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- 00月00日生 00歳
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ちょこでろろランドでチョコ地獄！ in 裏サロネコ1371
【ちょこでろろランド、開園！】
ぶかぶかどどん、どんどこどこどん。ぶかぶかどん。楽団の奏でる楽しげ～なメロディに彩られ、夜の中へと浮かび上がる遊園地。
チョコ、チョコ、チョコづくし！ 建物の屋根や壁は序の口、飾り付けからアトラクションの建材まで、ほとんど全てがチョコレートで形作られておりました。
当然のようにあたりへ漂うのは濃密なまでの、チョコレートの甘い香り。
「どこもかしこも、チョコだらけですねぇ」
倉前 七瀬はぽえ～っと感心してつぶやき、
「え、え。ここはどこ……？ どうしてこんな場所に？」
月原 想花はそこはかとなく伝わる不穏に身震いします。
「また妙なことに巻き込まれたような……」
そう、一見そこは楽しげな遊園地ですけれど、ところどころにチョコがでろ～んっと溶けていたり、時おり流れるメロディは調子を外れ、なにやら不気味なのです。
極めつけは、
「お。あそこ、なんかおるとです？」
「着ぐるみ……？ って、あれってもしかし、滴さん！？」
んじぃぃ～～～っ。粘着質にこちらを見つめる二体の着ぐるみ。片方はチョコっぽく茶色のライオン風で、もう片方は白黒のロングヘアの、確かに黒白 滴に似ていました。
その名もちょこでろろくん＆シズクちゃん！ と、胸の名札に書いてあります。
「わっ。こっち来るとですよ」
ずいずい、ずずい。
着ぐるみたちは遊園地のマスコットキャラクターのようです。楽しい楽しい遊園地を素直に楽しめない不埒な子のところに現れて、オススメのアトラクションなどを教えてくれるのです。
「ちょっ、なに！？ さ、触らないで、離して……滴さん！？ どこかにいるの！？ やめて～～～！！」
七瀬と想花はいっしょくたによっこいせと抱え上げられて、運ばれていきます。着ぐるみの中の人、どんだけ力持ちなんでしょう……中の人がいるのなら、ですけれど。
やがて、どっしん！
「いった！ 乱暴にしないでよ……もう！」
「これは、観覧車？ ですか？ チョコでできてますけど」
無理やりアトラクションに放り込まれてしまいました。想花がわたわたと（七瀬はぼんやりと）しているうちに、観覧車はごうんごうん。ゆっくりと動き始めます。
闇夜に浮かび上がる、きらびやかなちょこでろろランドの全景はこれが案外おもむき深く、思わずじっと眼下の風景を眺めてしまいますけれど。
「……おや？ なんか動きが速くなったような」
「速くなってる、速いはやいハヤイーーー！！」
「うわわわ、危なかですよ！？」
観覧車はどぎゅーーーんっと、超高速回転！ 猛烈な遠心力によるＧに、二人はびたんっと窓にほっぺたを張り付けました。
どうやらちょこでろろランドのアトラクションはチョコ造りなだけあって、時おり部品が溶けたりなんだりして、誤作動を起こすようです。
現実の遊園地なら大問題の大事故必至……もっとも、それを楽しんでいる人もいたりするようですけれど。
「いや～、こりゃ楽しいな！ ジェットコースターすごかったな、もっかい乗ろうかなアレ」
チョコドーナツをくわえて、腕にごっそりチョコメニューを抱えて、ちょこでろろランドを絶賛満喫中！ な、桜井 ラッセルでした。
「チュロスも美味いし、ドーナッツも美味い！ チョコパフェなんて子どもの頃以来だぜ。おっ？」
もぐもぐ、ほくほくと楽しんでいたら、同じくここへ招待されたらしい二人の姿が目に入りました。七瀬と想花です。
二人はなぜだから、でろでろのチョコまみれとなっておりました。
「よー、楽しんでるかー！ ははは、その格好、お化け屋敷かバンジーのチョコプールに突っ込んだな？」
「全身チョコまみれで最悪……服もダメになったし、一体何なんだよぉ……！」
ラッセルのような前向きエンジョイ勢は珍しいようでして、想花などはグッタリとしております。あまり、遊園地を楽しめていないようです。
などと思っていたら、
「あ、また来たとですよ。でろろくんとシズクちゃん」
「うわぁー！？」
ひょこひょこと奇怪な歩き方でやってきた着ぐるみたちが、ひょいひょい。想花と七瀬、それにラッセルもまとめて抱え上げました。
「ん、俺もか？ まあ物のついでってヤツだな。はっは」
「ラッセルさん、なんでそんなに楽しそうなの！？」
「チョコ好きだからかな？ おっと、ジェットコースターに向かうみたいだな。あれはすごいぜー、なんせ走ってる途中でレールから外れて、空を飛ぶんだぜ！」
「い、いやだぁぁぁぁ……！！」
じたばたと手足をもがいて抵抗する想花。運ばれるがままのラッセル。
「せっかくだし、楽しまねーとな！」
「まーよく分からんとですが。とりあえず、楽しみますか」
七瀬は腹をくくったか、はふぅとひとつため息をついたのみ。
彼らはそのまま着ぐるみたちに連れ回され、アトラクションをコンプし、七瀬と想花は再びチョコまみれとなり、ラッセルは二度空を舞いました。
ぶかぶかどどん、どんどこどこどん。ぶかぶかどん。楽団の奏でる楽しげ～なメロディに彩られ、夜の中へと浮かび上がる遊園地。
