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秋桜への宣誓
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恋人たちの丘、と呼ばれている寝子島の中でも屈指のデートスポット。縁結びにも御利益がある上、丘の上から一望する景色は、海を向いても山を向いても絶景で、足元にはいつ訪れても季節の花が広がっている。
島の外からも観光客がやってくるような場所を、寝子島育ちの
三折部 朝衣
が知らないはずも無かった。むしろ地域活性化のために奮闘する市長を補佐するため、島民しか知らないような名所を知っていてもおかしくはないくらいだ。
そんな朝衣が初めて……少なくとも、デートとして誰かと連れ立ってきた記憶がないこの丘に、2人で立っている。恋人と呼ぶには一歩進み、夫と呼ぶには半歩手前。婚約者の
住沢 遥人
とは、海を見下ろすよりも波に乗っているほうが多いから、というのも理由のひとつだけれど。
(だって、恥ずかしいじゃない)
こんな『いかにも』な場所。
歩くだけで恋人同士だと主張し、微笑み合えば花びらが舞い、鐘を鳴らせば永遠の祝福がもたらされるという逸話まであって。もし家族に「今日はどこへ?」と聞かれ「エノコロ岬のほうまで」なんて答えたなら、生温かい微笑みを向けられたことだろう。
今は遥人と同棲をしているから、そんな事態は避けられたけれど……もし、学生時代だったなら。
「どうしたの?」
「……ううん」
学生の頃の恋愛は、いっぱいいっぱいだった。若かったなぁと思うことはあれど、あの時浮かされていた熱は間違っていなかったとも思う。だって、サーフィンをする切っ掛けは確かに
元彼
で、それは今でも趣味として続いている。
「綺麗だなぁって」
サーフィンを嫌いにはならなかったし、同じ趣味の遥人とも出会えた。そのために、あの1年は必要だったのだ。きちんと区切りを迎えなかったことで引っかかりは感じても、別れを迎えたからこその今がある。
確かめるように指先を絡めて呟く朝衣は、秋の淡い空の下にいるからか、どこか憂いを帯びているようにも見えて、遥人はその手を握り返す。
「良かった、んだよな」
少しその歯切れの悪い言葉が気にかかって、朝衣はふと隣を見る。
ここへ来ることになったのは、朝衣がSNSで見かけた写真に『綺麗』と零したからだ。心を読んだでもなければ、一体何をそんなに不安になっているのか……そう、俯く彼の視線を追いかけるように花を見た。
外側から内側へ小花が色を変え半円球に群れて咲くのはランタナだ。オレンジやピンクと明るい色が密集していてとても可愛く、和名では七変化と呼ばれるこの花。
(花言葉は……心変わり!?)
ありえない。
こんな花の前で物憂げに「綺麗だな」なんて呟いていたなんて、ありえない!
「遥人、これは」
「悪い意味ばかりじゃないよ。朝衣の心を動かせなければ、恋人にも婚約者にもなれなかったわけだし」
どこかですれ違っても、ただの市役所職員と洋食屋のシェフだったろうか。『青猫亭』へ食事に行っても、同じ波に乗っても、心が凪いだままなことは……あったかも、しれないのだろうか。
「慣れた生活を手放して同棲してくれたのも、一種の『心変わり』だと思う。毎日俺たちはきっと変わってる」
「……変わらないものも、あるわよね?」
ぐっと腕を抱き寄せ、遥人の顔を覗き込む。でも彼は、どうだろうかととぼけた顔をして見せた。
「今日は婚約者から恋人に戻りたいって言われたし、変わるんじゃないかな」
それは、せっかくのデートスポットだから。恋人時代にも来たことの無い場所だから、気分だけでもというのは遥人だって知ってるはずなのに。
「変わらないなんて無理だよ。もっと朝衣を好きになりたいのに」
「もう……」
それを、変わらない想いと呼ぶ気もするけれど。毎日あなたと新しい恋をして、毎日愛が深まっていくのなら……それは、変わりゆくことを喜ぶべきだろうか。
「マーガレットに聞いてみようかしら。遥人が素敵な心変わりをしてくれるのか」
「いいね。2人が毎日お互いに恋に落ちたら幸せだ」
もしマーガレットが意地悪をしたって、平気。彼の言葉を信じられる。
時折聞こえる鐘の音が、寂しい音をしていたって、大丈夫。
「何が起こったって、朝衣を幸せにするのは、マーガレットでも猫神様でもないって覚えてて」
ランタナを背に朝衣は笑う。この花には『合意』という言葉もこめられている。
今日は恋人の時間。だから、ちょっぴり照れくさいけれど。
婚姻届によく似た書類で、ちょっとだけ予行演習してみようか。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
浅野 悠希
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
NPC交流
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2023年03月14日
参加申し込みの期限
2023年03月21日 11時00分
アクション投稿の期限
2023年03月21日 11時00分
参加キャラクター一覧
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