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ハッピーバースデー! 12月☆
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美少年? いいえ悪い大人です。
12月9日。寝子高を卒業し、いまは鼯鼠美術大学(通称ムサ美)での大学生活を謳歌している
ロベルト・エメリヤノフ
は、大学の講義のあと寝子島に
美少年狩り
遊びにきていた。赤い髪。年齢より幼く見える容姿。美しい少年に対する並みならぬ情熱。ロベルトは変わっていなかった。
ここにもう一人、一筋縄ではいかない来訪者がいた。
ヴェルト・レトランジェ
。星幽塔の民だ。金の髪をしたヴェルトは437歳だが、見た目は13歳ほどの少年で、一言でいうとロベルトの好みだった。
寝子ヶ浜のあたりを散策していたロベルトは、ヴェルトを見かけ、速攻ロックオンした。
(……あれは美少年!? 観光客かな?)
一方、ヴェルトのほうもロベルトに気づく。
(おや? Alnilamの人形師くんじゃないか)
ロベルトは、星幽塔第一階層サジタリオ城下町で
暁星工房『Alnilam』
という工房兼人形屋を開いており、そこで球体関節人形の制作をしている。ヴェルトはそれで、ロベルトのことを知っていたのだ。
そのことを知らぬロベルトが声をかけてきた。
「君……観光かな? 寝子島がはじめてなら案内するよ」
ロベルトは下心なんてありませんといった笑顔を浮かべている。頭の中はこんな感じだ。
(不純交友はアウトだ……けど……健全ならセーフだよね!? あ~可愛い)
一方、ヴェルトはヴェルトで、悪戯心を起こす。
(……ふむ。観光客だと思われているね。少し揶揄うとしよう)
作った子ども口調でヴェルトはロベルトと同じような笑顔を浮かべる。
「わあ、嬉しい。お兄さん、案内してくれますか? 僕、あそこに行ってみたくて」
ヴェルトが指差したのは、鈴島の上空にうっすらと浮かぶ星幽塔だ。
誰にでも見えるものじゃない。
けれど、星幽塔と縁を持ったことがある者なら、見ることは難しくない。
「星幽塔に興味あるんだ……いいね。早速行ってみよう!」
少し歩くが、オノコロ岬の先に、星幽塔と繋がる扉がある。
「はい!」
ヴェルトは素直そうに返事をする。ロベルトは彼の演技に騙されて、真剣な顔で人差し指を立てた。
「僕だからよかったけど知らない人についていっちゃいけないよ」
(自分を棚に上げてよく言う)
ヴェルトは内心で皮肉りながらも、表情は純真な少年を装って、はい、と頷く。
ロベルトは言う。
「実は僕、誕生日なんだ。君みたいな子とデート出来て幸せ」
「そうなんですね! おめでとうございます! そんな日にご一緒できて嬉しいです」
ヴェルトがロベルトの腕に腕を絡めると、ロベルトは照れくさそうに頬を染める。
……からかうのって、楽しい。
◇
そうしてふたりは星幽塔へと着いた。
第一階層、サジタリオ城下町の路地だ。
ホームたる星幽塔に戻ってきた途端、ヴェルトは子どもの演技を解き、ポケットから煙草を出して吸った。
「それで……何が目的だね? 人形師くん」
煙を吐き出し、ヴェルトはロベルトに詰問する。
「それとも、絵描きくんとお呼びした方がよろしいかな?」
「君、キャラ違う……というより僕のこと知ってるの……?」
「知っているとも。君は良くも悪くも目立つ。ちなみに僕は君の20倍以上年上だ」
好みのショタ少年が自分より遙かに年上と知って、ロベルトは無意識に丁寧語になる。
「目的って……ただいっしょに過ごしたかったと言いますか……誕生日は嘘ですけどハーフバースデーって文化があって……僕今日がその日なんですよ」
ロベルトの様子が思った以上に純朴なので、ヴェルトは、おや、と片眉を上げた。
「なるほど……たかりの口実だと思っていたがそういった文化があるのだね」
面白い。
「そういうことなら、行きつけに連れていってあげよう」
そうして連れていかれたのは、入口の分かりにくい、中は金色の壁のリッチなお店だった。
クッションの効いたソファが並び、着飾った男女が談笑している。
「ヴェルトさんここって……相当お高いお店では……」
「不満かね。君好みの美少年も多いはずだけれど」
ヴェルトが指を鳴らすと、セクシー美女と美少年のキャストがやってきて、それぞれヴェルトとロベルトにしなだれかかった。
「ヴェルトさん支払いは……」
「君は考えなくて良い」
そうなんだ、とロベルトは安堵した。キャストさんたちの様子から察するに、ヴェルトはこの店の常連のようだ。きっとハーフバースデー祝いに奢ってくれるのだろう。年上の人(それもうんと)がそう言っているのだから、楽しまなきゃ損だ!
「……と思った僕がバカでした!」
ロベルトはヴェルトを追って路地裏を走っていた。店の用心棒が追いかけてきている。
「まさか散々ツケを踏み倒している店だったなんて!」
ヴェルトときたらひどいのだ。ツケを含めて支払いを要求された途端に、「わかった。支払おう……彼がね」とロベルトを生贄に差し出そうとしたのだ。
「手持ちありませんよ」「奇遇だね。僕もだよ」「考えなくて良いって」「奢るとは言ってないね」といった応酬のあと、大脱走と相成ってしまったのである。
用心棒の怒号が迫ってくる。
「はっ、はっ……もう、走れない……!」
ロベルトのスピードが落ちた。ヴェルトは――振り返りもせずスピードを上げて逃走だ!
「ハハハ!! 知らない人にはついていかないことだ!」
「えええっ、う、うわーーー!!」
ロベルトは捕まった。
そして、金がないなら身体で払えと店に連れ戻された。
「そんな……身体で払えって……」と謎の色気放ちつつ期待したロベルトだったが、労働は健全な給仕だった。
「ロベルト、3番テーブル!」
「はーい、今行きます」
あくせく働きながら、ロベルトは思う。
(ヴェルトさん、あのあとどうしただろう……)
悪い大人のヴェルトがどうしたかというと――彼は、別の店で飲み直していた。
この店もツケが溜まっているが……まあなんとかなるだろう。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
NPC交流
オールジャンル
定員
20人
参加キャラクター数
18人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2023年06月15日
参加申し込みの期限
2023年06月22日 11時00分
アクション投稿の期限
2023年06月22日 11時00分
参加キャラクター一覧
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