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ギャルが来た!!
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chapter.4 上がったり、下がったり
一同が去った後のギャルたちは、またもやテンションを下げていた。
「何なのガチで。ゴミ押しつけられるわ周りでゴミ拾いされてうざいわ、ちょいちょいシカトされるわ」
「せっかくイケメン来たと思ったら、言葉通じねーし」
相変わらず自分たちのことは棚に上げて、不平不満を爆発させている。
どうにか気分を上げようと、バーベキューを再開する三人のギャル。しかし、既に残りの肉も少なく、いまいち網の上も盛り上がりに欠けている。
そんな微妙な雰囲気を吹き飛ばすかのような明るさで、彼女たちの前へと現れたのは
八城 昌也
であった。
「うぇ〜い♪ そこのお姉さんたち、何やってんすか?」
昌也はその外見通りのチャラさで、ギャルたちに絡んでいった。さすがはホスト部だ。
「うぇ〜い、うちらバーベキューやってんだけど、周り超ノリわりーの」
「つか、やっとまともな人来たんですけどみたいな」
出会って数秒で昌也のノリを迎合するギャルたち。チャラい者同士は、「うぇ〜い」と言い合えばもうダチなのだ。すごい魔法の言葉だ。
「お姉さんたち、水着ってなんか着ちゃってすごいっすね! 季節先取りすぎっすよ〜」
「えー、こんくらいフツーっしょ」
「むしろみんな遅くね? みたいな」
「マジっすか〜、どんだけマッハなんすか〜!」
馴染んでいる。完全に馴染んでいる。会話は、笑いと共に進んでいった。進むにつれ、ギャルたちのテンションも次第に上がっていく。
昌也の狙いは、正にそれだった。
海を汚すギャルたちを昌也は、放っておくわけにはいかないと思った。しかし、普通に注意したところで聞きはしないだろう。ならばと、ギャルたちをまず良い気持ちにさせてそれから話を進めようとしたのだ。
「いや〜お姉さんたち超ノリいいっすね〜! 今日出会えて最高に嬉しいっすよ〜」
「やべー、今うちら口説かれてね?」
「モテ期的な? ガチで?」
きゃっきゃとはしゃぐギャルたち。
自分の作戦が順調に運んでいると確信した昌也は、ギャルたちの笑いが増えてきたタイミングである提案を持ち出した。
「そうだ! 俺たちの出会いを祝して、これからカラオケとかどうっすか?」
「えー、カラオケ? どうする?」
ギャルが迷いを見せる。
もう一押しだ。昌也は思った。このまま海岸からギャルたちを連れ出せれば。しかし、その計画は空しくも崩れることとなる。
「あれ、ホスト部のヤツ?」
不意に、昌也の背後から声がかかった。振り向くと、そこに
丑都渡 紗姫
が立っていた。
「何してんの、てかさっきからうっせーダミ声聞こえてくんだけど」
紗姫は、ギャルたちに負けず劣らずのギャル口調で一同にそう告げる。何を隠そう。彼女もまた、れっきとしたギャルなのだ。
調子こいてるギャルがいる、という噂を耳にしここまで来た彼女だが、自分まで同じに思われてはたまったもんじゃない、と到着早々機嫌を悪くしていた。
「誰だよおめー」
「つーか何いきなり話しかけてきてんの、今うちらこのナンパ君と喋ってんですけどー」
紗姫に対して露骨に態度を変えるギャルたち。昌也はどうにかこの場を落ち着かせようと、慌てて間に入った。
「さ、紗姫先輩じゃないっすか〜!? どうしてここに?」
「なんかさー、海にうっせーギャルいるみたいなこと聞いてー。てかメチありえないんだけど。バカまる出しじゃん」
「あぁ!? 喧嘩売ってんのかブス!」
スズナの取り巻きが、声を荒げた。残念ながらどう見ても、紗姫の方が美形だが。ブスと口にするヤツは大抵、こんなもんである。
「紗姫先輩、ちょ、落ち着いてっ……!」
「は? あたし落ち着いてるんだけど。このかまちょオーラ出しまくってる熟ギャルじゃね、落ち着いてねーの」
「熟ギャルじゃねーし! つかウザくねこいつ!? ガキのくせにウチらに何タメ語使ってんの?」
「いい歳こいてガキみたいなことやってる方がマジ引きなんだけど」
