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寝子暦1371年のハッピー・ハッピー・ハロウィン☆デイズ!
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普段はフィッティングルームとして使われるボックスだ。左右は壁、背後はカーテンで、正面には大きな姿見がある。せいぜい九十センチ四方の空間でしかない。
頭上には煌々と灯りがついているが、ボックス内の彩葉白色でも昼光色でもなく、沈んだようなブルーといえよう。
青山 絢
のため息の色だ。
またこの扮装になってしまった。
バニーガール。
鏡から絢を見つめ返しているのは、セクシーなバニーガールに扮した自分である。
エナメルの光沢もつ黒いビキニにガーターベルト、ハイヒールもまた黒で、チョーカーもしっとりとした黒を巻いていた。手首のカフスとうさぎの尾飾りだけが白く、最大の特徴である長耳のヘッドドレスも艶やかな黒だった。
これって、露出度がもう水着も同然……というか水着じゃない。
我ながらあきれる。ぞくぞくするほど布地面積が少ないのだ。 また身につけてしまった。
まだ花も恥じらう年齢というのに、絢にとってバニーガールは縁が深すぎる格好だった。
ことのおこりは高二のとき、『B☆Iトリエンナーレ』の司会進行役で、前理事長にバニーガール装をさせられた経験だった。あのとき人前に出て、恥ずかしくてたまらなかったが同時に、胸の芯に高揚を感じたことも事実ではあった。
以来いまにいたるまで校内イベントとあればほぼ毎回、絢はバニー装で司会をこなすようになり、いつの間にか「バニーといえば青山さん」で通るようになってしまった。いわば和歌の枕詞だ。あしびきの、とくれば『やま』、たらちねの、なら『母』、バニーガールの、とくれば『青山絢』といったところか。
あまり光栄ではない、むしろ迷惑な連想と絢は考えているのだが、なぜだか機会があるたびにバニーコスに扮しその着こなしがどんどん上達している自分がいる。先日は初の映画出演で得た『ミステリアスな復讐者』という役柄が、なぜかバニーガールになる一幕があって、もはや不動の評価になったとなかば諦めてもいた。おそらくは、今度の寝子祭でも着ることになるだろう。
でも今回ばかりはちと過激すぎはしないだろうか。ビキニなんてハイレグなのである。
真優理さんったら何考えてるのよ。
嬉しそうに服をもってきた従姉には、文句のひとつも言いたいところだ。
まったく、とむくれつつ鏡を眺める。
――もしかして似合ってる? という気持ちがむくむくと鎌首をもたげてきた。
悪くない。いやいやそれどころか。
姿見のなかの少女が唇をゆがめた。
おどおどした視線は上向きになり、蠱惑するように近づいてくる。
綺麗よ、いまの私。
ぺたりと右手を絢は鏡に当てた。自身の躯を鑑賞する。上から下まで。舐めるように。
素敵。
鏡のなかの自分に、口づけしそうになっていることに気がつき絢は身を引いた。
ナルシスティックな我が身を畏れたからではない。
唇は、そう簡単に与えていいものじゃないわ。
安売りしたくなかっただけだ。代わりに投げキッスだけ鏡にくれると、バニーガールはピルエットのように半回転、遠心力の勢いでカーテンを引いた。
外で待機していた
水谷 真優理
は、えっ、と声を漏らして絶句する。目をぱちくり三度ほどまばたきしてようやく、
「……絢ちゃん、よね?」
おそるおそる確認した。
個室の更衣室に押しこめるまで絢は尻込みしていた。アダルトな衣装を手にまごつく初心(うぶ)な乙女でしかなかった。「やっぱ別のにしない?」「帰ろうよ」などと百%勇気ならぬ百%弱気で手こずらせてくれたものだ。そのたび「私もやるから」「どうしてもやってみたいの、付き合ってよ~」となだめすかし拝み倒してなんとかここまできたのだ。ハロウィン☆デイズイベントに合わせてシーサイドタウンじゅうに解放された無料試着ブースである。
試着室のカーテンを引いて、
「ほら、行くよ!」
絢の背中を押して待つことしばし、そしたら驚異のビフォアアフターだ。あんなにおどおどしていた絢が、『妖艶なオトナの女』に変身して出てくるとは!
「どうかしら?」
くらくらするほどフェロモンただよう、魅惑の笑みを浮かべている。
これが。
これが女優力だというの!?
真優理の胸のうち、めらめらと燃え上がる炎があった。
負けてはいられないわ。
いくら化けたとはいえ絢の正体はまだ高校生の小娘だ。
本当のオトナを見せつけなければ!
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
恋愛
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
61人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2023年01月15日
参加申し込みの期限
2023年01月22日 11時00分
アクション投稿の期限
2023年01月22日 11時00分
参加キャラクター一覧
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