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のんびりアルク
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【鳥たちの楽園の世界】
おどろきがいっぱいです。
桜井 ラッセル
は目を見開きました。
まずはアルクの白黒毛並みに。
「黒と白で半分って、すげえなーお前! かっけー!」
思わず抱き上げると、なおうとご満悦。ラッセルの笑みも深まります。
そして次のおどろきは、どうやらこの白黒猫には、不思議な力が備わっているらしいこと……あたりを見回して、その清涼に、神々しい光景にほう、とため息をつきました。スケッチに残したくなるような、素晴らしい景観に圧倒されてしまいます。
「どっかの世界遺産? でも、岩や島はさすがに浮かねえよな……地球じゃないのか? なあ、アルクっていうんだろ。お前が連れてきたのか?」
ふに? と気のない声をもらすアルクにはどうやら、世界から世界へと渡り歩く能力があるようなのです。
ラッセルが立っているのは、巨岩の上。緑がいっぱいに生い茂ってとっても綺麗、なのはいいとして、どこまでも真っ青な空の上、岩はふよふよと浮かんでいるのです。巨岩、島、大陸と呼べるくらいの大きさまで、大きさもさまざまな大地が宙を漂っているのです。
そして最後のおどろきが。
「うわ! すっげー数の鳥!」
樹齢何年? 何百年、何千年? てな大樹を生やした島から、おびただしい数の白い鳥たちが飛び立ちます。
ここはどうやら、鳥たちの楽園。天敵もおらず、食べ物や水や自然は豊富で、彼らは人生を、いえ鳥生を謳歌しているのです。
眼下に浮かぶ島の湖で水分補給をしていた渡り鳥が、南へ飛んでいきます。向こうの大きな岩には赤い木の実がいっぱいになっていて、小鳥たちが食べるのに夢中です。おや? あちらの鳥たちは、蔦で編んだロープを使って、丸い枝葉の巣を吊り下げ運んでいるようです。巣の中には雛たちがちいちい、ぴいぴいぴい!
しばらく、ほけ~っとその様子を眺めていたラッセルですけれど。
「……よし! 俺たちも行ってみようぜ。せっかくの機会だ。冒険しないなんて、もったいない!」
言うが早いか、ラッセルはろっこん発動! 世界最大級の猛禽類、オウギワシに変身すると、
(背中に乗れよ、アルク。大丈夫、怖くねえって!)
ぱちり、ウィンクでアイコンタクト。
アルクはおっかなびっくり、ワシの翼を前足でしばしちょいちょいっとつっついた後、恐る恐るにその背中へ乗っかりました。
(しっかりつかまってろよ!)
ぶわわっ! 旋風を巻き起こしながら飛び上がると、ラッセルは深く鮮やかなブルーの中を滑空します。空に太陽は三つ。きらきらまぶしい輝きにラッセルは目を細め、風が気持ち良いのかアルクはなおうとご機嫌に鳴きました。
いくつかの岩や大地を渡り歩いて、ラッセルとアルクが降り立ったのは円形の大地に無数の蔦を垂らし、いくつもの滝が流れ落ちる、清々しく美しい島でした。生い茂る森の樹々。それらよりひとまわりふたまわりも大きい四本の大樹が四方を囲み、青々とした葉が風に揺れ、極彩色の瑞々しい実がそこに住まう鳥たちを潤しています。
「よっ、と」
人の姿へ戻り、島の中央に開けた岩場の丘へと立ったラッセル。
「うおっ、でかい!? お、お邪魔しマス」
岩場の盛り上がったところには木々の枝を集めて作った巣があり、覆いかぶさるように鎮座しているのは、ちょっとした山くらいもありそうな大きな大きな、白い鳥でした。頭には蔓と枝の冠のようなものをかぶっていて、鳥たちの王さま、といった風情です。
よくよく見るとふかふかの羽毛の下、巣の中には卵がいくつか横たわっています。鳥の女王さま、でしょうか?
「子育て中かい? 騒がせちまってゴメンな」
恐縮するラッセルですけれど、白い鳥は気にするそぶりもありません。それどころか、樹々の枝になっている赤い実青い実、緑の実に桃色の実を優美な曲線を描くくちばしでもぎとり、ラッセルの目の前へと落としてくれました。
「え、食べていいのか? サンキュー! アルク、ありがたくいただこうぜ」
ふにゃ~ん。
ふたり(ひとりといっぴき)してしゃくっとかぶりついてみますと。
「あ、甘い! 美味い!」
濃厚な甘みがじゅわっとこぼれて、後味すっきり。これは絶品!
と。ぱきぱき、ぱきん。なにかが割れるような音がして、
「これは……もしかして、卵が孵るのか?」
ぱきり、ぱきぱき。ぱかん!
「う、産まれたー!!」
ぴぴぴい、ちちいと元気よく鳴き始めた雛たちは、雛と言っても規格外! ラッセルよりも大きくて、近づいたら餌と間違えられてぱくりと食べられてしまいそう。できれば、ふわふわを撫でさせてもらいたいところですけれど。
忙しく子育てを始めた鳥の女王さまに、ラッセルはアルクへしーっと指を立て、後ずさり。
「邪魔しちゃ悪い。そろそろ行こうぜ。冒険の続きだ」
再びオオワシへ変身すると、今度は勝手知ったるとばかり背に飛び乗ったアルクを乗せ、ふわりと飛び立ちます。
(元気に育てよな!)
どこまでも響く雛たちの産声に乗り、次なる島へ。
(おっ?)
大きな岩の上に人影を見つけて、ゆるやかに着陸すると、オオワシから人の姿へ。
「なんだ。あんたも飛ばされちまったクチか」
「ははは、そうなんだよ。悪いけど、乗せていっちゃくれないか?」
軽い口調、朗らかな二十歳くらいのお兄さんは、コンバットブーツの付喪神、
漫 歩
でした。
旅の道連れは多いほうが楽しそう。それにアルクもにゃにゃあと同意しております、たぶん。
「ああ、いいよ。いっしょに行こうぜ!」
「おっ、話せるじゃん。サンキュー! で、いったいここはドコなんだ?」
アルクと、靴の姿になった歩を背に乗せて、ラッセルはみたび青空へ。飛び立つ鳥たちとともに、大冒険はまだまだ続きそうです。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
SF・ファンタジー
オールジャンル
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2023年06月11日
参加申し込みの期限
2023年06月18日 11時00分
アクション投稿の期限
2023年06月18日 11時00分
参加キャラクター一覧
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