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授業風景 ~2年体育科の場合~
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「皆準備運動はしっかりできたー?」
まゆ先生の声にはーい、と声が上がる。地面に腰を下ろしている人間が多いので、見失いがちな先生の姿も、今はばっちり見える。
「じゃぁ、遅刻組みはさくっとグランド十周、いってらっしゃーい」
はーい……、と今度はテンションの落ちた返事が上がり、遅刻組みがばらばらと集まって、トラックに出る。
「それぞれのペースでね。サッカーしたいからって、無理しちゃだめよ」
そわそわしている集団がいっせいにびくつく。いたずらを見つかった猫のような動きに苦笑して、まゆ先生はひらひら手を振った。
「さて、残った皆はパスとシュートの練習をしてもらいます」
カラーコーンでぐねぐねとした通路を作り、ドリブルとパスの練習だ。
「体で感覚をつかむのが大事だから、相手を変えたりして、どんどん練習してね。……ゴールを守るキーパーは……」
守る、という言葉に内藤の目がきらりと光る。
「先生、ゴールキーパー、やらせてください」
「ふーん、じゃぁ俺もやらせてもらうぜ」
立候補した内藤の姿を見て、ナイトもやる気を見せる。
「じゃぁ、二人にお願いするわね」
他の希望者もいなかったので、ゴールキーパー役はあっさり決まった。
「ゴールは俺が守る!」
「へへっ俺から点を取れると思うなよ?」
なぜかキーパー同士で火花を散らし、それぞれのゴール前へ走り去っていった。
「あー楽しそうだな……」
ペナルティ組みがグラウンドを走りながら、恨めしそうにコートの中を見る。
「さっさと終わらせて俺たちも混ざろうぜー」
流石体育科。不満を口にしながら誰も辛そうにはしていない。
「まゆ先生! 俺の愛の走りを見てくださいっ」
「うん、冴木落ち着け?」
一人きらきらとやる気を出している冴木の肩を桐野がぽん、と叩く。
「はっ、そうだな、愛を込めて走るにはもっと丁寧にしないと……」
なんだか今日の冴木はいつもより重症だ。
「いやそういうことじゃなく……」
桐野が疲労感に空を仰ぐ。と、ぐいっと肩を引かれた。
「うわっ、なにす……って」
「あっぶなー。大丈夫か?」
コートから飛んできたサッカーボールを、冴木が左腕で弾いたのだ。
大丈夫かー? と一緒に走っていた連中が声をかけてくるのを、冴木がへーきへーき、と手を振って先に行かせる。
「わるいっ!」
冴木の言動に気をとられて、注意散漫になっていた。
桐野は少し気まずそうだ。
「んあ? いいーって」
けらけら笑いながらぽてぽて転がったサッカーボールを拾う。
「ごめんねー! 大丈夫ー!?」
グラウンドから佐々が手を振り振り走りよって来る。
「へーきへーきぃ!」
拾ったボールを蹴り上げれば、走りよってきた佐々の少し手前で地面にバウンドした。
「ととっ、パス、強く出しすぎちゃったみたいでー! 気をつけるねー!」
ボールを胸でトラップし、足で保持すると佐々は手を振り振りコートに戻っていった。
「ごめんっもう一回! もう一回やらせてっ」
背を向けて叫ぶのは練習相手へのお願いだろう。
元気いっぱいな様子に思わず顔を綻ばせ、冴木が桐野の肩を叩く。
「さて、んじゃ行きますか」
「怪我とか」
「え、マジで!? 怪我しちゃったの!? なに足でもひねった?」
あわあわする冴木に桐野が苦笑する。
「いや、冴木がだよ。ボール、結構な勢いだったんじゃないのか?」
「俺の体は常にまゆ先生への愛で守られている! だから問題ない!」
渾身のドヤ顔に、桐野の心配が吹っ飛んだ。
「そりゃ良かった……」
がくっと肩を落として走り出した桐野に笑いながら冴木が並ぶ。
「ありがとな、でも無茶すんなよ?」
苦笑しながら桐野が礼を述べる。
「やだきりのんってばりーちーぎー」
おどけてからかう冴木をじろりと睨む。
「まゆちゃん先生への愛、壊れてないといいな?」
言い捨ててピッチを上げると、冴木を引き離してコーナーを曲がる。
「どいひー! 俺の先生への愛はボールひとつで壊れるようなちゃちなもんじゃありませーん!」
冴木も陸上部らしいスパートを見せて、桐野を追いかける。
先を走っていた集団が追いついてきた桐野達に気がついて手を振っていた。
「あまいっ!」
一方、コートの中では熱戦が繰り広げられていた。
ゴールキーパーが苦手とする左コーナーを狙ったミドルシュートを、内藤がダイビングキャッチでセーブする。
「次!」
まるで剣道か柔道の乱取りの雰囲気である。
「うぁ~……ぜんっぜん入らないよ……」
先ほど意思に反して、コート外へ強烈なパスを繰り出した佐々が肩を落とす。
佐々の繰り出すボールはそれなりに威力があるはずなのだが、ことごとくセーブされていた。
それは他のメンバーも同様で、手を変え品を変え内藤の守るゴールに襲い掛かっているのだが、一向に成果が上がらない。
パスとシュートの練習のはずだが、内藤の好セーブが立て続き、下手な試合より白熱している。
「あいつはティターンだな……」
楪がため息をつきつつ、外国選手の愛称で賞賛すれば、周囲にいた人間がうんうんとうなずく。
「内藤君すごいよー! 同じチームになれたら心強いなぁ」
「ははっ、それほどでもない。シュートは俺が全部止めてやる!」
やんややんやの歓声に胸を張り、腕を組んでこたえる姿はどう見ても満足そうだ。褒められて嬉しくない人間はいない。
「志波、いくぞ」
楪がボールを蹴る。
「あ、え、櫻ちゃん?」
あわてて走り出した
志波 武道
とパスを交わしていき、内藤が守るゴールに近づく。
「まぁ見てn……」
ざしゅっと斜め右下のネットが揺れた。
「……おぃいっ」
内藤がぎぎぎ、とさび付いた機械のように振り返って事実を確認するとうめいた。
「ナイス、志波」
「あーでもなんかなぁ……」
志波は納得がいかないのか頬をかりかりかいている。
「ティターンから、初ゴールを奪ったんだ。喜んでおけ」
櫻がくすりと微笑む。
「きさまぁ! 次はないぞっ!」
びしっと内藤が志波に指を突きつけつつボールを返してくる。
「えぇ、そこ俺なのか!?」
飛んできたボールをトラップしつつ、やっぱりいろいろ腑に落ちない志波だった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笠井 月子
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
学校生活
スポーツ
コメディ
定員
20人
参加キャラクター数
13人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年11月16日
参加申し込みの期限
2013年11月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年11月23日 11時00分
参加キャラクター一覧
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