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のんびりアルク
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【策謀うずまくエージェントの世界】
「しっ! 音を立てないようにね」
「う、うん。気をつける……!」
闇夜に潜むふたつの影。と、ひとつの小さな影。
にゃあ~ん。
「こ、こらアルク。声を出しちゃダメだよ。バレちゃうから……」
「いたぞ! 捕まえろー!!」
「!!!?」
こんな時は、逃げるが勝ち!
と、いうわけで。
「な、なんとか撒いたかな……危なかった」
「あはは、でもスリルがあって楽しいかも! スパイもいいもんだ☆」
ニャントット王国のエージェント、
鴻上 彰尋
と
七夜 あおい
はナビゲーター猫の白黒アルクを連れて、潜入捜査中でありました。にゃお~ん。
あおいといっしょにぱちりと茜色、飛ばされた先はふたつの大国が冷戦を繰り広げる世界。見事な変装能力(てゆーかろっこん)を認められた彰尋は、秘密組織のスパイとしてあっさり採用! あおい、アルクをともない敵国へさし向けられることとなったのです。
目指すはワンダール帝国の中枢に隠されているという、秘密兵器に関する機密文書。これを奪取し、ニャントットへ持ち帰るのが彰尋たちの任務です。
「なにか、意味があると思うんだ」
闇の中を疾走しながら、彰尋はパートナーたるあおいへ小さく言いました。
「アルクが連れてきてくれる世界で、俺たちにはやるべきことがあったり、謎を解く必要があったりしたんだ。この世界でも、なにか俺たちに課せられた役割があるのかもしれない」
「ふぅん。それが、機密文書を手に入れることなのかな?」
今はあおいの腕に収まっているアルクはそしらぬ顔、ふにゃん。いつだって彼は気ままの気まぐれ、振り回されるのは旅に巻き込まれた面々なのです。まあ、異世界の冒険は貴重な体験がいっぱいで、それも悪くはありませんでしたけれど。
「おっと……あそこが入り口かな」
美しい街並みの夜景を飛翔して伸びるジップライン。月を背負ってしゅばーっと滑走し、静かに到着した扉の前には警備員の姿が。
「ど、どうしよ?」
「大丈夫。俺にまかせて」
ここは演技が必要な場面。となれば、彰尋のろっこんの出番です。台本を取り出して、
(……演技開始)
「! おいお前、どこから来た!? 何者だ!?」
「『大丈夫だ、そう警戒するなよ。ワンダール秘密機関からの特命でな。通してもらうよ』」
「あ、ああ。秘密機関の……そうか、そういうことなら」
彰尋のろっこんは、セリフを続ける限り、相手に自身を別人と信じ込ませることができます。
「『今夜もニャントットのスパイを警戒とは、大変だな』」
「ああ、そっちも特別任務ご苦労さん。部長によろしくな」
「……ええと。部長?」
「ん? 秘密情報部長だよ」
「あ、『ああ、もちろんだ。よろしく伝えておくよ』」
なんとか偽の身分を信じ込ませて、扉を通り抜けます。アルクを抱いたあおいも同行者として彰尋の後に続いて、
「……って、お前、そりゃ猫じゃないか!? さては、ニャントットのスパイだな!!」
「ええ!?」
なんと、猫を連れてたらスパイ!? さすがにそこまでは気が回りませんで。見張りの男は胸元から拳銃を取り出し、大ピンチ! うにゃ~ん!
「い、いやあーーー!!」
彰尋が身構えたところで、どごん! とっさに繰り出したあおいのキックが男の○×△(蹴られるとかわいそうなところ)にクリーンヒットし、う~んっと目を回して倒れてしまいました。
「うわあ、思わず蹴っちゃった! だ、大丈夫かなこの人!?」
「ええと……ナイスキック。しばらくは動けないだろうけど、多分大丈夫だよ」
彰尋は心の中で合掌し、あらためて扉をくぐりました。
秘密のアジトへ深く潜入していきます。
なるべく敵との接触は避け、どうしても避けがたい相手には、秘密組織から授かったスパイガジェットが大活躍! テーザーガンで痺れさせて無力化させたり、催眠剤入りの香水をぷしゅっとやって眠らせたり。
「彰尋くん、今だよ!」
「ああ!」
腕時計のボタンをカチッと押すと飛び出す針で、催眠状態にして操ったり。
「ふふ。私たち、もう一人前のスパイだね!」
「うん。良いチームなんじゃないかな」
「だよね~♪」
にゃおう!
ふと、アルクが床へ降り立ち、てくてくと軽やかに歩き始めました。
「アルク?」
な~ん。まるで、ついてこいと言っているかのようです。
やがてたどりついたのは、ずももももんっといかにもナンカアリソーってカンジの、いかめしい扉に閉じられたお部屋でした。
かちゃりと開いてみますと、デスクの上に広げられた資料が彰尋の目を惹きました。
「……! そうか。これを手に入れるのが、俺たちの役割だったんだね」
「なに、これ? 武器?」
「ローシルティウム兵器……こんなものを世に出させちゃいけない。誰にも使わせてはいけないんだ」
「でも、どうするの? これを持って帰るのが任務だよね」
「うん。大丈夫。そろそろだから」
資料をひとまとめにしたところで、彰尋はアルクを振り返ります。ふにゃん?
瞬間、ぱちぱち、ぱちん。茜色の光が瞬いて、目の前が明るく染まりました。
寝子島へ戻ると、彰尋は持ち帰った資料をシュレッダーにかけて裁断し、燃やしてしまいました。これでニャントット王国もワンダール帝国も、非道な兵器を用いて泥沼の戦況へ陥ることもないでしょう。
「あの世界がいつか、平和になるといいね」
「そうだね……」
戦争はありましたけれど、あおいの屈託ない笑顔を曇らせるような、重苦しい世界でなくて良かった。いっしょに冒険できて、楽しかった。
小旅行を催してくれたアルクに、彰尋は感謝の猫缶をプレゼント。はぐはぐはぐっと平らげて、ご満悦の白黒猫はごろんとひっくり返り、すぴすぴお昼寝。おなかがぽよん、ちょっぴり太った……かも?
ふたりは顔を見あわせてぷすっと噴き出し、笑い声は平和な寝子島へと響きました。
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あとがき
担当マスター:
墨谷幽
ファンレターはマスターページから!
墨谷幽です。『のんびりアルク』、リアクションをお届けいたします。
アルクシリーズはありがたいことにご好評をいただき、墨谷としても非常に手ごたえあって、思い入れの深いお話でした。
完結後もぽつぽつとアルクは登場したり、アクションで絡んでいただくこともあって、とっても嬉しく思っております。感謝です!
今回は久しぶりのアルクのお話でしたけれど、いっしょに旅の思い出を作ってくださったみなさまも、初めてアルクと出会ったみなさまも、どちらもお楽しみいただけましたら幸いです。
それでは、今回もご参加いただきましてありがとうございました~。
また次のシナリオでお会いできますことを、心よりお待ちしております。
お疲れさまでしたー!
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
SF・ファンタジー
オールジャンル
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2023年06月11日
参加申し込みの期限
2023年06月18日 11時00分
アクション投稿の期限
2023年06月18日 11時00分
参加キャラクター一覧
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