チョコ、チョコ、チョコづくし！ 建物の屋根や壁は序の口、飾り付けからアトラクションの建材まで、ほとんど全てがチョコレートで形作られておりました。
当然のようにあたりへ漂うのは濃密なまでの、チョコレートの甘い香り。
「どこもかしこも、チョコだらけですねぇ」
倉前 七瀬はぽえ～っと感心してつぶやき、
「え、え。ここはどこ……？ どうしてこんな場所に？」
月原 想花はそこはかとなく伝わる不穏に身震いします。
そう、一見そこは楽しげな遊園地ですけれど、ところどころにチョコがでろ～んっと溶けていたり、時おり流れるメロディは調子を外れ、なにやら不気味なのです。
極めつけは、
「お。あそこ、なんかおるとです？」
「着ぐるみ……？ って、あれってもしかし、滴さん！？」
んじぃぃ～～～っ。粘着質にこちらを見つめる二体の着ぐるみ。片方はチョコっぽく茶色のライオン風で、もう片方は白黒のロングヘアの、確かに黒白 滴に似ていました。
その名もちょこでろろくん＆シズクちゃん！ と、胸の名札に書いてあります。
「わっ。こっち来るとですよ」
ずいずい、ずずい。
着ぐるみたちは遊園地のマスコットキャラクターのようです。楽しい楽しい遊園地を素直に楽しめない不埒な子のところに現れて、オススメのアトラクションなどを教えてくれるのです。
「ちょっ、なに！？ さ、触らないで、離して……滴さん！？ どこかにいるの！？ やめて～～～！！」
七瀬と想花はいっしょくたによっこいせと抱え上げられて、運ばれていきます。着ぐるみの中の人、どんだけ力持ちなんでしょう……中の人がいるのなら、ですけれど。
やがて、どっしん！
「いった！ 乱暴にしないでよ……もう！」
「これは、観覧車？ ですか？ チョコでできてますけど」
無理やりアトラクションに放り込まれてしまいました。想花がわたわたと（七瀬はぼんやりと）しているうちに、観覧車はごうんごうん。ゆっくりと動き始めます。
闇夜に浮かび上がる、きらびやかなちょこでろろランドの全景はこれが案外おもむき深く、思わずじっと眼下の風景を眺めてしまいますけれど。
「……おや？ なんか動きが速くなったような」
「速くなってる、速いはやいハヤイーーー！！」
「うわわわ、危なかですよ！？」
観覧車はどぎゅーーーんっと、超高速回転！ 猛烈な遠心力によるＧに、二人はびたんっと窓にほっぺたを張り付けました。
どうやらちょこでろろランドのアトラクションはチョコ造りなだけあって、時おり部品が溶けたりなんだりして、誤作動を起こすようです。
現実の遊園地なら大問題の大事故必至……もっとも、それを楽しんでいる人もいたりするようですけれど。
「いや～、こりゃ楽しいな！ ジェットコースターすごかったな、もっかい乗ろうかなアレ」
チョコドーナツをくわえて、腕にごっそりチョコメニューを抱えて、ちょこでろろランドを絶賛満喫中！ な、桜井 ラッセルでした。
「チュロスも美味いし、ドーナッツも美味い！ チョコパフェなんて子どもの頃以来だぜ。おっ？」
もぐもぐ、ほくほくと楽しんでいたら、同じくここへ招待されたらしい二人の姿が目に入りました。七瀬と想花です。
二人はなぜだから、でろでろのチョコまみれとなっておりました。
「よー、楽しんでるかー！ ははは、その格好、お化け屋敷かバンジーのチョコプールに突っ込んだな？」
「全身チョコまみれで最悪……服もダメになったし、一体何なんだよぉ……！」
ラッセルのような前向きエンジョイ勢は珍しいようでして、想花などはグッタリとしております。あまり、遊園地を楽しめていないようです。
などと思っていたら、
「あ、また来たとですよ。でろろくんとシズクちゃん」
「うわぁー！？」
ひょこひょこと奇怪な歩き方でやってきた着ぐるみたちが、ひょいひょい。想花と七瀬、それにラッセルもまとめて抱え上げました。
「ん、俺もか？ まあ物のついでってヤツだな。はっは」
「ラッセルさん、なんでそんなに楽しそうなの！？」
「チョコ好きだからかな？ おっと、ジェットコースターに向かうみたいだな。あれはすごいぜー、なんせ走ってる途中でレールから外れて、空を飛ぶんだぜ！」
「い、いやだぁぁぁぁ……！！」
じたばたと手足をもがいて抵抗する想花。運ばれるがままのラッセル。
「せっかくだし、楽しまねーとな！」
「まーよく分からんとですが。とりあえず、楽しみますか」
七瀬は腹をくくったか、はふぅとひとつため息をついたのみ。
彼らはそのまま着ぐるみたちに連れ回され、アトラクションをコンプし、七瀬と想花は再びチョコまみれとなり、ラッセルは二度空を舞いました。
シナリオ
シナリオデータ
シナリオスケジュール
- シナリオガイド公開日
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- 2023年02月21日
- 参加申し込みの期限
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- 2023年02月28日 11時00分
- アクション投稿の期限
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- 2023年02月28日 11時00分
