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怪人セブンの邂逅
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【昼休み】
「むうぅぅ~、心配だ、嗚呼、とても心配だッ!」
鈴木 修一郎
は今朝の一件が気掛かりでならなかった。
昼食を早々と済ませ、どうすればいいのか途方に暮れつつ校内を彷徨っていた。
「間違いない、野々は狙われているッ! しかし、どうすればいいのだろう? 嗚呼、心配だ心配だ……!」
頭を抱えて唸る鈴木。傍から見たら「修一郎、貴方疲れてるのよ……」と思わず声を掛けたくなる様子だ。
「心配だ、心配だ、どうすれば、いっ!?」
「きゃっ!」
ドンッと何かにぶつかる鈴木。不意を突かれた鈴木は慌てよろめく。
同時に女性の声が耳に入る。
目の前には、尻餅を付いている女生徒の姿があった。
黒依 アリーセ
は腰をさすりながら、目の前にぶつかってきた鈴木を睨み上げる。
「……ちゃんと前見て歩いてくれないかしら?」
「す、すまない……!」
すぐに頭を下げる鈴木。厨二病患者ではあるが、礼節はきちんと弁えている厨二病患者が鈴木だ。
「……考え事をして、前方を疎かにしていた。以後、気を付けるとしよう……」
顔を上げ、その場を立ち去ろうとする鈴木。
だが、黒依が声を掛ける。
「ねぇ……、そんなに深刻な悩みなの?」
思わず声を掛けてしまった。掛けずにいられなかった。
「あなたの顔、とても思い詰めた表情をしているわ……。まるで世界が滅ぶとでも言いたそうな顔……」
「私の記憶違いでなければ、初対面の貴様にそこまで言われる筋合いはないのだが?」
鈴木は力なく微笑む。図星だった。
「だが、もしかしたら本当に世界が滅ぶかもしれないぞ。私のクラスにいる
野々 ののこ
のフツウが壊されようとしている」
ののこのフツウが壊されるということ。
つまり、らっかみの願いが叶わない=世界が天変地異に見舞われ滅ぶ、という図式。
ののこの影響でもれいびになった人物は、この事実を決して忘れたわけではない。
「それって、相当危険じゃない!? 詳しく聞かせて?」
黒衣の大きな目に力が漲る。
「私は1年6組の黒依。
黒依 アリーセ
。あなたは?」
「隣の5組の
鈴木 修一郎
だ。実は、野々が怪人セブンに狙われているッ!」
「……えっ?」
鈴木の発言にぽかんと口を開ける黒依。
怪人セブンといえば、今朝ニュースで流れた都内の変死体事件の犯人。
(何故、その名前が今ここに?)
黒依の疑問そっちのけで捲し立て始める鈴木。
「今朝、野々が怪人セブンと思しき人物からラブレターをもらったのだ」
「ちょ、ちょっと待って? ラブレター?」
「その文面、どうも怪しいと色々と思案を巡らせた結果、あの手紙は間違いなく怪人セブンからのものだと断定できたのだよ!」
「な、なんだってー! ……って言えば気が済むかしら?」
「そうだ、驚いただろう、ククク……って超クール!?」
冷静な黒依の対応に目を剥く鈴木。
「クールは投げ捨てるものだと相場が決まっているのにも関わらずこのクール然! こいつ、精神的にもクールだッ!」
「えっと……。大体、アニメや小説じゃないんだし、殺人犯が私たちを狙う動機がないわ」
黒依の言葉は正論である。第一、接点がない。
そしてこのクールである。
「ぐぬぬ……。それは、そう、だのだが……。でも、あの手紙、文頭の文字だけを縦読みすると……!」
「縦読みすると、どうなるんだ?」
ぬっと出てきた威圧感のある男。
1年7組の
芹沢 梨樹
だ。
「っつーか、7組の前で痴話喧嘩はやめてくれ。よそでやれ、よそで」
「貴様、痴話喧嘩ではない! 私は、世界の存亡が掛かっている大事な相談をしているのだ!」
高身長を活かし、ふっとニヒルに背筋を正す鈴木。
「……そうなのか?」
黒依を見やる芹沢。
「そう、みたいね……」
クールな表情のまま、首を傾げる黒依。でも否定はしない。
芹沢は眠そうな目のまま頭を掻く。
「怪人セブン。都内の殺人のニュースは俺も見た。で、手紙の縦読みがどう関係するんだ?」
鈴木の顔がパッと明るくなる。それに面倒くさそうな顔で答える芹沢。
「勘違いするな……。ただ気になるだけだ」
テンション低いままのツンデレ発言。
滾る。
「ここじゃなんだ。屋上へ行くか。そこで聞かせろ。ああ、俺は芹沢。よろしくな。」
「感謝するぞ、芹沢! 私は5組の鈴木だ。ククク……、ともに世界を救おうではないか! ファーハッハッハ!」
高笑いをしながら屋上へ意気揚々と向かう鈴木。
ローギアのまま、そのあとを付いていく芹沢。
「……大丈夫かしら」
そして、濃すぎる2人に不安を抱く黒依だった。
「なるほどな。縦読みすると『アイシテルセブン』か」
屋上に到着するやいなや、鈴木は一気に事のあらましを捲し立て始めた。
その中で、ラブレターの文面の頭を縦読みにすると、別のメッセージが読み取れると解き明かしていたのだ。
「ラブレターの中のもうひとつのラブレター! セブンがののこを狙っているのは間違いない!」
熱く力説する鈴木。
「でも、ラブレターの文面を覚えているなんて凄いわ」
黒依が感心すると、鈴木は苦笑しながら、
「う、うむ。野々が音読している間にこの身長を活かして、しっかり覗kげふん記憶させていただいた」
とバツが悪そうに答える。ちょっと罪悪感はあるらしい。
「悪戯の線は考えないのか? まぁ、件のセブンの暗号はNEKOJIMA(SUNDAY)と読めるし、関連性があるのかもな」
芹沢が解いたセブンの暗号。男女の変死体に書かれていた謎の数字の羅列。そして『26=Z』という数式。
「アルファベットは全部で26文字。26がZということは、数字の並びとアルファベットの並びが対応していることになる」
「私もそれは解読できたわ。最初、18と13が誤って報道されてたみたいだけど、すぐに訂正されてすっきりしたわね」
黒依も解けたようだ。鈴木も「私もだ!」と自信たっぷりに告げる。
どうやら、暗号自体は難しいものではないようだ。
そして誤報道、テメーはダメだ!(土下座)
「同一人物かどうかは保留させて貰うが、野々宛の手紙が危ない気配を醸し出している事は認める。ストーカー被害だもんな」
「私も気掛かりだわ。もし本当ならば、これは犯行予告だもの。それが野々さんに向けられたものだとしたら……」
芹沢、黒依、そして鈴木。ともに表情が引き締まる。
冗談だと思いたい。
しかし、拭えない未来の不安感。
何もしないで大事に至ったら?
そう思ったら、やることは決まっていた。
「鈴木、協力しよう。野々のフツウを死守するぞ」
「私も協力するわよ。友達を守ってあげたいもの」
2人の申し出に、某特務機関の司令官のごとき不敵な笑みを浮かべる鈴木。
「……協力、感謝する。我らが3人、野々のフツウを死守するのだ……! ククク……、ファーハッハッハッハ――!」
「厨二病だな……」
「厨二病よね……」
芹沢と黒依は顔を見合わせ、我慢していた言葉を漏らした。
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担当ゲームマスター
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
推理・サスペンス
ホラー
バトル
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2012年12月27日
参加申し込みの期限
2013年01月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年01月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
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