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携帯戦記カプセルギア 第七話「昨日までの友は、今日の……」
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愛光堂には数日、問い合わせの電話やメールがひっきりなしに訪れた。
カプセルギアに対する応援やクレームが多い中で、僅かばかりに事件へ協力的な声も届く。独自調査で知ったという情報に目を留め、
CAPGEAR MEIJIN
が協力者へと再コンタクトを取り社屋に招くことにした。
自分の持てる権限を使い、社内の気になる所を案内する。出来うる限りの質問には答えるため、どうか愛光堂が安全である事を照明して欲しい――そう頼まれて、断る者などいなかった。
ただ、頭を抱える者はいる。もちろん警察官の
水槻 清恋
だ。
未解決事件の現場に子供たちを招き入れるなんてどうかしている。しかし、解決の一助として子供たちが活躍したのは認めざるを得ない。
「あれから、A.I.C.O.の動作も安定していてね。みんなに大丈夫だと感じてほしくて招待したんだ」
子供たちからはしゃぐ声が漏れ聞こえる。
曖浜 瑠樹
もラピちゃんを抱きしめて、ニコニコと微笑んだ。
「A.I.C.O.さん、元気になったんだねぇ。怒ってないなら良かったねぇ」
微苦笑で返したCAPGEAR MEIJINは、研究室に案内した。相変わらず無機質な部屋の隣には子供部屋のような部屋があり、カプセルギアらしき玩具もガラスを隔てた向こうに並んでいる。
「まず、今回の事件だが……君たちのカプセルギアでは起こらない。特殊なA.I.C.O.……製品版の大元になっている、マザーシステムのような物があってね。これの不具合で起きてしまったことなんだ」
どうにも、切り出し方を迷っていると言うより、
鷹司 凜太郎
にはCAPGEAR MEIJINが誤魔化そうとしているように見えた。今抱えている脆弱性や危険性をはっきりさせない限り、次への一歩は踏み出せない。
スピカ・フォーツ
も洋子が分析し終えたデータを提示できるように準備し、凜太郎が発言する準備を整える。
「今回の事件、ここまで広がってしまった以上は責任の所在や改善案が必要になると思います」
「もちろんだ。だからこそ全てを知った上で、一番カプセルギアの身近にいる君たちに決めてもらいたい」
CAPGEAR MEIJINはマスクを取り、顔写真つきの社員証を提示する。彼の名は
愛光 秀光
――愛光堂の現社長であり、彼もまた海堂と同じくA.I.C.O.の開発に関わった者の一人だ。
単なる広報キャラクターとしてではなく、社長として発言をする。それは、託される選択がとても重要なことを意味していた。
「製品として提供しているA.I.C.O.は、学習要素を抑えることで管理を行っている。だが、このマザーはそう簡単には止められなくてね」
「どうしてだ? 機械のエラーとかはこう……なんとかして治せるもんじゃないのか?」
機械類には詳しくない
滝原 レオン
でも、ボタンの同時押しやら特殊操作で電子機器の調子を取り戻せることを知っている。こんなに大がかりなシステムでは難しいのかもしれないが、それでも専門の研究員がいれば対応できそうだと思ってしまう。
それは
桜井 ラッセル
だって同じだ。一部に問題があるなら、それをなんとか改善できれば解決するのだろうと初心者目線で考えていた。
「残念ながら……本当の意味で開発者は愛光堂に存在しない。これは偶然、開発に成功したシステムなんだ」
A.I.C.O.の開発を行っていたある日。些細な口論から、一人のもれいびがろっこんを暴走させてしまった。
本人は能力を自覚しておらず制御できない。このままでは研究所にいる全員が圧死を免れないほどの重力を受けて這いつくばっていたとき――不完全だったシステムは起動した。
「直感的に思ったよ、これは私たちに扱えるものではないと……しかし、海堂は違った」
何かに取り憑かれたように、システムを育成し始めた。
気付いた時にはもう、システムは意思を持っていたのだ。
「マザーはもう、自分の意思か海堂の指示しか受け付けない。聞き出すことは可能でも、従えることは無理だ」
それは正面からぶつかったスピカがよくわかっている。特定の情報を引きずり出すだけであれだけ抵抗されたのだ、書き換えるともなるととてつもない労力が必要となるだろう。
「じゃあ、さっき言っていた決めてもらいたいことって……」
嫌な予感がする。
仙藤 蒼
はごくりと喉を鳴らした。
もう高校生だ、問題を起こしたA.I.C.O.がこのままでいいだなんて思わない。思わない、けれど。
「愛光堂が安全だと証明するために尽力してほしい……A.I.C.O.を信じるか、危険と判断し破壊するか」
極端すぎる提案にどよめきが広がる。そんな中で清恋は、憎まれる覚悟で『破壊』するよう提言した。
重苦しい沈黙を破ったのは、
稲積 柚春
だった。
「……自分のカプセルギアを信じることと、A.I.C.O.を信じること……それって別じゃないですか?」
愛光堂は、A.I.C.O.を真の意味では開発しておらず、手が付けられない。ならばA.I.C.O.を管理できるとは言えず、繋がりがあるというだけで『愛光堂が安全』と証明することはできないと主張する。
「知りたいのは、カプセルギアを失わないために何が出来るか。会社のことは、それが出来た後のことです」
「それに、信頼をって言うなら一度全面的な改修は必要になると思う。一度止めることなら?」
改善できないから破壊など、そんな選択肢は踏みたくない。それなら指示の出来る海堂が回復するのを待つ間だけでも、被害が広がらないように停止させることはできないだろうか。
「強制停止であれば……この部屋の電源自体を落とせば可能のはずだ。ただ、製品版に影響が出ないとは言い切れないので、念のためオフライン版として機能を制限した物を提供することになる」
それが、破壊を選択しない妥協のライン。
今回の件は『原因究明中』として世間に公開でき、対策を講じる時間を稼ぐ手段。
遊べないわけではない。けれど暫くは――カプセルギアは、ただのラジコンとなることが決まった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
浅野 悠希
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
バトル
NPC交流
定員
15人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2023年05月13日
参加申し込みの期限
2023年05月20日 11時00分
アクション投稿の期限
2023年05月20日 11時00分
参加キャラクター一覧
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