う久坂の快挙に、まゆ先生は額を抑えてうつむいた。
「……そこまでやって良いなんて言ってない……」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笠井 月子
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
学校生活
スポーツ
コメディ
定員
20人
参加キャラクター数
13人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年11月16日
参加申し込みの期限
2013年11月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年11月23日 11時00分
参加キャラクター一覧
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