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秋桜への宣誓
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秋の花を眺めながらのんびりするのも良さそうで。でも訪れた先はやっぱり『恋人たちの丘』らしい姿で。
いつかは、一緒に来られたらいいなと思い人の姿を心の内に描きながら、
鴻上 彰尋
は喫茶店へやってきた。
そこにも予想通り、丘を散策して足を休めに来た恋人たちは多かったのだけど。それでもさすがに、花畑の中で手を取り寄り添い合ってそれから……といった、目のやりどころに困ってしまうようなことはない。
チョコケーキとコーヒーを頼んで、手近な窓から外を見る。この距離だと花の種類まではわからないが、白い花が群をなして咲き誇っていて、晴天と高台なことも重なったからか、まるで雲のようにも見えた。
(乗れたら、うたた寝しちゃうかな)
ふわふわとしたそれが、風に飛ばされて千切れないように。もし誰かと昼寝をするのなら、はぐれないよう手を繋いで眠らなければと苦笑して、利き手首を眺めた。
そこには
ホワイトデー
のイベントで貰ったミサンガがある。恋愛成就を願う場所だ。だからこそ、本当は付け外しをしたくは無いのだけれど、それでも手元を使う作業の時や制服の袖で隠せない時期は外してしまう。
これは、1人願掛けのためにつけているのではなく、
七夜 あおい
との揃いで貰った記念品だ。なのに願いが叶う予兆では無い事故で切れたり、先生などに目を付けられて取り上げられるようなことになっては心苦しい。
(あのとき、あおいさんも利き手首につけてたな)
彼女は願掛けすることすら知らなかったから、特別な意味はないのだと思うけど。この丘の南京錠のように、ミサンガが結ぶ縁というものもあるだろうか。
(……それだと、切れないほうがいいような?)
悩ましい。
深く考えようとする彰尋を止めるように注文の品が運ばれてきて、一度思考をミサンガから手放した。この丘のイベントで貰った物でも無いのに、ここで思い馳せるのは失礼かなと思ったのもひとつ。
(あおいさんは、何をしているかな)
受験が終わって、リフレッシュしているだろうか。綺麗な花を見るくらいなら、誘っても良かっただろうか。
いつかは一緒に――鐘を、鳴らせたらいいなと思ってからは、あおいのことでいっぱいだった。
ここは『恋人たちの丘』だから、そうなった時に来るのもいい。道すがら聞いた話では、恋人宣誓書なんて物があるらしいから、それを出せる間柄になれたらいいなと思い描く。
でも、例えば……今あるイベントの中に、コスモスを交換して思いを再確認しあう、なんて物もある。改めて想いを告げる場にしたら、彼女からは何色のコスモスが貰えるだろうか。
(花に想いを乗せるってことは、花言葉かな?)
スマホで調べてしまおうかと思って、やめておいた。先回って意味を知って身構えてしまうより、彼女が込めてくれた思いを尊重できるようにしたいと思ったからだ。
再確認という意味であれば、自身と向き合うために自分用のお土産という手もある。そうなると色は変わってきそうだが……ミサンガの色に合わせるのも良さそうだ。
「えっ」
良く知る声が聞こえた気がして振り返る。そこにはあおいが――何故か、顔を赤らめて立っている。
思わず彰尋は、シャツは裏返ってないかとか、身なりを改めるのだけど。
「ああうん、違うの。隣いいかな?」
番号札をテーブルに置いて苦笑するあおいは、黙っているほうが恥ずかしいと思ったのだろう。思い出すようにもう一度ふふりと笑って、とってもくだらないことのように「聞いてよ」なんて切り出した。
「恋人宣誓書、買いに来たんだけどね」
「……え?」
誰が? いや、誰と?
できるだけ驚きを飲み込んでみようと思ったけれど、さすがに全部は隠しきれない。
「友だちが買うのは恥ずかしいっていうから、私がね、それくらいならって引き受けちゃって」
それをラブレター代わりに差し出して、一緒に書いてくださいと告白するそうな。
ただのおつかいに安堵する彰尋は、あおいがちょっぴり羨ましそうに窓の外を眺めていることに気付いた。
「私も誰かと、書いたりするのかな……なんてね、考えてたときに彰尋くんがいたから驚いちゃって」
恥ずかしいなと笑うあおいの元へ、注文の品が届けられて話題が遮られる。
(誰かじゃなくて、そのときは)
言いたい。でも今は。そうだといいねと心の中で返すのがいっぱいいっぱいだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
浅野 悠希
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
NPC交流
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2023年03月14日
参加申し込みの期限
2023年03月21日 11時00分
アクション投稿の期限
2023年03月21日 11時00分
参加キャラクター一覧
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