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つぎに香蓮の足は、もう少し小さな部屋の前で止まった。
「初歩コースはスポーツとして始めたい、武術の心得がないなどカジュアルな門下生向け、とても優しめなコースです」
こちらはさきほどの部屋と比べると、ずっとおだやかな雰囲気である。思い思いのトレーニングウェアに身を包んだメンバーが、そろってヨガの訓練をしているのだった。太極拳の動きも取り入れているようで、ポーズとポーズの間も独特の流れがある。
「つまり無制限コースなら寛美さんも打ち放題、投げ放題。ここの子たちは皆手合わせしながら五感と痛みで覚えるタイプですから、教えるにも苦労はありません。初歩は本当の入門編ですので、教える側の手腕が肝心となるでしょう」
教える側? と言って寛美は気がついた。
いつの間にか着替えた志桜里が前に立ち、初歩コースのインストラクター役をつとめているのだった。
「はい、次は上体を反らし猫背を矯正する運動です。いいですか、背筋はこう。こう伸ばします」
志桜里の肉体は三日月みたいな弓なりになっていた。コンパスで引いたような美しい曲線だ。
「このポーズを三十秒つづけますよ。いーち、にー……」
「きついですぅ~」
最近入門した
絢美 清子
(あやみ・せいこ)という女性は、カウント五もいかぬうちに早くも音を上げていた。顔も苦しそうだ。それでも清子のポーズがそれなりにさまになっているのは、志桜里の指導がいいからだろうか。
二十八までカウントしたところで二十七に戻る、といったトリッキーなやりとりののち、「終了」と志桜里が宣言すると一同、深く深く息を吐いたのである。
「じゃあこれでストレッチは終わりです。あとはペアになって稽古を始めます。準備開始!」
パンと手を叩いて志桜里は宣言すると、立ち上がって寛美のもとにきた。長い髪を後頭部にまとめ、体にぴったりはりつくようなラッシュガードの五分袖、黒地に蛍光グリーンの鮮やかな色調だ。両肩はメッシュ加工で袖には滑り止め加工がされている。レギンスも同じ配色で、膝下の一部はやはりメッシュになっていた。胸元と腰に躍る『Who am I』の白抜き文字はブランド名か、それとも志桜里の生き方を象徴するメッセージか。長い髪はアップにして後頭部にまとめていた。
師範、ありがとうございましたと香蓮に頭をさげたのち、志桜里は寛美に問いかけた。
「一巡してみていかがでした?」
「良さそうなとこだな。気に入ったぜ」
詠寛美は裏表のない人物だと志桜里は知っている。気に入ったというのは本心だろう。
「そうおっしゃると思った」志桜里は眼を細めた。「どうです寛美さん? 小難しい話の後は体動かしましょっか」
そうして一言、ぽんと投げこむように付け加えた。
「試合形式でっ」
「いいのかい」寛美の口元に牙のような歯がのぞく。
場の空気がたちまち、圧縮されたようにぐにゃりと歪んだ。
志桜里の首筋にぞくぞくした感覚が走った。毛穴がひらいてく感じだ。
緊張と、期待とで。
悪くない。
「もうとっくにその気でしょうに」
寛美は笑って、自分の顔を撫で上げるような仕草をした。
「で、いつから?」
「あと少し指導したら、門下生を集めてエキシビションマッチを考えています。私と、寛美さんの」
「ずいぶん歓迎してくれんだな」
「歓迎できる相手へのウェルカムは惜しみません。願わくば、寛美さんも出し惜しみなきよう」
「そりゃねえぜ」
惜しもうたってできる相手じゃねーだろ、と言って寛美は首を左右に倒した。鈍い音が立つ。
嬉しいお言葉、と肉汁たっぷりのステーキを眺めるような目で志桜里は応じるのである。
そうだ、とここで気がついて問う。
「稽古着、持ってきてます?」
「体操着だけどな、今日体育の授業があったから。つってもたいして汗もかいてねーし大丈夫だろ」
「それは結構なことですね。あと……」
と言いかけて志桜里は面食らう。香蓮もだ。
「詠さん」香蓮が寛美をとめた。「更衣室はあちらですので」
寛美はこの場で服を脱ぎだしたのである。
「おっと、気がせいちまった。失礼しやした」
頭を下げてサーセンみたいなことを言い、寛美は香蓮の案内にしたがうのである。さすがに恥ずかしかったようで、去りゆく背はやや丸まっており足もつま先立ちになっていた。
見ちゃった――とはさすがに言わぬ志桜里である。でも心中でつぶやく。
寛美さんは、グレーのスポーツブラをご着用っ。
サイズはABといったところか。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
シナリオタイプ(らっポ)
プライベートシナリオSSS(600)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
NPC交流
定員
1人
参加キャラクター数
1人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2023年05月19日
参加申し込みの期限
2023年05月26日 11時00分
アクション投稿の期限
2023年05月26日 11時00分
参加キャラクター一覧
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