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携帯戦記カプセルギア 第七話「昨日までの友は、今日の……」
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現場に残された事件の痕跡を調べるため、
水槻 清恋
は愛光堂社内に残っていた。
気になる少年との接触はあったものの、手配に踏み切れる根拠が薄く現地を優先することにしたためだ。
事故があったのは研究室。多数の機器が設置されているためか、少し肌寒いくらいの温度を保つようにされており、大きなガラス窓で区切られた向こう側は玩具に携わる会社だからか幾分と賑やかな――子供部屋のような部屋があった。
被害者の海堂は、カプセルギアを操作するのに欠かせないA.I.C.O.を研究・開発した一人。
そんな彼が、カプセルギアに襲われた。本来であれば子供たちを喜ばせる玩具での事件に、さぞ……となるところだが、調べるとそうでもない。
プロフェッサーKと称して、子供たちの前に立ちはだかったこともあるし、強いギアマスターを探していたとの情報も上がっている。そうやって盛り上げようとしていた可能性も無くはないが、あまり純粋に玩具の開発に取り組んでいた、とも言い難い。
(それに、この人なら……)
監視カメラの不自然な改竄。それが出来るのは、相応の技術力を持つ人間か愛光堂内でも立場が上の人間となるだろう。そのどちらにも、海堂は当てはまる。
とはいえ、監視カメラには改竄防止機能がついているはずだ。ただ単に立場が上なだけでは履歴を残した切り取り削除がいいところで、改竄までには至らないはず。そして技術的に可能であっても、倒れた後に改竄することなど不可能だ。
それこそ、人の指示がない状態のカプセルギアが何かを出来るはずもない。
(カメラに映っていたのは海堂一人……カプセルギアで襲われたなら、操作はどこから?)
遠隔操作も限度があるだろう。しかし少なくとも、近辺を映すカメラに怪しい点はなかった。
とはいえ、一番重要な現場の監視カメラの映像は改竄されている。であれば、周辺のカメラも手を加えられていてもおかしくないし、外部からのアクセスであればなおのこと、そうと特定できないようにすることぐらい造作もないだろう。
(…………煙草が吸いたいわね)
気分をリフレッシュさせたい。とはいえ今やこういったビル内はどこも禁煙であることが多い。
せめて、ミントタブレットくらいなら許されるだろうか。清恋はひと息つくために廊下へ繋がる扉を開けた。
「ピィッ!」
突如開いた扉にぶつかりそうになった
カナリア
は、器用に方向転換をして扉の隙間に滑り込んだ。足元には、
トライアルβ
が掴まれているが、迷い込んだ……のだろうか。
「ほら、ここは閉めるから」
「ピィ!」
トライアルβがデータを手に入れるまで、なんとか意識を逸らさなくては。カナリアはそっとトライアルβを床に置くと、必死に清恋の視界を邪魔するように飛び交った。
(ちょっと予定と違っちまったけど……いけるか?)
――『いい? トライアルβがアクセスを完了させるまで、僕からは何もできない。だけど……』
清恋の意識がカナリアに向いている間、
ベレロフォン
はその足元をすり抜けて部屋に侵入する。
幸い、敵対するような機体の反応はない。人に危害を加えたカプセルギアとやらは警察に回収されたのだろうが、何らかの防衛反応があることも考慮し、油断せず周囲に気を配った。
「ちょっと、いい加減に……!」
手荒なまねはしたくないが、このままでは埒が明かない。清恋はカナリアに現場を荒らされる前に捕まえようと手を伸ばし――無人のはずの隣の部屋に少女が立っているのが見えた。
それはリアスクリーンに投影されている映像だった。部屋を駆け回るような少女は、捜査報告にもあがっていない。何故ならここのコンピュータを起動させようにも、頑なに『スリープモード』と応答があるだけで外部アクセスを受け付けなかったからだ。
「一体どうして……まさか、この玩具が?」
何の端末も介さずともトライアルβにホログラムのようなエフェクトが煌めいている。それだけでも玩具と言うには出来すぎているのに、何をしたらこんなことになるのだ。
少女はこちらに気付いたのか、ぺこりとお辞儀をして微笑んで見せる。
『わたしはA.I.C.O.。あなたとカプセルギアを繋ぐ、サポート係です。お手伝い、……を、…………』
普通のカプセルギアであれば、トライアルβの頭部からジャミング攻撃を行って、相手の操作権を奪取し支配下におくことができる。成功するかは機体の性能差にもよるが、今回の相手はどうなるかわからない。
――『アクセスさえ完了すれば、あとは任せて。だから、絶対……持ちこたえて!』
これさえ乗り越えれば、あとは洋子に任せられる。スピカは何度弾かれても再攻撃を行い、A.I.C.O.へのアクセスを試みた。
しかし、現場を勝手に動き回られて、黙っている清恋でもない。カナリアを払いながら、トライアルβへ距離を詰める。その足先に触れたのは、ベレロフォンだ。
じりじりと歩み進めていた清恋のパンプスに前足を引っかけ、これ以上の接近は許さないとばかりに弓を射る構えを取った。
実際に射出されるわけではない、精々ホログラムによる威嚇がいいところだ。人間相手では玩具など一瞬で摘まみ上げられてしまう……それでも、何もせずにいられるわけがない。
「一体何が起きてるのよ……」
『…………何が、起きているか。対象を検索……現在地、時間を……』
様相の変わったA.I.C.O.に、トライアルβのハッキングが成功したことがわかった。あとは抜き出したデータを解析するだけ――その、はずだ。
けれどA.I.C.O.は、意識を完全に手放すことを抗うかのように言葉を発した。
『おとうさんはわるくない! わたしがやったの、わたしが悪いのっ! お願い、たすけて』
少女の姿は消え、代わりに『スリープモード』と表示される。専門外の清恋が触ったところで、応答があるわけもない。
ただはっきりと、耳に残っている少女の言葉。
――おとうさん を たすけて――
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
浅野 悠希
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
バトル
NPC交流
定員
15人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2023年05月13日
参加申し込みの期限
2023年05月20日 11時00分
アクション投稿の期限
2023年05月20日 11時00分
参加キャラクター一覧
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