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授業風景 ~2年体育科の場合~
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梅雨時に珍しくからりと晴れ上がった空が眩しい。
「うん、これなら予定通りで大丈夫ね!」
職員室の窓から外を眺めて、
相原 まゆ
先生はにっこり笑った。
白のジャージにホイッスルを下げ、出席簿にペン、体育倉庫の鍵、と授業に必要な物をてきぱき装備して 、職員室の引き戸を開けて廊下に出た。
「まゆちゃん先生!」
感動に打ち震えた
冴木 竜司
の声が廊下に響く。
「!?」
何事か、と職員室から教員達が顔を覗かせ、通りすがりの生徒達が注目する。
「あぁ・・・・・・今日も明るい向日葵のようなそのお姿!」
うっとりと微笑み、目はきらきらと輝き、両手をオペラ歌手の様に広げて、靴音高く真っ直ぐにまゆ先生に近づく。
「素敵です! ありがとうございます! 結婚して下さい!」
勢いのままに騎士のごとくひざまずきプロポーズする。
「相原先生、次の合同授業ですが」
冴木のプロポーズをさらりと黙殺して、
楪 櫻
がまゆ先生に声をかける。
「あら櫻ちゃん」
「授業の支度を手伝おうかと」
「まぁありがとう。じゃぁ一緒に用具庫へ行きましょう。それと、竜司君、廊下では静かにっ!」
めっ、と冴木に人差し指を見せてまゆ先生はプロポーズを華麗にスルーした。
「どいひー!?」
冴木お得意の悲鳴を上げ、直後にでれでれと笑み崩れる。
「でもそんなところも素敵だまゆ先生・・・・・・」
うっとりと後ろ姿を見送ってしばらく悶えると、るんるん二人を追いかける。
「俺も先生を手取り足取りお手伝いしますー!」
「よいしょっと・・・・・・」
かしゃん、と軽い音を立てて鍵を開けると、まゆ先生が全身を使って体育用具の倉庫を開ける。 小柄な体はこんな時不便だ。
ぱちん、と電気をつけると、埃が光を反射する。中にはキャスター付きの大きなかごにいっぱいのボールやネット、陸上で使うハードルなど、様々な体育用具がしまってある。
「じゃぁ、今日はサッカーの授業だから、ボールのかごと、カラーコーンを出してくれるかな?」
「先生の望みなら完璧にかなえます」
「うん、体育委員の仕事だからね」
再びひざまずきそうな冴木を制して、まゆ先生がよいしょっとカラーコーンを抱える。
「わかりました」
サッカーボールが入ったかごの一つを楪が押して倉庫の外へ出す。
「悪いわね。委員じゃないのに」
わらわらと集まってきた他の委員達も分担して指示された用具をグラウンドに運搬する。
「いえ・・・・・・人手があった方が速く済むので」
いかにも真面目な彼女らしい口振りに、ふふっとまゆ先生が笑う。
並んで朝礼台の前へと進む。
小さな歩幅にあわせるように、自然と楪の歩調はゆっくりになる。
「ありがとう、助かるわ」
見上げてにっこり笑うまゆちゃん先生の嬉しそうな声に、楪の頬も小さくゆるむ。
朝礼台の前に用具をならべ終わる頃には、ぞろぞろと殆どの生徒が集まってきた。
「あらあら、みんなはやいわねー」
「四限のこの授業のために今日はあった! 朝からこの授業を楽しみにしていた俺と、先生けっこ」
ぴぃぃいっ! っとまゆちゃん先生のホイッスルが高らかに鳴り冴木のプロポーズをかき消した。
「はい、じゃぁみんな整列してー」
「うん、いつもの竜司だなー」
ぞろぞろとまゆちゃん先生の前に整列しながら、
宇佐見 望月
が苦笑する。
冴木のまゆちゃん先生へのプロポーズはもう寝子高の名物かもしれない。
チャイムも鳴り響き、点呼が始まった。
「……、……、望月君」
「うぇーい、げんきでーっす。ハンカチちり紙ありまーっす」
首から下げたタオルを持ち上げてみせ、宇佐見がへらりと笑う。
「誰もそこまで聞いてないでしょ」
まゆちゃん先生が笑いながら出席簿にチェックを入れる。
「えっへー懐かし? 小学校の時やった健康観察!」
「……懐かしすぎるわね……」
遠くなった少女時代に思わず遠い目になるまゆ先生だ。げに昭和は遠くなりにけり。
ふっとそれた意識が現実に引き戻されたのは、ばたばたと駆け込んでくる生徒の姿が目に入ったからだ。
「うぉぉ……! ま、間に合った……」
ぜぇぜぇ言いながら
桐野 正也
が滑り込んできた。
「間に合ってないわよ。アウトー!」
「えぇー! まゆちゃん先生厳しいっ」
遅刻組みからブーイングが起こる。
が、まゆ先生は意に解さない。
「遅刻組みは柔軟の後ペナルティでグランド十周ね」
<マジですかー!><靴紐でコケて遅刻でペナルティOTL>
桐野のろっこん【思ったー】が発動してがっかりした心情のフキダシがぽこぽこ生まれる。
あわてて、手をぱたぱた振ってフキダシを消しながら遅刻組み専用の列に入る。
(まぁ、……部活の走り込みだと思えば……)
<たいしたことないか>
ぽこっと新たなフキダシが生まれたのを見かねて、宇佐見があおいで消してやった。
「で、日和君は見学ね」
久坂 日和
の顔を見ながら、確認するようにまゆ先生が声をかける。
「むー。日常生活は問題ないし、軽く体を動かすぐらいならいいって病院のせんせーも言ってたよ?」
久坂は6月半ばのつつもすすはらいて事件で負った怪我が完治していないのだ。
退屈だった入院生活がようやく終わり、今日は久々に思いっきり体が動かせるかも、と期待していたのに、申告するより先に見学扱いにされてしまった。
「サッカーは軽く体を動かすレベルじゃありません。せっかく良くなってきたんだから無理しないのっ」
めっ、とペンを持った右手を突き出されれば、久坂は強く出れない。どんな怪我なのか、どうしてそんな怪我を負ったのか……詳しくは説明できないし、すれば(色々な意味で)心配をかけてしまう。
「はーい……」
まゆ先生が心配してくれているのが解ってしまうので、しぶしぶそう返事をする。が、不満そうなふくれっつらは隠せない。
そんな久坂の様子に微笑ましげに目を細めて、まゆ先生は点呼を終えたのだった。
「はい、今日は久々に晴れたので、皆楽しみ、サッカーの授業です」
簡単に授業の流れを説明する。
「試合練習のチームも男女混合にするから、体格差や能力差のあるチームメイトといかに連携するか、しっかり考えてプレイするように!」
はーい、と良い子のお返事がそろったので、まゆ先生はご満悦だ。
「さて、じゃあ柔軟からしっかり準備運動して、怪我のないようにね!」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笠井 月子
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
学校生活
スポーツ
コメディ
定員
20人
参加キャラクター数
13人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年11月16日
参加申し込みの期限
2013年11月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年11月23日 11時00分
参加キャラクター一覧
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