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またコン、DO!
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◆ようやく始まり
「またコン受付はこちらでございます。押さないで、係員の指示に従って並んでください」
係員のささやかな注意は、ざわめく人波にかき消された。
ここはシーサイドタウン駅前。
またコンの受付会場となっている。
宣伝の成果が出たのか、はたまた破格の参加費のお陰か。またコンは予想を上回る大盛況となる。
百名の定員を遥かに超えた応募数。その結果、抽選漏れしてしまう人が出てしまうなど嬉し悲しの誤算まであった。
「すごい人の数だな」
キャッチコピーとチラシに惹かれて参加を決めた
八神 修
は目を丸くした。
彼らとの新たな出会いにある種の興奮を覚えながらも、これでは知人に会っても気づかないかもしれないな。修はこっそり苦笑した。
と思った矢先。
「あ、」
修は
椿 美咲紀
と目があった。同じ新聞部の同級生だ。
「せっかくだから一緒に回ろ……」
どちらからともなくそう言うので、ふたりは顔を合わせて笑い合った。
「まずこいつを猫カフェで遊ばせてやってもいいか?」
ちょこんと黒猫が修の懐から顔を出した。
そんな人ごみの中であれば、同行者とはぐれてしまうことも当然のように起こった。
「あら? どちらに行ってしまわれたのかしら」
仕方なしに誘いに乗った
落神 れみ
だったが、当の自分を誘った本人とはぐれてしまい、どうしたものかとため息をついた。
なかなか改めて見る機会のない生まれ故郷を見て回るのは楽しみであったが、こんなイベントでひとりきりというのはなんとも心もとない。
しかし辺りを見渡しても目的の人物が見つかる気配はなかった。
(ああ、こんなことならお兄様とご一緒すればよかったのかしら)
大好きな兄の姿を思い浮かべながら、れみはシュンと肩を落とした。
「えっと、大丈夫かい?」
そんな彼女に穏やかな声が落ちてきた。よく落下物に出会うれみだったが、こんなに穏やかな出会いは久しくなかった。
「ええ、その」
はぐれてしまった旨を伝えると、声の主は、その声に見合った笑顔をれみに向けた。
「俺もはぐれちゃったんだ、よかったら見つかるまで一緒に回らない?」
男のやわらかいブロンドが風になびいて光を弾いた。
れみは一瞬見とれてしまったことを悟られないようにきゅっと口を結んで、無意識のうちに『はい』と告げてしまった。
「構いませんわ!」
「ありがとう。俺は
五十士 柊斗
。よろしくね」
視線をあちこち動かしているのは、なにもはぐれた人だけではない。
「んー?」
上穗木 千鶴
は約束をしたわけでもないがある人を探して、人垣の中へ。もちろん、その小さな体は埋もれている。
「参加、してないのかな……」
しかし彼女もまた、お目当ての人物を見つけることができないようだ。
そうしてうろうろとしている千鶴を見て、ナンパ師は笑顔で立ちふさがる。
「ねね、ドコ住み? 何歳? てか、ねこった―やってる?」
街コンって町おこしのコンテストかな? 君が参加するならぼくも参加してみようかな……。
そんな勘違いをしている千鶴からすれば、青天の霹靂。
なぜ住所や年を尋ねられているのか――もしかして子供扱いされているのかと思い、千鶴はむっと眉を顰めた。
「あん! ジョーダンよ。ジョーダン!」
胸元を大きく開き、そこから華やかなブラを覗かせた女は、千鶴のおでこを人差し指でツンとついた。
その指にも繊細なネイルアートが施されているのを見て、千鶴は戸惑いをかくせない。
「あれ、驚かせちゃってごめんねー? 一緒に回りたいなーって言いたかっただけなの」
首をかしげて謝る彼女の仕草は、上穗木の緊張をほんのすこしやわらげてくれた。
「……はじめまして、ぼくは
上穗木 千鶴
」
千鶴がぎこちなさを残したの笑顔で挨拶をすると、
「ども、
古館 苺花
よん♪ よろしくね?」
満面の笑みで苺花は受け入れてくれた。
哀坂 子夜
は人の波に流されるがまま、受付の列に並んでいた。
しかし美しい振袖をまとっているのにも関わらず、その立ち姿はひとり切り取られたように浮いていた。
食に恋にと華やぐ人々の中にはまったく溶け込まず、溶け込めず、ただぼんやりと佇んでいるのだ。
(たくさんの人……)
どうして大勢の人間がここに集まり恋を求めるのか、なぜ妹弟がここに自分を連れてきたのか。ただそればかり考えていた。
「あのー」
「なんだ……?」
突然子夜に声をかけた男があった。白髪の、しかしまだ老齢というには早すぎる男だった。
「この男、見かけなかったか? はぐれたみたいでな」
携帯の画面に映っていたのは、子夜がついさきほどすれ違った男。
「……ああ」と言って子夜がその男の行き先を指で示すと、男は「助かったぜ、ありがとよ」と礼もそこそこに電話をかける。
「おい、先に行くなって言ったじゃねーか、ったくよ」
そのまま歩いて去ろうとする男から子夜は一度視線を外して、再びすれ違った男をジッと見つめた。
「どうして……あの男は電話を取らないんだ?」
すれ違った男は今もなお目の届く場所にいる。彼は電話をかけていない。それなのに白髪の男はその男と電話をしているような話口だ。
思ったままの疑問を投げかけると「ったく、」と目の前の男は頭をかいて子夜に向き直った。
「俺は
本田 宗次
だ。話は、近くの喫茶店にでも入ってからでいいか?」
子夜の返事を待つ前に、宗次はスタスタと歩き出した。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
つるこ。
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
恋愛
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年12月06日
参加申し込みの期限
2013年12月13日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年12月13日 11時00分
参加キャラクター一覧
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