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\ オーバータイム!/
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ギャルびより。うぇーい☆
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■集まれ、ギャルカフェ。
思いがけない出来事に、
月原 想花
は頭が真っ白になった。
「え? え? なんで?」
おろおろと周囲を見回してみるが、右を向いても左を向いても、前を向いても後ろを向いても、どこを向いてもギャルが居る。――ギャルが、居る。
なんで???
訳の分からない状況に、ああまた、と想花の思考がネガティブに揺らぐ。――なんだって昨日から、こうも散々なんだろう。
そもそも、起き抜けから昨日の想花は散々だった。寝坊して遅刻をして――おまけに、よりによって数学の桐島先生に出されていた宿題をすっかり忘れていて。
それでがっつり注意を受けたのは、もちろん、当然の事といえる。いずれも想花の自業自得なのには間違いなく、だがこうも続けば『今日は散々だ』と愚痴の3つや4つは言いたくなるというもの。
おまけにその後も想花の身には、こちらは間違いなく不運な出来事が降り続く。頼もうとした学食メニューは最後の1つが目の前で売り切れ、中庭を歩けば上から花瓶の水が降って来て、保健室に駆け込めばたまたまそのタイミングで先生は外出中。
(なんで、今日は……)
そんな、ぐったりガックリした思いで猫鳴館に戻れば、待っているのは寒々しい部屋である。おかげさまで心安らげない夜を過ごし、気晴らしに町に出て来た所にコレなのだからもう、踏んだり蹴ったりとは想花のためにあるような言葉に違いない。
そう――ぐぅっ、と頭が重く、揺らいで。けれどもそんな想花の上に、賑々しい――そして想定外に優しい声がかけられる。
「ねーねー、だいじょーぶ? マジヤバ?」
「ヤバじゃね、この子?」
「ちょーヤバいカンジ? ピーポーする?」
「――え、えぇと……その、ピーポー? 救急車? までは……大丈夫です……」
言ってる事は半分くらいギャル語でよく判らないが、少なくとも心配されているのだという事は声色から伝わって、ネガティブに落ちかけた意識を踏み止まらせ、想花は恐る恐る顔を上げた。途端、視界一杯にギャル顔がドン! ドン!! ドドン!!! と現れて、う、と半歩後ずさる。
ふわり、風が想花のベリーショートの髪を揺らした。――ああ、この髪も想花の意思でこうなったんじゃなくて、とある不運の末なのだ。
ゆらりと想花の瞳に影が落ちる。ちょっとぉ、とギャル達の誰かがそんな想花を覗き込んだ。
「やっぱヤバじゃん? サゲサゲじゃん?」
「ねーちゃん、うちらにちょっと話してみ? アゲてこーぜ?」
「まじ、ちょーパネェから」
「ちょー……?」
やっぱり何を言っているのかはいまいち不明だが、少なくとも心配されている事は確かなようで、想花の瞳に薄っすらと幕が張る。ちょーアガるとこ行こうよー、とそんな想花の肩を抱いてギャル達が連れて行ったのは、寝子島某所にあるギャルカフェだ。
賑やかでアゲアゲな店内で、そうして話し始めた想花とギャル達から少し離れた同じ店内で、
倉前 七瀬
は「まじ聞いて下さいよー」と気だるげに、だが瞳はこの場所に相応しく輝かせながら、テーブルの向こうに座る相手に語っている。
「――と、いうわけでうちはギャルになったんですよ、ウォルターさん。うぇーい」
「へぇ?」
そんな七瀬の向かいに座るのは、ギャル達とここまでやって来る道すがらに偶然出会った、
ウォルター・B
である。面白い事もあるねぇと、普通なら大いに首を傾げてもおかしくない話をさらっと受け止める辺り、実にウォルターらしい……のかも知れない。
そうなんですよー、とそんなウォルターに頷いてから、今日はまじヤバい日ですねぇ、と嬉しくなる。道すがらに偶然会えて、しかもギャルカフェまで一緒に来てくれて、一緒のテーブルに座って話を出来るなんて、まじヤバ過ぎてテンション激ヤバだ。
それにしてもウォルターさんはまじイケメンですねぇ、と七瀬はうっとり見つめる。数多咲き誇るギャル達の中に在っても、ウォルターの存在感ときたらまじにピカ1でヤバヤバだ(七瀬視点)。
ゆえに見つめる七瀬の眼差しの先で、ここは何があるんだろうねぇ、と動じた様子もなくウォルターはメニュー表をめくる。涼やかにも見える笑顔が、乱舞する『マジヤバドリンク』『テンアゲスウィィィィィツ』『アゲアゲスペシャル』などの、ヤバい事は判るが一切中身の想像がつかない文字の羅列に、ほんの少し固まった気もするが気のせいだ。
えぇと、と視線を大いにさ迷わせてから――多分他のテーブルのメニューを見ようとしたのだろう――ウォルターが注文したのは、『テンアゲスウィィィィィツ』だった。店長らしきギャルに確認したところ、いわゆる『本日のおすすめケーキ&ドリンク』にギャルのテンアゲサプライズが付いてくる、らしい。
そのセリフにまた少し固まって、だがウォルターはそのまま「じゃあそれを貰うよぉ」と告げた。これぞ漢の中の漢、さすが白い魔弾の射手の異名を持つウォルターだ、そこに痺れる憧れるゥ!
ならば、と七瀬はいそいそウォルターの隣に座った。倉前? と今日初めて驚いたような顔になったウォルターに、はい、とにっこり返事をして。
頬杖を突いてウォルターの顔を覗き込みながら、反対の手で柔らかな金の髪を――頭を撫でた。
「ウォルターさんは、いつも生徒思いでいい先生ですー。えらいえらい」
「――それが『テンアゲサプライズ』かい?」
「さー? ウォルターさんに会えたのもまじヤバな縁ですし、せっかくやけん元気のおすそ分けしますねぇ」
なでなで、なでなで。まるで小さな子ども相手のように、その頭を撫でながら七瀬はにっこりする。
「うちもいつか、ウォルターさんみたいなまじパネェ先生になりますよー。やけん、これからもうちの好きなウォルターさんでいてくださいねぇ」
「へぇ? 大きく出たねぇ、倉前。そう簡単に追いつかれると、僕も困るけどねぇ」
「目標はまじでっかくブチアゲますよぉ。うぇーい」
「はいはい。いや、うぇーい、だっけ?」
そうしてハイタッチの素振りをした、七瀬にクスクスと苦笑しながらウォルターも、うぇーい、とハイタッチをしてくれる。実にサービス精神旺盛な――否、茶目っ気に溢れた先生だ。
うぇーい♪
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
蓮華・水無月
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2023年07月16日
参加申し込みの期限
2023年07月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2023年07月23日 11時00分
参加キャラクター一覧
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