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のんびりアルク
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【耳としっぽの世界】
「不思議なねこくんですねぇ。にゃーにゃー、こんにちは?」
おでこのあたり、白黒毛並みの境目あたりをくりくりしてやると、くすぐったそうにみぃと鳴きました。
いつもの散歩中、
倉前 七瀬
は彼を見かけて駆け寄りました。白と黒でマップタツな変わった毛並みのヘンな猫。名前はアルクというようです……首輪の謎の文字は読めませんでしたけれど、なぜだか、なんとな~く、分かりました。
「ふむん。君はアルクって言うんですね。覚えましたよー」
なあ、にゃおう。ふにゃん! 七瀬の撫でっぷりが心地良かったのか、アルクはもっと撫でてとばかり額をすり寄せます。七瀬も気をよくして、くりくりくりくり。
「なにやってるんだいこんなとこで」
「あ。ウォルターさん!」
肩越しにひょいと覗き込んだのは、
ウォルター・B
。こちらもお散歩の途中だそうでして。
「今、この子とお話しとったとですよ。アルクって言うそうで……あれ?」
と、その時。ぱちぱち、ぱちんと弾けた、茜色の光。
「あれれ?」
ぱあっと目の前がまぶしくなり、光が晴れた時にはもう、別世界!
つまりアルクにはそんな特別な能力があるのだと気づいた時には、周囲の風景は一変しておりました。
「あらら。なんだか妙なところに来ちゃったみたいだねぇ」
のんきに言ったウォルターがぐるりとあたりを見回して……そんな彼を眺めた七瀬が、異変に気付きます。
「……ウォルターさん。耳、生えてましたっけ……?」
「ええ? そりゃあ耳はあるけど」
「いえそうではなくて……頭の上のです」
ぴょこん。ウォルターの頭には、猫耳? が生えて、ぴこぴこ揺れておりました。
「おや、本当だ。ていうか、倉前の頭にだって生えてるじゃない?」
「ええ?」
ぴょこん! 七瀬の頭にも猫耳、だけでなく、腰にはふりふりとしっぽまで生えているではありませんか。
おたがいの耳しっぽをふにふに、ひととおり確かめてから、
「これはいったい……?」
「まあ、なんか、ほら。そういう世界なんじゃない?」
ウォルターが指さしたところに、てくてくてくてく。歩いてくるのは……犬? 猫? はたまた兎? トラ? ライオン……? 見たこともないけどともかくもっふもふ、ふっさふさの動物でした。
うなあ~~~と大あくびなアルクを見るに、どうやら危険な相手ではない様子。まあ、白黒猫ののんびりに過ぎる可能性はなきにしもあらずですけれど。
「へえ、なんだか可愛いねぇ」
「ですねー。まあ、ウォルターさんも可愛いですけど」
「君の耳としっぽもね」
くすり、笑い合ったら、謎の動物へ駆け寄ります。なんと呼んだものか……大きさは牛ほどもあって、毛が長くてふわふわで、撫でてみると滑らかな感触がくせになりそう。渦を巻いて伸びる角はつやつやとラメをまぶしたようにきらめいて、とっても綺麗。ふたりを見つめ返す、澄んだ瞳も愛らしい!
「わ。群れだったんですね」
気が付くと仲間がたくさん、ふたりを取り囲んでおりました。どうにも人懐っこくて、すりすりと寄ってきては挨拶のつもりか、頭を擦りつけていきます。
「これは、モテモテだねぇ」
しばしもみくちゃにされながらも、癒されました。
どこまでも広がる草原は青々として、イイ香りがふたりの鼻をくすぐります。先ほどの動物のみならず、そこには犬っぽいけど猫っぽかったり、兎っぽいけどトラっぽくてライオンっぽくもあったり、よく分からない動物たちがたくさんいて、それぞれにのびのびと暮らしておりました。
あんまり気持ちがいいもので、アルクなどはごろ~んと寝ころんで、すよすよ寝息を立てております。
「こんなに素敵なところに連れてきてくれて、ありがとうございます。アルク」
白黒のお腹をなでなでなで。
ウォルターもう~んっと伸びをして、
「いやぁ、たまにはこう、なにもないところでなにもせず、のんびりと過ごすのもいいもんだねぇ」
「お疲れでしたか? ウォルターさん」
「ま、先生やるのもなかなか大変だよぉ。なんていうのは、君だから言うんだけどね」
あまり人に弱みを見せるタイプではない彼が、ふとこんなふうに本音をこぼしてくれるのを、七瀬は嬉しく思います。駆け引きに長けた彼が掛け値なしの信頼を寄せてくれることに、胸が熱くなります。
嬉しいついでに、ちょっと頼んでみることにしました。
「あのう。ウォルターさん?」
「ん? なんだい」
「撫でても……よかですか。その、ウォルターさんのしっぽを。ああでも、あまりべたべたと触るのは失礼ですよね。ほんの少しだけ……」
「いいよぉ、じゃあ僕は倉前のしっぽを撫でさせてもらおうかぁ」
「えっ」
なーでなでなでなでなでなでなでなでなでなでなでなでなでなでなでなで!
「ははは、倉前のしっぽはふかふかだねぇ」
「ほわわわわわぁ」
ドトウのナデナデ攻勢に、思わず腰が抜けた七瀬でありました。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
SF・ファンタジー
オールジャンル
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2023年06月11日
参加申し込みの期限
2023年06月18日 11時00分
アクション投稿の期限
2023年06月18日 11時00分
参加キャラクター一覧
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