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寝子暦1371年のハッピー・ハッピー・ハロウィン☆デイズ!
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遊んだ。
歩いた。
カレーも食べた! カレーパンも!
なんだかんだで満喫した。パレードに加わって星ヶ丘の終点、鬼河内萌は野菜原ユウに呼びかける。
「ユウくん、ハロウィンパレード楽しかったね☆」
「だな」
最初元気なさげに見えたものの、すぐにユウは元気を取り戻し、萌との漫才コンビみたいな珍道中をくりひろげたのである。
これで美しい思い出を終えてもよかったのだが、ふと気になって萌は付け足した。
「蒲田さんもハロウィンを楽しめるようになると良いなぁ。彼女ならどんな仮装をすると思う?」
地雷を踏んだのかもしれない。あるいは、ユウのテンションスイッチを『OFF』にしたのか。(彼の言を借りるなら『熱を冷ました』か)
聞くなりユウは寂しげな笑いを浮かべたのである。
「いや……あいつには、できそうもないな」
黙ってこのまま触れずにすますか。それとも一歩踏み出すか。
ひとつは悩みを残すだけになるかもしれない。
ひとつは傷つく結果になるかも。
萌は後者を選んだ。
「えっと、蒲田穂奈実、さん、だったよね? ユウくんの、難病を抱えている友達っていう。その子の病気って、よくないの?」
ユウはしばらく迷ったようだが、金髪のカツラを外して口を開いた。
「鬼河内、ALSって病気、知ってるか?」ユウの手の中でカツラが回転している。しゃらしゃらと音が鳴るのは、きっとこれがビニール製の偽物だからだ。「筋肉がだんだん衰えて弱ってく病気。あいつな、そのALSなんだわ。ずっと前、俺たちが知り合った頃からなんだけどな」
さっきメールが来たんだ、とユウは言った。
「蒲田、いよいよやばいらしいんだ」
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並んで歩くのはお揃いのカボチャカップルとホラーなナース、つまり八重佳(よっしー)&アツシ組と朝衣だ。
八重佳と朝衣は話し込む。共通の知り合いの話題からはじまり、やがて近況へとテーマは移行した。
八重佳も大学三年、すでに就活戦線のまっただなかにいるという。
「エントリーシートだの説明会だのマジだるい。正直、毎日毎日こればっかりでクタクタだよ」
「よっしー、志望はどの業界だっけ?」
「特にない」
「ないの!?」
「入れりゃどこでもいいよ、もうね、毎日毎日就活でメンタル削られるとそんな気にもなるから。一応食品メーカー希望だけどね」
食品メーカー? とまた朝衣は驚きの声を漏らした。
「よっしーその業界に興味とかあったっけ? 知らなかった」
だよねと言う八重佳は、黒いガラス玉のような目をしていた。
「いまって、先行き読めない時代じゃん? これから日本てどんどん先細りじゃない。貧しくなったら衣食住のうち衣も住も削ろうと思えば削れるけど、食はね、削れるとしても限度があるし」
食べないと死ぬし、と寂しげに笑う八重佳の横顔は、いまの朝衣よりもゾンビのようだ。
明るい話題を投じたいと願い、朝衣は遥人との同棲について明かした。
「みおりん、結婚おめでとー!」
起死回生のカンフル剤、八重佳は目を輝かせた。オイオイ、と手の甲で朝衣はツッコミを入れる。
「まだ早いって」
「子どもいつ生まれるの?」
「だから妊娠しとらんわ!」
えーかげんにしなさいっ、と朝衣がポンと叩くと、八重佳ははじかれたように爆笑した。
「それでさ、遥人の店もチェックポイントなんだ。『青猫亭』、ちょっと寄ってもらっていい? やろうよ、トリックオアトリート! って。お菓子用意してるって聞いてる」
「賛成! 行こう行こう」
「そのままディナーにしよう」
「あたしらカボチャコスなんすけどー!」
いいっていいってと朝衣は親友の背中を押すのだ。
八重佳の目がふたたびガラス玉になったのは『青猫亭』に入り食事を終えてからのことだった。
アツシがトイレに行ったタイミングで、ぽつんと彼女は告げたのである。
「アツシと別れようと思ってる」
就職活動ですれちがいが大きくなり、互いの考えの差がはっきりとわかったからだという。
えっ、と言ったきり朝衣は口がきけない。
「アツシには、まだ秘密ね」
わずかに残ったエスプレッソに唇をつけようとしたが、ためらうように八重佳はカップを置いた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
恋愛
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
61人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2023年01月15日
参加申し込みの期限
2023年01月22日 11時00分
アクション投稿の期限
2023年01月22日 11時00分
参加キャラクター一覧
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