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寝子暦1371年のハッピー・ハッピー・ハロウィン☆デイズ!
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自宅アパート。
落合 まゆら
はクローゼットの前に立ち対峙している。
高校三年生のとき自作した衣装に。『魔法少女ミスティックアリア』のハロウィンバージョンに。
着るの二年ぶり、よね。
危惧している。おもむろに袖を通して、そして――。
もし腕が破けたら、ウェストが通らなかったらどうしよう!
サイズアウト、それは死の宣告に等しい。悲惨な結果を知ればまゆらはきっとしゃがみ込んでしばらく立てなくなるだろう。優しく言えば『ふくよかになった』だが、ストレートに言えば太ったということだから。
いっそのこととりやめて、普段着でパレードを見物に行くことも考えた。
だが迷ってどうする。進めばわかる。まゆらは真実から目を背けたくはなかった。
「えーい!」
声に出してハンガーから衣装を外し装着にかかった。
やった、と小躍りしたい気分だ。
「
サイズぴったり!
」
ミスティの口調を意識しながら叫ぶのだ。誰も聞いていない? いやそんなことはない。ミスティの衣装は聞いている。
「やっぱり普段から運動やってたおかげよね☆」
毎朝のジョギングもトレーニングも、あの苦しさは全部、まゆらを裏切らなかったのだ。
専門学校の卒業まであと半年を切っている。上京の準備はもちろん、卒業公演の舞台稽古もあるので全然ヒマではないのだが、それでもまゆらはパレードに行くことを選んだ。来年からの新しいステージに向けて期待と不安がごっちゃになって、百トンの重しとなってのしかかっているだけに、気分転換が必要と考えたからだ。
悩みは棚上げ、予定も今日だけは延期、かろやかにミスティは玄関を出て行く!
一分しないうちにまゆらは自室に戻り、ドアの鍵を開けようとしていた。
ミスティのステッキを忘れるところだった。
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「はい、季節限定パンプキンたっぷりハロウィン☆カレーお待ちどうさまっ!」
ほくほく笑顔で
鬼河内 萌
はカレーを提供する。ステンレスの皿に盛ったのは、遊び心たっぷりの楽しいカレーだ。後のせの茹でニンジンはジャック・オー・ランタン型、ナンにも海苔かざりで目鼻をつけて、おばけの姿を模している。猫耳をつけただけのイージーなコスプレとはいえ、ハロウィン気分のおじいさんもおばあさんも満面の笑みだ。カレーを注文したのは老人会のみなさんなのである。
「ラスワン出たよ☆ たくさん用意しておいてよかった~」
厨房にもどって萌はピースサインした。「マジよかった!」と
野菜原 ユウ
がガッツポーズで応じる。「超すごくない? 萌ちゃんの見積もり、ぴったりだったっていうかぁ~」と言いながら『Closed』の看板を手に
絢美 清子
(あやみ・せいこ)が店先に出て行った。本日の目玉メニューは余ることも不足することもなく、かっちりと売り切ることができたのだった。
ハロウィン☆デイズ期間は観光客であふれるのが寝子島の常だ。印度カレー専門店『ザ・グレート・タージ・マハル』も大繁盛、最近本土のタウン誌で紹介されたおかげか真昼には行列ができるほどだった。ランチ営業が基本なのだが今日は夕方まで開けて、季節限定カレーを中心にたくさんの客を迎えたのである。ハロウィンスタンプラリーの登録店舗でもあるので、頻繁におとずれるスタンプ帳保持者にもこころよく応じた。食事していってくれるかは関係ない。こうして訪れて店の場所を覚えてくれれば十分なのだ。
「おっと、オレが出るな」
スタンプ帳を手にした姉妹が来たのでユウがスタンプを手に飛んでいく。双子の姉妹だ。ひとりは狼、もう一人は赤ずきんという仮装。双子なのだろうか顔がそっくりだ。
「はいどうぞー。激辛カレーが食べたくなったらよろしくっ」
激辛以外もあるからな、と言ってユウは姉妹のスタンプ帳に赤い印を押した。
今年の『ハロウィン☆カレー』を設計したのは萌だった。昨年提供のものをさらにバージョンアップさせ、インドテイストとハロウィンの祝祭感をあわせることに成功していた。
「じゃあ片付けはしとくからぁ」
戻ってきた清子は笑顔で告げる。
「若いふたりはハロウィンに行ってきてよ~」
「え、でも」
つづきを言いかけるユウに清子は手を振る。
「高校最後の寝子島ハロウィンでしょ? コスプレも持ってきてるんだし早く行ってきなって~。いいからここはおばちゃんに任せてぇ」
「清子ちゃんも若いじゃん! おばちゃんちゃうし☆」
そこは指摘しておきたい萌である。
まあおばちゃんは冗談にしてもぉ、とゆるふわ女子清子は顎に指を当てるのである。
「青春できるチャンスは大切にしなきゃ。萌ちゃんにとってはいまが一番大事なときだよ」
それに、とユウの目を盗んで清子は萌に耳打ちした。
「もう高校生でいられるのも半年たらず。萌ちゃんにとっては正念場じゃない? 大学は彼と一緒になれないかもよ?」
「!」
タンチョウヅルのような声が出そうになったがユウの手前だ。萌は我慢した。かわりにささやき声で応じる。
「どどどうして清子ちゃんそのことをっ」
「見え見えすぎるしぃ」
ほら行った行った~、と清子は萌のエプロンを剥ぎ取るようにして奪った。
「タイムカードは押しとくからぁ……って、この店タイムカードないんだった。ハイチャ!」
ハイチャて何!? と問い返したいもののこらえ、「じゃ、じゃあおねがいしまーす」と萌はユウの背を押すのである。
「清子ちゃんもああ言ってくれてるし、ここはお言葉に甘えて甘えて☆」
おいいいのかよ? ユウはまだ気後れしているが、もう出口まで追われてしまっていた。
「あ、すんませんこの埋め合わせはいつかまたー」
若いふたりは店を後にする。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
恋愛
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
61人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2023年01月15日
参加申し込みの期限
2023年01月22日 11時00分
アクション投稿の期限
2023年01月22日 11時00分
参加キャラクター一覧
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