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セイレーンが歌う夜
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<結>
>エノコノ岬・海岸の岩場
(ここは!?)
エレノア・エインズワース
が我に返ると、そこはエノコロ岬傍の階段だった。しかも、かなり海に近い場所である。彼女は歌に惹かれ、自分の意思とは関係なくここへきていたらしい。しかし、蓮に肩を叩かれた事で意識がはっきりしたようだ。
「大丈夫ですか……?」
無事でよかった、と安堵の息を吐く蓮。その傍らには深雪ときらら、セレッソがいた。エレノアは蓮に礼も述べず、好機とばかりにきららだけを見つめ、艶やかな笑みを浮かべた。
「こんばんは、きららさん。ここで会えたのも何かの縁ですわね」
「こんばんは、エレノアさん。わたくしも、そう思います」
嫌な予感を覚え、深雪はそれとなくきららの傍による。一方の蓮はエレノアにも気を配り、皆が落ちぬようカバーできる位置へ移動する。セレッソは少しオロオロとエレノアを見た。
「エレノアさん、わたくしは、突然聞こえてきたこの歌の原因を探りに来たのです。貴女もですか?」
その問いには答えず、エレノアは肯定とも否定とも取れない曖昧な雰囲気を瞳に宿し、それよりも、と海を見やる。少しずつ荒れていく波と重々しい空、生暖かい潮風が4人の目に入った。
「それより、群青に沈む水面も鈍色に染まる空模様も今しかご覧になれませんよ? 見たくはありませんか、きららさん!」
「行くな、何か裏がある」
「邪魔するな! JUST GO AWAY!」
深雪がきららの手を握って制止を促す。それに狂気めいた瞳でエレノアが叫ぶも、きららは普段通りに微笑んだ。
「誘っていただき、嬉しく思います。しかし、わたくしはそれ以上にこの歌を探りたいのです。それに今波に飲まれますと、あの方との約束が果たせなくなってしまうかもしれませんから」
お断りします、と深々と頭を下げれば、エレノアは拍子抜けする。呆然となったその時、5人は初めて足音に気づいた。それは愛らしい微笑みを浮かべる冴来。彼女はにっこりと笑ってエレノアたちへと腕を伸ばす。
「貴方たち邪魔です。だから落ちてください!!」
「ダメです、冴来さん!!」
蓮が、エレノアを庇おうとしたが間に合わず、そのまま突き落とされる。足場の悪い場所であった為か、蓮もなし崩し的に巻き込まれてしまう。
どうにかして助けようとした深雪ときららも間に合わない。それどころか、冴来はくすくす笑ってきららと深雪の二人をまとめて突き飛ばす!
「この歌は私だけのモノ。貴方がたに聞かせません!」
その細い体のどこにあるのか、と思うほどの力で突き飛ばされる2人。深雪に出来たのは、どうにかきららを落ちないように庇う事だけだった。視線のむこうでは、気を失ったエレノアを蓮がどうにか抱えて海から上がっていた。
「ダメなの! そんな事したら皆が危ないノ! この歌が、もっと悲しくなっちゃう!」
セレッソが冴来にすがり付くように駆け寄るも、冴来は両手を伸ばし、その小さな体を抱え海へと乱暴に投げ捨てようとした。しかし、それよりも早くセレッソは何者かに手を引かれる。
「……もう、やめよか」
ゼンが、冴来に触れる。傍らでは綾がセレッソの手を引き、春哉といおりが落ちた深雪をきららと共に助け、マリベルは蓮に手を貸す。
我に返った冴来は、暫くの間ぼんやりと佇んでいたが、やがて自分のやった事に愕然とし……その場に蹲った。
(私はやっぱり、何かを壊さないと居られないの? この黒い衝動を止められないまま生きていくのかな? 私は一体どうしたいの? どうしたら……!!)
「お父さん……、お母さん……!」
青い瞳に涙が溢れ、遂に冴来は両手で顔を覆い、泣き崩れてしまった。ゼンは黙ってそれを聞き、冴来の肩を叩く。セレッソはその光景に何かを覚え……ぎゅっ、と手を握り締めた。この歌をきっと形に残そうと決意を固めて。
「ワタシ、この歌を譜面にしようとおもっているノ。だから、また聞く事ができるワ」
「寂しかったんやな。でも、もう大丈夫やで」
マリベルがそっと冴来の手を握り、優しく語りかける。その声に、冴来は亡き養母の声を思い出していた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
ホラー
SF・ファンタジー
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年11月08日
参加申し込みの期限
2013年11月15日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年11月15日 11時00分
参加キャラクター一覧
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