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セイレーンが歌う夜
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バイトから帰る途中だった
鹿嶋 洋美
は、電話の途中だったのだが、いつしか電源を切っていた。そしてふらふらとエノコロ岬へと歩いていく。
(綺麗だけど……凄く、寂しそう。まるで……)
ぼんやりとした意識の中、何故だろう、洋美の脳裏に浮かんだのは、先程まで携帯で話していた
ジニー・劉
の後ろ姿だった。彼と話していた内容は他愛もないモノで、それでも楽しかったのは覚えている。それなのに、脳裏に浮かんだ彼の姿はどことなく孤独に打ちひしがれていた。
(こっちの、ほうかな?)
聞こえる方向へと勝手に足が歩いていく。いつしか多くの女性と共に歩いていたが、洋美は特に気にしなかった。
(……劉さん……)
僅かに浮かんだ影を想いながら、洋美はひたすらに歩き続けた。
(……歌、だと?)
その頃、通話が途切れた事で胸騒ぎを覚えた劉が、必死に旧市街へと向かって走っていた。普段引き篭っている事が多い為、体力には自信がない。けれども、そんな事を行っている場合ではなかった。劉はとるものを取って、必死に走っていた。
(一体、アイツに何があったんだ? ……くそっ、無事でいてくれよ……?)
何故だかわからないが、洋美になにかあったかと思うと、いてもたってもいられない。胸の奥が締め付けられ、もどかしくなる。この感覚がなんなのか解らないまま、劉は走り続け、途中で女性たちとすれ違う。ふらふらとエノコロ岬を目指す虚ろな目の女性たちに、劉は舌打ちする。
「また、神魂がらみなのか? あっちに原因があるのか……?」
劉は女性たちが進む道を逆走し、洋美の姿を探した。何故だろう、彼女の無事を祈らずには居られなかった。あっという間に洋美を見つけて、彼女がやんわりと笑う。そして自分は「なにやってんだよ」と苦笑しておわり。そんなオチを期待したかった。
>エノコロ岬付近
星空は曇り空へと変わり、生暖かい潮風が通りを抜ける。少しずつ土の匂いや潮の匂いが強くなっていく。それをありありと感じながらも牛瀬 いおりは落ち着かない様子であたりを見渡していた。今も彼女の胸には『歌』の余韻が残っているのだ。だが、傍らにいる夫、
牛瀬 巧
と手を繋いでいる為か、意識はハッキリしている。
「しっかしなぁ……。こんな事に出くわすたぁ、思わなんかったわ」
僅かに焦ったような、夫の言葉にいおりは少し胸騒ぎを覚える。もう一度辺りを見渡すと先程より女性が増えたような気がするのだ。
「とにかく、巧さん。あの人達を……」
「せやな。面倒な事になってしもうたけど」
そう言いながらも表情を引き締めるのは、集っている女性の中に寝子高の生徒もいるからだろうか。そんな夫をいおりが誇りに思っているそばから、彼は誰かを見つけたようだ。
「あの子は確か……。いおり!」
「ええ、行きましょう」
(ちょっ、ちょっと!? こっち行っちゃやばくないですか、私! その上なんだか天気も悪くなってきましたって雨振りそうです~!?)
御陵 春哉
はぼんやりと歩きつつも、内心ではこの事に焦っていた。桜花寮で勉強していた最中に歌を聴き、気になって外に出たまではいいのだが、歌を聴いている間に勝手にここまで歩いて来てしまっていたからだ。
(なんだかホラーチックだと思ってましたけど……)
どこか人恋しそうな声に胸が締め付けられる。春哉は僅かに痛む胸を押さえ、辺りを見渡す。と、見覚えのあるような影が近づいてきた。
「御陵さん?! 御陵さんやないか! 大丈夫か!」
声と同時に肩を叩かれる。すると、春哉の脳裏がはっきりとした。いつの間にか傍らに寝子高の生物教師である巧がいた。傍らにいる女性は見覚えがないが、雰囲気的に奥さんだろう、と予想が付いた。
「牛瀬先生、ですか? ありがとうございます! このまま進んでいたらどうなっていたかと思うと……」
「無事で何よりやわ。けれども、なんやけったいな事になっとるな。他にも見覚えのある子達がおるし」
巧は自分が妻と此処にいた理由を簡単に説明し、春哉はそれと周りの状況から「この歌は女性にしか聞こえないのではないか」と予想する。彼女は少し考え、一緒に行動させて欲しいと願い出た。元からそのつもりだったのか、2人は了承した。
「単独行動は、危ないと思うんよ。御陵さん、よろしゅうね」
いおりがにこりと微笑むと、春哉も笑顔で頷いた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
ホラー
SF・ファンタジー
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年11月08日
参加申し込みの期限
2013年11月15日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年11月15日 11時00分
参加キャラクター一覧
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