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ギャルびより。うぇーい☆
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■アナザーエアーが吹き抜けた。
さてその日、
森篠 琳子
は唐突に『ソレ』に気が付いた。
(どうしてこうなった?)
困惑に見下ろした自身の姿は、日頃の、どちらかと言えば大人しめな装いとは対極的なキラキラしい装い。なんというか、イマドキの――否、はっきり言ってしまえば『ギャル』な格好である。
えぇ、と戸惑いながら辺りを見回したら、目に飛び込んできたのはキレイめパッチリメイクな自分の顔。――えぇ、メイクまで変わってるの?
何が何だかわからなくて、琳子は物凄く混乱する。ちょっとした買い物のためにキャットロードに来たはずなのに、なぜか気が付いたらギャルの格好になっていた、なんて。
ヤダ怖い。そう思う一方で、なぜだか、――なぜだか、楽しくなってきた自分も、居る。
「もしかして、私もこんな風になっていたのかな……」
両手の親指と人差し指を四角く合わせ、カメラのように覗き込んだショーウィンドウの向こうの自分は、なんだか『リンコもブチアゲで楽しめばいーじゃんwww』と言っているような気がした。よく考えてみれば琳子はまだ19歳、普段こそ寝子島信用金庫で受付係として働いているけれど、年齢的にはいわゆる『ギャル』に近い――というか、春までは寝子高生だったんだからむしろ『ドンピシャ』な年代。
なら――よく解んないけど、この状況を楽しんじゃっても良いんじゃない? そう、思って弾むような足取りで歩き出した琳子の髪を、揺らすようにふわりと吹き抜けた風はそのまま、少し離れた所を歩いていた
綾辻 綾花
の頬をくすぐる。
――あ、とふいに思った。
(珪さんとデートしたいな)
たった今までにゃんこ巡りをしていた事も、なんなら目の前に居るキジトラ猫の事だってどうでも良く――はならないけれど、今は後回しにしたい気分。それよりも今は好きな人に、
早川 珪
先生に会いたい、とっても会いたい、会って今すぐデートしたい。
ゆえに綾花はスマホを取り出して、その想いに駆られるままコールする。耳元で響くコール音が、何だかくすぐったくて不思議な気分。
1回、2回、3回――
『――はい』
「珪さん! 今、キャットロードに居るんです。デートしませんか?」
そうしてスマホの向こうから聞こえた、愛しい声に弾む声色で誘いをかければ、少しばかり考えるような気配がした。あるいは戸惑いなのかもしれないが、今の綾花にはそんな事はどうでも良くて。
珪とデートをしたい。会って話したい。一緒の時間を過ごしたい。
いつもなら胸に抱きながらも互いの立場とかを色々慮って秘める事も多いその言葉を、今日はなぜだか伝えたくて、人目憚らず振る舞いたくて。デートしましょうよ、と重ねて誘えば僅かな吐息の後に、了承の返事があった。
それにふわりと舞い上がるような心地で、待ち合わせ場所を伝えて通話を切る。またね、とキジトラの頭をひと撫でしてから手を振って、弾む足取りで待ち合わせ場所に向かって少し待てば、向こうの方から珪がやって来るのが見えた。
「珪さん!」
「――綾辻さん?」
笑顔で呼びながら駆け寄って、飛びつくように彼の腕に抱き着いた、綾花の上に戸惑うような珪の声が落ちてくる。それはそうだろう――実情がどうかはともかく、少なくとも今は2人は教師と生徒なのだから、『一定以上に』親しげな様子はあまりよろしくない。
そんな事は綾花もちゃぁんと判っていて、でも今日はなぜだかすごく、珪さん、と呼びたい気分で。いつもは腕を組んだりなんかもしない綾花だけれども、今日ばかりはなぜか密接な距離で、珪と話したかったから。
珪の戸惑いに、にっこりと笑顔を返す。
「どこにいきたいですか? 珪さんと一緒ならどこでもいいですよ」
「あぁ……うーん……」
そうして小首を傾げ、顔を覗き込みながら告げた綾花に珪が、眉尻を下げて、それでもちゃんと考え始めてくれた。それに嬉しく目を細め、甘えるように珪の腕に絡めた両腕にぎゅっと力を込める。
同じ頃、シーサイドタウンの駅前では
万条 幸次
が、彼女がやって来るのを今か、今かと待っていた。幾度デートを重ねても、彼女が来るのを待つ時間はいつだって特別なものだ。
ゆえに時折時間を確かめつつ、辺りを見回したりして。うきうき、そわそわと待つうちに、「せんぱーい! お待たせしましたー!」と華やかな声がかけられる。
それに、ぱっと幸次は顔を上げ。
「おはよう、愛猫さ……ん?」
そこに、ギャルが居た。長い黒髪は明るい茶色のウェーブヘアへとモリモリにセットされて、しっかりはっきりパッチリメイクをし、パッと花が咲いたような明るいピンクのオーバーサイズダウンコートの下から覗く、ショートデニムパンツがバッチリ決まった――それはそれは見事なギャルであった。
(……あれ? あ、愛猫さん……だよね?)
5秒ほど放心してから、幸次はパチパチと目を瞬かせて相手を誰何する。その顔は間違いなく幸次の恋人、
愛猫 萌々子
のもので――だがそれ以外が何もかも違い過ぎた。
えぇ……と幸次は困惑する。動揺のあまり、12月なのに足はタイツも何も履いてない素肌の状態、だけど寒くないの……? なんてあらぬことを考えながら足元をガン見するくらい、動揺している。
そうして逡巡の末に、ひとまずは当たり障りのなさそうな――けれどもやっぱり萌々子の『変節』にまつわる疑問を、恐る恐る口にした。
「えぇと、その……どうしたのその恰好?」
「イメチェン的な? ちょっと変えてみたんですけどぉ」
それに返す萌々子はどこまでも朗らかで、明るくて、アゲアゲだ。ふわりと掻き上げた髪の先を、軽く弄りながらそう笑って言う萌々子が――その仕草が、その恰好が似合っていないのかと言われれば、そりゃあとてもよく似合っている。
とても――この上なく似合っていて――似合っている、けれども!!
「せんぱーい、どぉしたんですかぁ? せっかくのデートなんだからアゲて行きましょーよー」
どうしたら良いのか判らず「えぇぇぇぇ……」と困惑しまくる、幸次を見て萌々子がキャラキャラ笑った。容姿は勿論、その笑い方だって『ちょっとイメチェン』なんてレベルじゃないのだが、萌々子はそれに気付いていない。
何しろ萌々子は今、なんだかわからないけれど、とってもアゲアゲな気分。だからグイっと幸次の腕を引き、そのまましっかりとしがみつくように組んで、さぁ行きましょー! と歩き出す。
「い、行く? どこに?」
「デートですよぉ、デートぉ。デートと言えばプリ! ですよねぇ」
「プ、プリ……? ねぇ待って待ってちょっと待って、なんでギャルなの!?」
そんな萌々子に引きずられるように歩き出した、幸次がついに悲鳴のように叫んだのに、また萌々子がキャラキャラ笑う。いつもと違う彼女が、でもやっぱり可愛いし腕に当たる柔らかいものはものすごく気になるし、もう幸次にはどうしたら良いのかさっぱりだ。
げに恐ろしきはギャル旋風であった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
蓮華・水無月
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2023年07月16日
参加申し込みの期限
2023年07月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2023年07月23日 11時00分
参加キャラクター一覧
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