this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
セイレーンが歌う夜
<< もどる
1
…
3
4
5
6
7
…
19
つぎへ >>
神無月 綾
は少し目を丸くした。彼女はアニメのオーディションで合格し、初めて名前をもったキャラクター――セイレーンという名の女性――を演じる事になった。その為気合を入れて稽古に挑んでいたのだが……その途中で歌が聞こえ、我に返ったら青年に肩を叩かれ、岬付近にいた事に気づかされる。
「……大丈夫、か?」
「え……? え、ええ、ありがとうございます」
白い髪の少年、
霧生 深雪
の問いかけに、綾はとりあえず礼を述べたが、頭が少しぼんやりしていて、なんと言えばいいのかわからなくなっていた。
一方、深雪はというとねこったーできららの書き込みを見、気になってここへ来ていた。彼には、少し思い当たる事もあり、綾を気にかけつつも声の正体についても考える。
(行方不明者の話が出ていたけれど、それと関係ありそうだしな……)
そう考えた彼は自分ときららの分のレインコートを持ってここへと来ていたが、その途中で綾を見つけ、今に至るのだ。目の前に居る女子生徒が自分と同じ『もれいび』とは限らない。『ひと』は神魂がらみの出来事をはっきりとは理解しないし、上手く説明できるとも思えない。どうした物か、と考えつつも彼はねこったーに上げられたきららの発言をふりかえる。
(一週間前に死んだ人間かもしれない。となると、グロい事になってそうだな。でも、セイレーンの死体は岩になるって言うから、神魂の影響で岩や石になってる可能性も……)
真面目に考察を繰り返す間も、綾は「どうしてこんな所に?」と首をかしげて辺りを見渡す。
「困りましたね。お芝居の稽古をしていたのですが……。それにしても、やけに女の人が多い気がしますね」
綾がぽつりと漏らしたその時。深雪の背中に温かくもふわふわとした感触が広がる。よく見ると、背の低い女の子が眠そうにくっついている。
「うにゅ~、眠いノ。誰か連れてってほしいノー……おんぶー……ナノ……」
「どういう事なのかしら?」
「それは俺の言葉だ」
綾が目を丸くし、深雪も困惑する。が、赤毛の女の子――
御薗井 E セレッソ
――は寝惚け眼で2人を見た。ごしごしと目を擦り、小さく欠伸をして首を傾げる姿は、とても愛らしい。
「うにゅ? よく解らないけど、グラーツィエ! 助かったのぉ♪」
「それなら良いんだけど。お前らも、歌を聞いて此処に来たのか?」
深雪の問いに、綾は曖昧な態度を示す。オカルトを信じない彼女としては『歌に惹かれてここへ来た』という事実をどう捉えるべきか悩んでいるらしい。一方のセレッソは赤毛を揺らし、元気に頷いた。
「そうなノ! お家で寝ようとしてたら頭の中にキレーな歌が聞こえてきたノ。だから、その方向にがんばって歩いてきたノ!」
「そして勝手にここへ来ていた、と……。セイレーンか……」
深雪がふむ、と唸ってねこったーを見る。それをセレッソと綾に見せると、綾はふぅ、と小さく溜め息を付いた。
「セイレーンの伝承ですか。昔、15歳で元服……つまりは成人として認識されたのです。不思議な生き物や力が存在するなら論理的かつ科学的な証拠を求めますよ」
「……? でも、歌が聞こえたんでショ? だったら不思議な力って思わないノ?」
セレッソが不思議そうに見つめるも、綾は幼い子を窘めるように目を合わせ、比較的穏やかな声で話し始める。
「不法投棄されたプロパンガスが引火し、周囲のゴミと共に燃えて幻覚作用のあるガスを発生させた。そして、中脳辺縁系のドパミン神経の過活動し幻聴として歌声を聞いた。この説の方がまだ説得力がありますよ」
「難しい言葉がイッパイ……」
日本語がまだ苦手なセレッソには難しすぎたのか、頭の上にクエスチョンマークがたくさん浮ぶ。その様子から深雪は迂闊に『もれいび』や『神魂』の話題を出すのはやめた方がよさそうだ、と判断する。
「俺には聞こえなかった。どうやら、女性にだけ聞こえるみたいだぜ。ガスだったら性別関係なく作用するとおもうけどな。まぁ、勝手に歩くより纏まって行動したほうがいいだろう」
深雪はそう言いながらも生物教師である巧が
御陵 春哉
と女性を伴って歩いてくるのが見えた。彼は2人と共に情報交換できれば、と合流する事にした。
帰りたい、帰りたい……。
その歌声は、徐々に強く、より哀しい物へと代わっていく。
<< もどる
1
…
3
4
5
6
7
…
19
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
セイレーンが歌う夜
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
ホラー
SF・ファンタジー
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年11月08日
参加申し込みの期限
2013年11月15日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年11月15日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!