this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
Junoの花嫁
<< もどる
1
…
10
11
12
13
14
…
17
つぎへ >>
【ライラックの花言葉】
レティシア・ル・テリエ
に誘われて、
浮舟 久雨
は教会に来ていた。
「親戚のおばさまに頼まれたのですけど……、一緒に行きません、か……?」
そんなふうにレティシアに声をかけられて、久雨は、おそらく彼女は異性を誘うことにためらいがあったのだろうと考えた。
ウェディングというからには、新郎の役目を果たす者が必要に違いない。
久雨は重々しくうなずいた。
「心得た。私に出来る事など限られているが、精一杯務めよう」
支度に時間がかかるとふんだレティシアは、教会には早めに行って、午前中にゆっくりと着付けを行い、午後に撮影をしようと提案した。
案の定、オーソドックスなものから斬新なデザインまでとりそろえた衣装室で、レティシアは悩みに悩んだ。
「どうしましょう……。あれもこれも、どれも素敵です」
いくつも手にとってみたけれど、やはりレースの魅力にはあらがえない。
レティシアは、チュールレースがたっぷりあしらわれた、プリンセスラインのドレスを選んだ。
ところどころにライラックの花がちりばめられているところが、花の妖精のようで気に入ったのだ。
「髪飾りも、このライラックの花々がちりばめられているものにしてください」
メイクさんにもお願いし、お化粧のほかに、髪の飾り付けもドレスに合わせてやってもらった。
「わぁ、かわいい! ありがとうございます!」
一方、久雨の着付けとメイクは、
旅鴉 月詠
が担当していた。
「よろしく頼む。タキシードのサイズが合わんようなら、サラシを使おうと思う」
「いや、サラシを使う必要はないよ。中に着るものを工夫すれば大丈夫。そのへんの調整は任せてほしい」
「そうか。それと……、デザインはあまりくわしくないんだ。似合いそうな服を見繕ってくれないか」
「了解。パートナーの衣装とのバランスを考えて選ぼう」
「頼もしいな。助かる」
「うちのメイドたちのおかげもあって、こういうことには慣れているんだ。任せてくれたまえ」
レティシアのドレスに合わせて、久雨のタキシードの胸元は、ライラックのブートニアが飾られた。
「ふむ、完璧だ」
思えば、男装を始めたころにはこのように完璧に仕上げていたなと、久雨は懐かしく思う。
が、すぐに今はそんなことを振り返っている場合ではないと、気持ちを改めた。
「次はメイクルームに移動しよう」
着付けがすむと、月詠がメイクをほどこそうとするので、久雨は驚いた。
「化粧が必要だとは思えんのだが」
「男性モデルだって化粧は必要なのだよ。浮舟もしたまえ。さあ、座って。すぐにすむ」
「……そういうものか?」
月詠は最後に髪も整えた。
うなじのあたりで髪留めを止めると、完成だ。
「ありがとう。世話になった」
それぞれ支度を終えて対面を果たすと、なぜかレティシアがぽかんと口を開けて久雨を見た。
「ほう。美しいな、レティシア。……ん、どうした?」
「浮舟さん、その格好は……。どうしてタキシードを着ているんですか……?」
「なぜ驚いているんだ?」
「私、一緒にウェディングドレスを着るものだと思ってましたのに……」
「わ、私にもドレスを着せるつもりで誘っていたのか!?」
こころなしかしょんぼりとしてうなだれるレティシアに、久雨は謝った。
「むぅ……、それは何というか、いやそのっ、ドレスは着れない、のだが……。すまない」
「……いいえ、ドレス姿の浮舟さんも見たかったな、とは思いますが、タキシード、とってもお似合いです」
「そうか……。せめて、エスコートは私がしっかりとつとめよう。さあ、レティシア、手を」
差し出された手を、レティシアはそっとつかんだ。
「ありがとうございます。お願いしますね」
久雨は完璧な対応をこころがけ、レティシアに恥をかかせることのないよう、凛々しく堂々と振る舞った。
気遣いに満ちた眼差しを向けられて、レティシアは自然な笑顔をカメラに向けることができた。
「ドレスやタキシードも素敵ですけど、なによりも浮舟さんが素敵ですね」
「何を言う。幸せそうな花嫁の笑顔が一番だろう」
「私、浮舟さんと一緒に撮影ができて、嬉しいです」
撮影を終えた二人に、修が取材がてら話しかけた。
「まさにライラックの花言葉が似合う、いい撮影だった」
「花言葉?」
訊ねる久雨に、修は答えた。
「ライラックの花言葉は、『友情』なんだよ」
<< もどる
1
…
10
11
12
13
14
…
17
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
Junoの花嫁
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
瀬野 とうこ
深城和哉
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
恋愛
オールジャンル
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年11月17日
参加申し込みの期限
2013年11月24日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年11月24日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!