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ギャルが来た!!
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chapter.5 いたずらごころ
昌也と信彦は、ギャルたちとバーベキューを楽しんでいた。
いや、正確に言えば、ギャルたちに楽しんでもらえるよう、振る舞っていた。
ギャルたちはふたりのホストにチヤホヤされ、おいしいお肉も食べることが出来てすっかり上機嫌だ。彼女たちがラジカセで流す音楽も、そのテンションの高さを表すように大ボリュームで鳴っている。
どうにか、苦情が殺到する前に、この上機嫌のままギャルたちをどこかへ連れ出せないだろうか。昌也が考える。
しかし、そう簡単にことは運ばなかった。
「おっ、水着のお嬢さんたち発見!」
バーベキューをしている一同を姿を、少し離れたところから見つけたのは、
横嶋 下心
。彼はギャルたち同様、トランクスタイプの水着を着用、上は軽くパーカーを羽織っただけという季節感先取りの格好をしていた。
性欲の赴くままに海岸をうろついていた彼は、性欲の赴くままにギャルたちをめざとく発見したのだ。
下心は颯爽とバーベキューの輪に飛び込むと、キリッとした表情で声をかけた。
「お嬢さんたち、俺と一緒にいいことしませんか?」
ちなみにこの時の彼の視線は、ギャルたちの水着……というか水着で隠している肌に一直線だ。当然、昌也や信彦ら男性陣など視界にも入っていない。
「……え、なにこいつ」
「今ウチら、バーベキューで盛り上がってるんだけど」
「あ、でも待って、なんかよく見たらイケメンじゃね?」
ギャルたちが、下心の外見チェックに入った。かっこいい、かっこ悪いで言うなら、確かに彼はかっこいい。だが、そのかっこよさを遙かに上回るエロオーラが彼からは溢れていた。
ギャルたちの戸惑い、警戒はそれ故のものだ。
「ねえねえ、俺と一緒に遊ぼうよ」
下心は、審議中のギャルたちを意に介さず誘い続ける。その誘い方が、若干鬱陶しかった。ギャルたちは一瞬「あれ、こいつ空気読まない系じゃね?」と不信感を抱く。そして何より、下心は誘いの言葉をかけている間中ずっと、ギャルたちの胸を凝視していたのだ。
「つーかこいつ、さっきから胸ばっか見てね?」
その視線に、ギャルたちが気づかないわけがない。当然、彼女らは不機嫌な目線を下心に向ける。
「おめー胸ばっか見てんじゃねーよ!」
「変態! 遊ばねーよ! 家帰ってAV見ながらひとりで遊んでろ!」
「えー、ダメ? じゃあ仕方ないね」
ギャルたちに罵られると、意外なほど下心はあっさりと身をひいた。と思ったら、よりひどい方向へと進んでしまった。
「だったら、おっぱい揉ませてもらうだけで良いです!」
「良いです、じゃねーよ!」
「オッケー、って言うと思ったのかよ! ド変態野郎!」
「え、これもダメ? そんなつれないこと言わずに、良いじゃん!」
「良くねーよ!」
最低な誘い文句に、ギャルたちの罵詈雑言がぶつけられる。ちなみにその間も、下心の視線は水着の奥にロックオン状態だ。なんという胸への執念だろうか。ここまで来れば逆に見事である。
ただ、見事だからといってギャルたちが彼を受け入れるかというと、それはまた話が違ってくる。
「消えろよ! うぜーんだよ!」
「はい、きーえーろ! きーえーろ!」
ギャルたちの消えろコールが、下心に浴びせられた。しかしそんなことでは、彼はめげないのだ。
「またまた照れちゃって!」
「いいから消えろっつの!」
「あとウチらの胸ばっか見てんじゃねえよ!」
「おめーはツタタ屋でAVの陳列棚死ぬまで見てろ!」
汚い罵りの言葉と共に、下心はギャルたちに強制的に追い出されてしまった。
「わかったよ、じゃあ一旦ツタタ屋に行くけど、また来るからね! その時はおっぱい揉ませてよ!」
「揉ませねーよ!」
「つーかなんでまた来んだよ!」
「そしてツタタ屋には結局行くのかよ!」
罵りというかもうつっこみと化した彼女たちの言葉を背に、下心はひとまずその場を後にするのだった。
「マジありえないんだけど、何あいつ」
「ガチでキモいわー」
肉を食べながら愚痴るギャルたち。昌也と信彦は自分たちのせいではなかったのだが一応謝りつつ、再度ご機嫌取りに励んだ。
と、またもやそこに彼らのバーベキューパーティーを邪魔する者がやってきた。
それは、先ほど現れギャルたちにゴミを押しつけていった蛇那伊だった。
「うわ、さっきのゴミ押しつけ野郎!」
妙なあだ名をつけられても、蛇那伊はやはり先ほど同様、一切口を開かない。沈黙の肉体、パート2である。
蛇那伊は物言わぬまま強引に一同の輪に入り込むと、奥にあったラジカセを手に取った。
そして、停止のスイッチを押してしまった。
「おめー、何してんだよ!」
「ウチらの音楽、とめてんじゃねーよ!」
蛇那伊は先ほどのゴミ拾いもそうだったが、何度も彼女たちの邪魔をすることによって、彼女たちがこの場所で楽しめない状態になるよう持っていこうとしていた。
しかし、この時蛇那伊は昌也と信彦の存在、そしてその視線に気づく。明らかに彼らは、何かを訴えかけていた。
——ふうん。なるほど。何か策があるってわけね。そういうことなら、ひとまずお任せしちゃおうかしら?
