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とりあえず志桜里&獅百合は秘月から離れ、チキンとピザを挟んでにらみあった。
お互い目が据わっている。けれどノンアルコールなままであることは強調しておきたい。合法的なトビ方を心得ているのだ。
「それはそうとエロクロってのは聞き捨てならないね」
「なら明かしてみ? クロの癖(へき)を。それをいただいてから考えようじゃない。だいじょぶひとりじゃいかさないから。あたしも伏せたカードオープンにしようじゃないか。見せ合ってポーカー勝負、いずれがフラッシュかいずれがストレートか」
「さもなきゃフルハウスはたまたフォーカード」
「お先にどうぞ真打ちは後から」
なぜそんな不穏な話に。
秘月はハラハラしたがギリギリまで行ってみたい気持ちは自分にもあった。リズムマシンの音に鼓動をシンクロさせながら志桜里の言葉を待つ。
「秘ぃには言っちゃったけど」
と前置きして先手、志桜里だ。
「やっぱり気に入った相手を縮めて遊びたい願望はあるわね。愛(め)でたさ半分、圧倒的優位から思うがままにしたいのがあと半分。シロの言うように、道場でつまらない相手に使ってせめてもの手慰みにと蹂躙することもあるけれど……ってこれじゃ私が下衆みたいじゃないの!」
シロも言いなさいよとマイク代わりのテレビリモコンを渡す。
「小さくしていじるってわけね。フェティシストじゃん乱歩なみの」
それに比べりゃ自分は穏当、穏当すぎてつまらないくらいと獅百合は言う。
「あたしさあ、構われるの大好きなんだよね。いじるいじられるなら、いじられるほうが感じるわけ」
「知ってるわかってる伝わってるとっくの昔から。シロがいまオープンカードすべきはその理由You Know ?」
「なぜそこまで構われたがるかって? 少なくともクロとひーちゃんには隙あらば一緒にいてほしいみたいなのが原動力っ」恥ずかしくなってきたのか獅百合の顔はみるみるうちに赤くなっていった。「ひとりで暇してる時間って勿体ないじゃん? そのぶん少しでも好きな相手と過ごしたい……ってわけ! いつもひーちゃんがクロとあたしにがっちり挟まれた抱き枕状態で寝ることになる理由もそんなとこさ」
あたしらさ、と獅百合は志桜里に顔を近づけた。
「姉妹揃って猫っ気あるよね。と言っても、かたや黒豹、かたや獅子や虎かというような体格で擦り寄ってくるんだからひーちゃんもたまったもんじゃないかもだけど」
だよねと尋ねる。志桜里は身を引かずむしろさらに乗り出した。
「なにそれに同意しろってどういう了見?」
「どうせ落ちるなら手を取り合って。Let us cling together?」
さらに獅百合は言葉を重ねた。
「認めちゃいなよ。それにさ、人を縮めて遊んだりボロボロにしたりする癖よか可愛いもんでしょ? うちら写し身に見えて、陰と陽くらいに趣向は真逆だし」
「いじられるのがどうこうはともかく、まあ……秘ぃにスキンシップしたいのは、認める」
「オーライ!」
ぐいと獅百合は首を左に向けた。同時に志桜里も首を右に向けていた。
「そろそろひーちゃんも明かそうよ。HEKI(エイチ・イー・ケー・アイ)、癖」
「ここは懺悔室、あと足りないのは秘ぃのconfessionだけ」
もしかしなくても、私。
秘月はにわかに緊張する。
ロックオンされてるよね。迫られてるよね。
癖(HEKI)を明かせって。
「コーラ、なくなっちゃった!」
秘月は声を上げこたつから出た。
「もう一本取ってくるね」
こたつから離れフローリングを歩く。素足だ。ぺたぺたと冷たい床を歩いていると足裏の熱が冷めていった。
足、冷たいな。
冷蔵庫の前なんてとくに冷たい。黒い石床なのだから。
行って戻ってするともう、足の裏は氷みたいだった。冷える冷たい寒い寒い。
こたつに入るなり秘月は笑うのである。
「ほーら、私の足の裏、冷え冷えだろう」
味わうがいい、と足を伸ばして左右、志桜里と獅百合の太ももを平等にさわる。
「ひゃ!」
「マジ冷たっ!」
志桜里も獅百合も悲鳴を上げた。
これがわたしの性癖――。
口には出さないが秘月は告白(confession)したつもりだ。
他人とスキンシップせずにはいられない。肉体が触れあうことこそが私の悦びだから。
引かれるかなと思ったが、秘月の予測は裏切られた。
「ふふふ。私の足癖の悪さを知っての狼藉なら受けて立つわよ」
志桜里の足指は手のように器用、恋人つなぎをするようにしっかりと、秘月と足指同士を絡めてホールドする。
「テクは劣ってもパワーなら負けない。引き込む力なら任せろ」
あうんの呼吸か獅百合はニヤリと、左右の足で秘月の腰をとらえた。
「二十八センチと三十センチ、大足のグリップ力を甘く見たなー?」
「それっ」
獅百合が動く、志桜里は逃がさない。
腰、腹部胸、そして首、かくして秘月の肉体はずるずるとこたつへと飲み込まれていった。
何かで読んだことがある。
秘月の脳裏をよぎった思いだ。
肉食獣の争いにちょっかいを出すと邪魔者から消される、って……!
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
恋愛
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
61人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2023年01月15日
参加申し込みの期限
2023年01月22日 11時00分
アクション投稿の期限
2023年01月22日 11時00分
参加キャラクター一覧
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