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ギャルびより。うぇーい☆
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■ギャルカフェ、始動!
寝子島某所に、そのカフェはある。誰が呼んだかその名も『ギャルカフェ』、正式名称はちゃんと別にあるのだが、何しろ老若男女のギャルが集い、ギャルを求め、ギャルと共にテンションがちょーアガっているので、ギャルカフェが正式名称と言っても過言ではない――多分、店員も誰も正式名称を覚えてない。
「ねーねー、そこのチョーいけてるギャルさぁ、ちょっとうちの店で働かない? マジイケじゃん?」
そんなセリフで半ば強引に
城山 水樹
を店内に引きずり込んだ、店長ももちろんその1人である。働くって、と大いに戸惑いながらオウム返しした水樹に、パチンと大きなウィンクで「だーかーらー、うちらのギャルカフェに決まってんじゃん!」と当たり前の顔で告げた辺り、確実に店名は覚えていない。
否、その前にそもそも、
(ギャルカフェとか何とか、今初めて聞いたんだけど……?)
内心で大いに困惑しながら、連れ込まれた店内を見回す水樹である。大学最後の冬休み、かつ年末進行中のモデル業の中にぽつんと在った貴重な1日オフの今日、古着屋で何か良いものがないか探しに行こうと歩いていたら、顔を合わせるや否や前述のセリフと共に引っ張って来られただけなのだ。
ギャルカフェ、と改めてその言葉を口中で繰り返す。なるほど確かに、見れば店内で接客をしているのも、奥でフード類の用意をしているのも、何なら座席に居るのも大半がギャルだ。
いやでもここで働けってどういうこと? 困惑が深まる水樹の手を、店長がぐいと引っ張ってロッカールームに連れて行く。
「……って、まだ働くとも何とも言ってな……」
「もー、イケてる顔してんだから絶対アンタ、てっぺん取れるギャルになるって! アタシがマジイケのギャルにしたげるしー」
「って、ちょっと待って、ホント待って、メイクはさすがに自分でするから!」
少し前に流行っていたような、いわゆるコテコテのギャルメイクな店長にメイク道具を持って迫って来るのに、水樹は咄嗟に本気の危機感を覚えてぶんぶん首を振った。「えー、マジー? じゃあここのメイク全部好きに使っていいしー」とニッコニコで返されてから、しまった、と――間接的に働くことを了承してしまったと気付いたが、後の祭りだ。
だって仕方ないじゃないと、水樹はちらりと店長のメイクを見て独り言ちる。コスメブランドの専属もしている水樹はメイクの目も肥えていて、そんな水樹の眼から見て店長のギャルメイクはちょっと古い――ギャル風に言えばイケてない。
ゆえに並べられたメイクにざっと視線を走らせ、使えそうなコスメをピックアップする。今日のメイクはオフの目立たないテイストだから、それを目鼻立ちをぱっちりさせつつ、イマドキのギャル風にキレイめメイクへ――色合いは華やかに、目尻に入れたアイラインまで全体のバランスを見て。
もちろん衣装選びも、放っておけばどんな物を着せられるか判らないから、自分で選ぶ。用意されてる制服(と言う名のギャル衣装)と、今身につけている服も併せてこちらも今風に――そして何より、自分が『あの』
城山 水樹
だとバレないように。
結果的に、自分が普段やる装いとはずいぶんと離れたスタイルになってしまったが、こんなもんかな、と覗き込んだ鏡の中の自分は「ちょーテンション上がるじゃん!」とでも言わんばかりの、アゲアゲギャルだった。そのせいか、水樹の気分までなんだかアゲアゲになって来た、ような気がする。
えー! とロッカールームの入り口から、所用で席を外していた店長の歓喜の声が響いた。
「スゲー! マジイケてるじゃん、ちょーギャル! ちょーちょーちょーテンション上がるー!」
「ありが……サンキュ。これでもモデルやってるしー」
「えっ、ちょーマジ? マジよりのマジ? マジかー、デルモかー! スゲー!!」