蛇那伊は瞬時にそう判断すると、ギャルたちの非難を受け入れたフリをして、再度ラジカセのスイッチを入れた。爆音が、再び周りに鳴る。
「そうそう、わかればいいんだって、ガチで」
「あと、もう来んなようぜーから」
「うぜーし、油くせーから」
だが、このギャルたちの態度はさすがに目に余る。蛇那伊はそこで、あるイタズラをしかけることにした。
それは、ラジカセのスイッチ。再生を押した彼女だったが、ラジカセを戻す時、こっそりと録音スイッチも押して戻したのだ。
「ふふ、邪魔したわね」
短く一言だけ言い残し、蛇那伊はそのまま姿を消した。この後ラジカセが何を録音してくれるのか、少しだけ楽しみにして。
◇
的場 カンタ
は、海沿いの舗装されたコンクリートの上を走っていた。
体を動かすのが好きな彼は、ジョギングで爽やかな汗を流している。そんな彼の足が、ぴたと止まった。視線を浜辺に向ける。そこには、水着を着た女性3人とチャらそうな男性のコンビがいた。
時折寝子高生と思われる生徒がその集団に絡んでは、何か言い合って揉めている様子が見て取れる。
「ギャルがなんか揉めてる……? てか相手、ウチの生徒っぽいな……よーやるわ」
笑みを浮かべたカンタの足は、まだ止まったままだ。興味がまったくないわけではないが、関わり合いになるのも面倒な展開になりそうで気が進まない。
そんな気持ちが、足に表れているかのようだった。
「そうだなぁ……」
考えた末、カンタは加勢という名目のイタズラをすることにした。すっと片手を前に出し、バーベキューをしている方へと向ける。彼はそのまま強く念じると、網の上に乗っていた肉が僅かに動いた。
「このくらいの距離なら問題なく使えそうだな」
その言葉も彼の存在も、僅かに移動した肉にもギャルたち一行は気づかない。カンタはさっきよりも少し大きく口元を緩ませた。
念力。
至ってシンプルなそのろっこんは、手を触れずとも物体を動かすことが出来る。
「もうちょっと網の中心に……っと」
カンタはその念力を使って、網の上の霜降り肉をずずずと動かす。カンタが動かした場所、それはもっとも火力の強い場所だった。
「あーあ、心配だなぁ。肉汁とか油とか、跳ねたら危ないよなぁ。怖いなぁ。大丈夫かなぁ」
わざとらしく、カンタが言う。ギャルたちは昌也や信彦とのお喋りで、肉が移動したことに気づいていない様子だ。
カンタが次に目をつけたのは、この距離でも聞こえてくる爆音ラジカセである。
「てか、アレうるさいなぁ。スイッチ切っちゃおうか」
言うと、カンタは念力でラジカセのスイッチを動かそうとする。が。ここで問題が起きた。さすがにこの距離では、どのスイッチが停止ボタンなのかまでは分からなかったのだ。
「……めんどくせえ。もう捨ててしまえあんなもん!」
言うが早いか、カンタは念力でラジカセごと動かし、海辺へと放った。
さすがにそれには一同も気づいたのか、驚嘆の声がカンタの耳に届く。
「あれっ、なんでラジカセあんなとこに落ちてんの!? ありえなくね?」
「つーかヤバくね? 水に濡れたら壊れんじゃねーの、ガチで!」
ギャルたちの不安は的中した。急いで昌也が取りに走り、ラジカセを拾う。が、壊れかけのラジカセからは、何も音は聞こえない。
壊れかけというか、壊れていた。苛立って昌也から受け取ったラジカセを放り投げるギャル。が、さらに悲劇は連鎖していく。
「あれっ、なんかくさくね?」
「これ、焦げてる臭いじゃね?」
ギャルたちは異変に気づき、慌てて網の上を見た。そこには、見事真っ黒焦げになった高級霜降り肉があった。
「あーーーーっ! ウチらの肉!!」
ギャルの叫びが聞こえた。ホストふたりが肉の見張り番をしていれば、あるいは肉は無事で済んでいたかもしれない。
しかしタイミング的に昌也はちょうどラジカセ回収に向かっていた時であり、信彦も「麗しのレディたちの周りにゴミが散乱しているなんて悲しいじゃないか。俺が片付けるから、君たちはバーベキューを楽しんでいてくれ」と紳士になっていたばっかりに肉から目を離していた。
結果、残っていた高級お肉は台無しになり、ラジカセで音楽を鳴らすことは叶わなくなってしまったのである。
ちなみに当然だが、蛇那伊が仕掛けた録音トラップもおじゃんになっていた。さすがにそこまではカンタも把握していなかったのが不運である。
ただ、仮に知っていたとしてもカンタは「うるさいし」と言って水没させていたかもしれないが。
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担当ゲームマスター
萩栄一
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
動物・自然
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年11月11日
参加申し込みの期限
2013年11月18日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年11月18日 11時00分
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