紗姫とギャルたちの舌戦は、瞬く間にエスカレートしていった。
「あ、あわわ……」
昌也は左に右に視線をスライドさせながら、この状況を打開しようともがいてみた。
「いやあの紗姫先輩、今ちょうど俺、この子たちと出かけようとしてて……」
「え? 何あんた、こんなのタイプだったの? うーわ、引くわー。この熟ギャルにも引くけどあんたにも引くわー」
「引かないでくださいよ! 違うんですって、ちょ、聞いてくださいよ!」
昌也は嫌な汗をかきながら、紗姫に小声で話す。
「俺はこれ以上ここに迷惑かける前に、遊びに誘うって名目で退場してもらおうかなって。そうだ、先輩ももし良かったら協力」
「マジきっしょぉ。引くわー」
「聞いてました!? 先輩、俺の話聞いてました!?」
目を丸くして昌也は紗姫にすがりついた。そして、放置されちょいちょい悪口を叩かれてるギャルたちのテンションは、せっかく昌也が頑張って上げたのに、すっかり下がっていた。
「なんか、ウチらシカトされてんだけど」
「つかこのナンパ君とガキギャル、知り合いっぽくね?」
「ナンパ君、どっちか選びなよー、ウチらか、このガキギャルか」
「え? あ、そ、そうだね、ええっと……」
よもやの事態にすっかり昌也は気が動転してしまった。どっちを選んでも、バッドエンドしか見えない。
だが、思わぬ方向から救いの手は差し伸べられた。
「やあやあ、なんだか盛り上がっているじゃないか!」
明るい声色で彼らの会話に参加したのは、
八十八旗 信彦
だ。
「信彦くん!!」
ホスト部仲間である昌也が名を呼ぶと、信彦は手を振ってそれに答えた。
「やしろん、水くさいなあ、こんな素敵なレディたちと遊ぶなら、俺にも声をかけてくれよ?」
言うと、信彦はギャルたちに向かって大げさに一礼した後、こんなセリフを口にする。
「ご機嫌よう、せにょりーた。あんまりにも賑わってたから、つい声をかけてしまったよ。それにしても、びっくりするくらい美人揃いだね!」
ギャルたちは、新たなチャラ男の登場に最初は驚いたものの、美人と言われて悪い気はしなかったのか、少し笑顔を取り戻した。
「えーなに、ナンパ君の知り合い?」
「つかこのカラコン入れてるチャラ男君も、ナンパ君じゃね?」
「やばい、ウケるー。ふたりともナンパ君じゃん」
ギャルたちが少なくとも拒否を見せていないことを察すると、信彦は秘密兵器を差し出した。
「この素敵な集まりに、俺も混ぜてくれないかな? バーベキューにぴったりの、こんなものもあるよ!」
言って、ギャルたちの目の前に出てきたのは、いかにも高級そうな肉だった。
「やべー、これ超霜降ってね?」
「ガチで霜降っちゃってる系じゃね?」
高級肉の登場に、ギャルたちのテンションはさらに上がった。もちろん、ここまでくれば信彦を拒む理由などひとつもない。
「じゃーさ、いろいろ邪魔も入ったけど、バーベキュー第二弾、やっちゃう?」
「うぇ〜い!!」
スズナが声をかけると、アヤとサエ、そしてノリを合わせた昌也と信彦が手を高く突き上げる。
「あ、でも」
スズナが紗姫の方をちらりと見て言う。
「おめーの席ねーから。肉もやんねーし」
「はぁ? 肉とかいらねーし」
適当に返事しつつ、紗姫は「アレもホスト部のヤツくさいな。ホスト部ってみんな趣味わりーんじゃね?」なんて疑問を心の中で抱いていた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
萩栄一
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
動物・自然
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年11月11日
参加申し込みの期限
2013年11月18日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年11月18日 11時00分
参加キャラクター一覧
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