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寝子島高校
夏を取り戻せ!
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1.三夜湖にて
夏よ逃げないでくれ、と歌ったバンドがいた。
高校三年生。ひとつの区切りを迎える彼らにとって高校最後の夏は、そんな気持ちなのかもしれない。
「ロープウェイ使ったとはいえ、結構歩いたねぇ」
九夜山の登山道入口から展望台前までをロープウェイ、そこから三夜湖までの山道を進んでいた
猫島 寝太郎
が言った。
「ああ。荷物がなければ余裕だけど、これだけあればな」
隣を歩く
御剣 刀
が返事をする。ふたりは背中に大きいリュックを背負いさらに両手に荷物を持っていた。中身はすべて、キャンプ用品だ。
「御剣君、やっぱりふたりでキャンプするのにこれ多すぎたんじゃ」
「知ってる、勢いって怖いな」
キャンプの話にテンションが上がって、うっかりアウトドアショップで買い込みすぎたことを思い出し苦笑する。
太陽は高く上がっており、木々の間からでも容赦なく彼らの体力を奪っていた。汗を拭いながら、もうすぐ見えるはずの目的へと向かう。
そこから15分ほど歩いただろうか。
彼らの眼前には、開けた景色が。三夜湖だ。きらきらと水面が光っており、その輝きはふたりの目の中にも飛び込んだ。
「水だー!」
思わず大きな声を出す寝太郎。
「見てるだけで気持ちいいねぇ、御剣君」
「おー、すげえ綺麗だな〜」
重かった荷物を置き、ふうと一息つく。自由になった手で荷物からペットボトルを取り出すと、水を勢いよく喉へ流し込んだ。目の前の景色とあいまって、爽快感が体を駆け巡る。
立派なキャンプ場というほどではないものの、芝も敷かれており木立は心地良さげな日陰をつくってくれている。自然の恵みを堪能できそうではないか。
と、ここで寝太郎が湖畔の一角に人の姿を見つけた。
「先客かなぁ」
「俺ら以外にもいたんだな……ん? でもひとりなのか?」
気になったふたりは見つけた人影の方へと近付いていく。やがて輪郭ははっきりとしてきた。それは、彼らも知っている人物だった。
「あれっ?」
最初に声が出たのは寝太郎だった。そこにいたのは、かつての寝子高生である
海原 茂
だったからだ。
「こんにちは! 海原会長もキャンプですか?」
「む、君らも来ていたのか」
一瞬眉間にしわが寄ったような表情を浮かべた気がしたが、気のせいだろうか。それにしても意外だ。海原先輩がソロキャンプをする人というイメージはなかった。刀が不思議に思っていたが、あまり深く考えないことにした。
大学生にもなれば、新しい趣味のひとつやふたつ出来てもおかしくないだろう。
「キャンプというかまあ……そんなところだ。それと、もう会長ではないよ」
どうも歯切れの悪そうな返事だ。先ほどの表情と合わせて引っかかる。
ソロキャンプを邪魔されたくなかったのか?
刀は一瞬、その可能性を考えた。
しかし、それは茂の周りに散らばったキャンプ用品の数々によって否定された。準備にとりかかろうとする者の散らかしようではない。それは明らかに、「何から手をつけていいか分からないからとりあえず広げてみました」といわんばかりの様子だったからだ。
そしたら、あとはキャンプをこっそりやってみたかったとかそういう理由だろうと刀はあたりをつけた。
刀はちらと寝太郎の方を見る。彼も刀と同じ思考回路で同じ結論に辿り着いたらしく、ふたりは顔を見合わせて小さく頷き合った。
「先輩! あの、よかったらなんですけど」
寝太郎が茂へと話しかける。
「自分たちも手伝うので、先輩の本格テントに泊めてください!」
「俺たち、お手軽な少人数用のワンタッチテントしか持ってきてなくて」
刀が補足すると、茂は少し考える様子を見せた。
大学のサークルでキャンプに行く前にひとりでコソ練しようという彼の計画はご破算となったが、これはこれでアリではないか。
後輩に教えを請うとなればやや恥ずかしさがあるが、テントを借りたいという申し出ならばそれを受ける体で一緒に作業をすれば、キャンプについての学習は問題なくできるはずだ。
寝太郎や刀がそこまで気を利かせたのかはさておき、彼らの提案は茂にとってもメリットだった。
「……分かった、では共同作業といこうか」
茂の返事に、わっと沸き上がる寝太郎と刀。
こうして、3人のキャンプが始まった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
萩栄一
シナリオタイプ(らっポ)
プライベートシナリオS(400)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
定員
2人
参加キャラクター数
2人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2023年08月24日
参加申し込みの期限
2023年08月31日 11時00分
アクション投稿の期限
2023年08月31日 11時00分
参加キャラクター一覧
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