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【クリスマス☆red】哀歓の激情
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教会では粛々とミサが行われているかもしれない時に、神社はどんちゃんと太鼓や鈴の音が軽快に響き渡る。
和楽器で演奏されたクリスマスソングに、カラフルな電飾に彩られた境内。正月には巫女のアルバイトを経験した
森篠 琳子
も、その時とは違う賑やかさに目を瞬かせ――その傍らでは、神妙な面持ちをした
秋沢 覚
が、別の意味で琳子を驚かせていた。
「なんでもかんでも、ヒョットコソースかけたら『関西風』て……あれは広島のソースやろ」
大阪出身であるからか、ただ単に好物であるのか。覚は屋台が自信満々に掲げている売り文句を横目に、このたこ焼きがどうニセモノであるのか語り始めた。
生地に昆布だしを使うか鰹だしを使うか。食感がふわとろか、カリトロか。通ぶってる人が口にするのは大概こんな所だろうが、今回においては些末なことだ。
「確かに西のソースはフルーティやけど、ヒョットコはたこ焼きには甘すぎるわ」
食の好みは把握しておきたいな、と思って耳を傾けた琳子は予想外の言葉にぽかんとする。
入っている具材が違うとか、そういった話なら気をつけようと思えるけれど、まさか市販品であろうソースに物申されるだなんて思ってもみなかった。
「そんなに違うんですか?」
「地域差や思たら面白いけども……例えばこっちで有名なパグソースはスパイシーやろ?」
わかりやすい違いを提示されて、琳子も覚の説明をようやく理解する。食わず嫌いはしないようだが、ここまで拘られてしまったら、冷蔵庫の中は常に数種類のソースが圧迫することになるだろうか。
(って……)
自然に考えてしまったけれど、どうして冷蔵庫の心配をしているのだろう。これでは、まるで手料理を振る舞うようになるのが当たり前と思っているかのようではないか。
「オーナメント! 見に行きませんかっ!」
照れくささを隠すように、琳子は少し大きめの声を出す。周囲が賑わっているからか、覚はそれを不自然とは思わなかったようで、たこ焼きを仲良く平らげるとオーナメントを探しに再び賑わいの中を歩き出した。
本人達に了承を得ず、隠し撮りをするような真似はよろしくないことを学んだ
御剣 刀
は、最終的に二人の機嫌を損ねず済んで心底安心していた。
嬉しさと恥ずかしさで動揺していた
小山内 海
も、思い出になるならと笑ってくれたし、
橘 千歳
も海が怒ってないからいいものの……と小言を挟んだけれど、データはきちんと共有するようになんて言い出した。
元々、刀だってこんな恥ずかしい写真を撮ろうと画策していたわけではない。
どこかに記念撮影をしてくれるようなスタッフがいればと思っていただけなのに、一体どうしてそんなことになったのか。あまりにイベントに浮かれすぎて、『これも記念だ』と疑うこと無く即決した過去の自分に思いとどまるよう助言したい気持ちでいっぱいだ。
でも、こうでもなければキスの写真なんて中々撮れるチャンスは無いわけだし、後々「若かったな」なんて三人で思い返すことができる写真になったのは確かだろう。
「ま、まあ写真は私達だけの思い出ってことでいいけど……」
『動画は駅前に流れたね』
放送はリアルタイムなので、それを自分たちで見返すことが出来ない――と思っているのは、海と千歳だけ。
スタッフからスマホを受け取った際にカードを貰っていた刀は、こっそりとポケットを改めた。そこには確か番組紹介と、駅前のモニターが定点カメラで撮影している様子を配信しているURLが記載されている。
そう、駅前の放送こそ寝子島だけではあるが、
ネットに繋がるのであれば世界各地から中継を繰り返し見ることが出来るのだ!
さすがに、これが知れればデートどころではなくなってしまうかもしれない。
あくまで刀は気付かなかったことにして、プレゼント交換でもしようかと話題を切り替えた。
「俺からは、お揃いのブレスレットにしたんだ」
『おそろい!』
それも嬉しいけれど、刀と同じ発想であったことが嬉しい。
海は自分からのプレゼントを二人に渡すと、早く早くと急かすように揃えで買ったマフラーを付けて見せた。
「凄く暖かいわね。二人ともお揃いでくるなら、私もそうしたらよかったかしら」
千歳からは手袋が送られた。保温性もそうだが、海には可愛らしさだけでなくペンが握りやすいかという機能性も重視していて、刀には男性でも使いやすく、それでいて味気ない大人っぽさにならないよう色味に気を配った。
お互いに交換してきたプレゼントも増えてきた。きっとこれからも、その数は増えていくだろう。
「二人とも、ありがとう」
さっそく身につけた刀は、ゆるっとした笑みを浮かべる。ぎゅうっと両腕に刀と千歳の腕を捕まえた海も、満更でもなさそうな千歳も、みんなが笑顔だ。
ふふっと顔をつきあわせ、並んでイルミネーションを見上げる。
またどこかで『キスしてサンタさん』が賑やかしているのが聞こえてきて、三人は思い出すように苦笑した。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
浅野 悠希
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
NPC交流
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2023年07月30日
参加申し込みの期限
2023年08月06日 11時00分
アクション投稿の期限
2023年08月06日 11時00分
参加キャラクター一覧
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