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ギャルびより。うぇーい☆
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■ギャルよ行け。
各地でちょっとした(?)混乱が起こっている寝子島の某所で、
倉前 七瀬
はきょとん、と目を丸くする。
「え、うちギャルになっとるんですか?」
「そーそー、マジギャルって感じー」
「ヤダー♪ おにーさんウチらの仲間じゃん、ちょーウケるし♪」
「えっ、じゃあうちらもイケメンじゃん?」
「うぇーい、イケメンー♪」
自分でも何を言っているのか判らないが、そんな七瀬に怒涛の勢いで返ってくるギャル達(通りすがり)の言ってる事も何1つ解らない。解らないが、その様子は真剣そのもので――否、テンションぶち上ってるギャルに真剣という言い方はなんだかおかしいが――冗談やなにかを言っているオーラではない。
うちが? と七瀬は大いに首を傾げながらショーウィンドウを覗き込む。――いや別にいつもと変わっとらんですけど???
というかそもそも、
「ギャルってうちみたいな成人男性でも名乗っていいものなんですかねぇ?」
「OK、OK♪」
「アゲていこーよー♪ うぇーい♪」
「心がギャルならギャルって言うっしょ? ギャルは概念だしー?」
そんな言説は過分して初めて聞くが、当事者がそう言うのならそうなのだろう。心がギャルならギャル――至言である。
その言葉を噛み締めて、七瀬は気だるげに髪をかき上げた。キャー!! と黄色い悲鳴が上がる。ギャル的に多分、何かの効果音とか合いの手とかそんな感じなのだろう、多分。
「まじかー、ウケる」
そんなギャル達に囲まれている、自分にあまり違和感がない事にも気が付いて、七瀬はハハッと笑いながら呟いた。「だよねー、ウケる♪」「マジウケーw」とギャル達が頷く。
どうやら今日の自分は、いつもと何だか違うらしい。それでも性根は変わらないようで、七瀬はギャル達が『みんなに元気をわけてまわってる』という話を聞くと、まじかー、と目を見開いた。
「まじパネェですねぇ。うちも、皆さんを見習って人の役に立つことをしたいと思いますー」
「いーじゃんいーじゃん! ウチらでシマ制覇しよーよ」
「うぇーい! やるぜシマ制覇!」
「まじパネェですね、まじ」
シマ制覇! シマ制覇! と盛り上がってるギャル達に、改めて七瀬は感心して頷く。シマ制覇、いったい何なのか判らないが、考えるんじゃない、感じろ! というヤツだろう。まじパネェ。
盛り上がっていたギャル達が、あっ、と次のターゲットを見つける。少し離れた所にある公園――そこにあるベンチに腰掛けて何やら楽しげに話しているカップル(?)だ。
といっても残念ながら、2人はカップルではない――今のところは。それでも傍からは仲睦まじくも見える、
八神 修
と
七夜 あおい
は今日は朝から動物写真店に行ってきた、その帰りなのだった。
「すごい写真だったよね。生命の躍動が感じられると言うか……生きるっていう事を考えさせられたよ」
「ホントだね! それに赤ちゃんや仔猫の写真もたくさんあって、可愛かったよねー」
その興奮を噛み締めるように修が言えば、うんうんと頷きながらあおいもそう目を細める。だけではなく、来場記念に貰ったポストカードを取り出して、にこにこと見つめ始めた。
修もその横合いから覗き込む――なんだか優しげな顔をしている母猫と、その眼差しの先で兄弟姉妹で幼けなくじゃれ合っている5匹の仔猫。もちろん、どんな仔猫だって可愛らしいことには間違いないけれど、
「やっぱり、子供は沢山の方が賑やかでいいな」
「だね! とっても楽しそう」
「えー、カップルかと思ったらフーフ? まじウケるー」
「進んでるじゃーん!」
「ベイビーもう居る感じ? すっごー♪」
「まじかー、パネェ」
うんうんと頷きながら話していたら、不意に頭上からそんな声が降ってきた。――降ってきた?
きょと、とあおいと顔を見合わせてから、顔を上げればそこには数人のギャル(七瀬含む)。彼ら彼女らの視線は間違いなく修達に向けられていて、けれども唐突過ぎて何が何だか解らない。
もう1度、2人で顔を見合わせた。フーフ……夫婦? ベイビーって、つまりいわゆる赤ん坊の事……?
と、いうことは、
「ち……ッ、違います!?」
「やだー、照れてるー」
「真っ赤になってマジかわいいー」
「いえ、照れてるとかではなくて……本当に、俺と彼女はそういう関係じゃないんです」
ボンッ! と真っ赤になってぶんぶん首を振ったあおいに、キャラキャラ笑うギャルへと修も、努めて冷静に――だが内心では「今のところ」と注釈をつけつつ――説明する。修があおいを1人の女性として愛しているのは事実だし、あおいも異性として意識してくれてはいるが、ギャル達が誤解しているような夫婦関係どころか、恋人関係ですら今は、まだない。
どうやらこのギャル達は、ノリこそアゲアゲで自分の話したい事を話したいように話すものの、相手の話に耳を貸さないような人々ではないらしい。真っ赤になって否定するあおいと、冷静に説明する修の言葉を聞いて仲間内で顔を見合わせ「まじ?」「マジそ?」「まじかー」「マジよりのマジじゃん?」と頷き合った後――どういう話し合いでどういう結論になったのかは不明だ――そっかそっか、と修達に向き合った。
「つまり今はデートって事じゃん?」
「まじかー、イケイケじゃん♪」
「公園でデートとかヤバくない? セーシュンじゃん」
「アオハルじゃん! キメるしかないっしょ!」
「パネェ。このまま行っちゃいましょうよー」
どこに行くのか。何を決めるというのか。妙にワキワキと指が動いているのは、いったい何なのか。
とまれ、2人の仲を好意的に応援しているのだという事は伝わったので、修とあおいは顔を赤くしながらも礼を言う。否、礼を言うのが正しいのかももはや、よく解らないのだが。
そんな修とあおいの腕を、ガシッ、とギャル達が掴んだ。決して強制ではないその腕を、なぜだか振りほどくことが出来ず2人は、気付けば立ち上がっている――このギャル達、出来る。
えぇぇ、と戸惑う2人を、そうしてギャル達は「こっちこっち!」とどこかへ誘導し始めた。
「あっちにマジ良い店あっからー」
「雰囲気バッチシだしー」
「店長がまじイケギャルだしー、イケイケのテンアゲなんよー」
「まじパネェから行ってみ? ばっちりキマるっしょ!」
修とあおいの手を引きながら、そうしてワイワイとギャル達は歩き続ける。――ギャル達の快進撃は、まだ始まったばかりだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
蓮華・水無月
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2023年07月16日
参加申し込みの期限
2023年07月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2023年07月23日 11時00分
参加キャラクター一覧
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