装いに合わせて口調もギャル風に変えてみれば、店長のテンションもブチアゲである。その声はフロアにも思い切り響いていて、だがもちろんギャルカフェに集う猛者はその声に、不安を感じるどころか一緒にテンションブチアゲだ。
そんなフロアの中で
巫部 紫苑
も、雰囲気にしっかり飲まれて小躍りする。
「スゲー! なんですね! うぇーい♪」
「うぇーい、デルモー♪」
「デルモー♪」
そんな紫苑と一緒にお客さんも、雰囲気トークで盛り上がってくれているが、双方、事態はもちろん自分が何を言っているのかも、実のところよく解ってはいない。解ってはいないが、とにかく楽しければそれでテンアゲでいーじゃん♪ という気持ち。
ゆえに「うぇーい♪」と互いにピースした手の平を上に向けてギャルピースしながら、これがギャルってやつなんですねー、とにこにこする紫苑である。街中で出会ったギャル達と共に、よく解らないまま楽しげな雰囲気に惹かれてギャルカフェまでやって来たけれど、結果、大正解だ。
(店長さんにお願いされて、店員として働くことになっちゃったときは驚きましたけど)
いつもの紫苑ならぺこりと頭を下げてお断りしたかもしれないが、今日はなんだか楽しそうなギャルの皆さんと、一緒にテンアゲでアゲていきたいな、と思って。ゆえに紫苑はフロアを楽しげに動き回っては、フードを運んだり、時にお客さんの話を聞いたりする。
ギャルとしての経験を積んで、街中で見たギャル達みたいに皆さんを元気に出来るように――紫苑の目標は高い(多分)。
「――まあまあ、どうなさったんですかぁ?」
そうしてフロアを見回した紫苑's eyeに、ピコーンとテンサゲな顔をした客の顔が目に入って、すすす、と彼女はそのテーブルまで歩み寄った。あ、と暗い顔を上げた客が、覗き込んできた紫苑とその豊かな胸元――カフェで借りたギャル風制服は胸元が少々キツめだったので、おおらかにオープンされている――にぎょっと顔を赤くする。
まぁ、と紫苑は頬に手を当てて、おっとりと首を傾げた。
「お熱でもあるんですぅ?」
「いやっ、ちが、そうじゃなくて、胸、ちがっ、えっと」
ずずい、とさらに近寄った紫苑にわたわたと赤くなる客に、ますますきょとんと首を傾げる紫苑である。どうやら元気そうなので、体調は心配なさそうだけれど。
そうして改めて話を聞いたところによれば、どうやら彼は今日これから何か大事な約束があって――どうにも不安でうろうろと歩き回っているうちに、気付けば「ちょっとマジ暗すぎ! うちでちょーテンション上げていくっしょ!」とギャルカフェに連れ込まれていたのだという。ははぁ、と紫苑はその言葉に頷いた。
でしたら、この人を励まして元気にしてさし上げませんと。
「大丈夫ですよぉ、きっとうまくいきますから……美味しいもの食べて、テンションアゲアゲになりましょう♪ アゲアゲスペシャル、召し上がります?」
「アゲアゲスペシャル……?」
ゆえににっこりと奨めた紫苑に、奨められた客が大いに首を傾げてから、よく解らないけどじゃあ……と頷いた。なお、『アゲアゲスペシャル』とはギャルカフェの特別メニュー、数人のギャル達に囲まれて「アゲアゲ~」「ちょーアガってらっしゃい!」「テンアゲでいこーぜー」「うぇ~~~い♪」とギャルピースされながら食べる、フルーツもりもりプリン・ア・ラ・モードの事だと(紫苑と客が)知るのは、件のメニューが来てからの事である。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
蓮華・水無月
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2023年07月16日
参加申し込みの期限
2023年07月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2023年07月23日 11時00分
参加キャラクター一覧
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