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寝子暦1371年のハッピー・ハッピー・ハロウィン☆デイズ!
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パレードの中央は光の洪水、幻想の世界へと参加者たちをいざなう。
だが柚乃には楽しむ余裕はなかった。
ジェラシーで燃え尽きてしまいそう。
愛は碧南に特別扱いされている――その念が柚乃の頭を離れない。
私の仮装のほうが、あの子の仮装の何倍も時間がかかっているのに!
でも碧南先輩はあの子を褒めた。あの子のほうが似合ってるとでも言いたげだった。『私のほうが頑張ったんですよ!』、叫び出したい柚乃だった。
でも感情剥き出しに怒鳴ったら、碧南先輩は私のことどう思う?
ヒステリックな女は嫌い、と切り捨てられる……?
すべてのはじまりはあの夏だった。いまどき漫画でもなさそうなスラップスティックな状況、脱衣所で滑った碧南を抱きとめようとした柚乃は、もつれあって床に倒れ唇を重ねてしまった。ロマンティックな接吻というより機関車同士の正面衝突のようなインシデントではあったが、キスはキスだ。キスとしか言いようがない。
キスひとつで心奪われたわけではない。
それまでおぼろげに感じていた碧南への想いを、自覚してしまっただけだ。
碧南先輩、私、先輩のことが好きです。
もう尊敬する先輩として見られなくなったのが悲しい。
以後ずっと、碧南先輩に嫌われたくないという一心で自分を抑えてきたつもりだが、その分感情はこじれにこじれて自分の中でぐちゃぐちゃになってしまったと柚乃は思う。
ハロウィン☆デイズのパレードなのに、光はもちろん音も柚乃にはとどかない。柚乃はおっとりとした笑みを浮かべるのは得意だ。
笑みのふりも、得意だ。
右に柚乃、左に愛、中央を歩く碧南はひたすらに気が重い。透明の傘でも差している気分だ。
つらいな。
愛には悪いが、いま碧南は柚乃のことばかり考えている。
柚乃の、自分への想いには気づいている。
気づいているだけに、どうすればいいのか悩んでしまう。
もちろん柚乃のことは好きだよ、私だって。
でも、柚乃のことを大切に思うからこそ、いい加減なことはできないんだよ。いい加減なことを言って、柚乃を傷つけたら絶対に後悔するから。
それに私は、同じくらい鷹取先輩のことも大切で……。
最近、碧南はポリアモリーという概念を知った。もうちょっと学術的な定義があるのかもしれないが、複数の人と恋愛することと理解している。もしかしたら自分はポリアモリーなのかもしれない。優劣をつけるわけではなく、洋二に惹かれる気持ちと柚乃に惹かれる気持ちが均等に胸にあるような気がするのだ。
押し黙ってしまった碧南と柚乃をはげますように、愛は明るい声を出す。
「あそこの駄菓子屋、チェックポイントのようですね。行ってみませんか?」
まもなくこの提案を愛は悔いた。
「やあ、羽生くん」
のほほんとした笑顔で、
鷹取 洋二
その人が駄菓子屋から出てきたのだ。
「おふたりはバスケ部の後輩くんたちだね? みんなお揃いで素敵な仮装じゃないか」
かく言うワカメ頭な彼は袴に帯刀、まげこそ結わねど侍姿なのだった。
「鷹取先輩!?」
ちょうど洋二のことを考えていた矢先だけに、碧南は心臓が口から飛び出しそうになっている。
「おひ、おひ、お久しぶり、です」舌がもつれる。
「そうだね」飄然と告げる洋二である。「推薦でマタ大、受けるんだって?」
「も、もったいなくも受けさせていただきました」
やはりもつれまくっているのか碧南の言葉遣いはなにやら怪しい。
「先輩こそ息災でいらっしゃいますか」
「ああ、まあ、楽しくやってるよ」
この瞬間が本当に幸せと、碧南は背に翼が生えて舞い上がってしまいそうに感じている。
ヤバいなと愛は思った。
恋する乙女だ、いまの碧南先輩。
横目で柚乃を見た愛は、ふたたび背筋を寒くした。
柚乃は表面上にこにことしているが、涙をこらえているのがわかった。
愛が想像した通りだ。柚乃は嫉妬の炎に焼かれている。
あれが鷹取先輩とやらね……!
エキゾチックな見た目でまあハンサムの部類には入るだろうが、どうにもぼーっとしていて眠そうで、つかみどころがないように見えるばかりだった。魅力的には思えない。
木天蓼大学の特待生試験、どうか不合格になってほしい。
柚乃は念じている。そうすればあの鷹取先輩とやらを諦めるかもしれないから。
私、嫌な女だ。
柚乃は思う。心が痛い。
本当に嫌な女だ。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
恋愛
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
61人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2023年01月15日
参加申し込みの期限
2023年01月22日 11時00分
アクション投稿の期限
2023年01月22日 11時00分
参加キャラクター一覧
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