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【旧市街:駄菓子屋ねこや】
ここでエルデストのパーティから、ちょっと時間は遡る。
こちらは、
猫村 翡翠
の下宿する
駄菓子屋、ねこや。
その台所を借りて今、翡翠と
八神 修
の2人は、バースデイケーキの作成に取り掛かっているところだ。八神は薔薇園で真央と別れた後、
『時間が空いてるんだったら、蓮のバースデイケーキ作るの手伝ってくれない?』
この級友からそう電話で誘われ、こちらにやって来たのである。
翡翠の言う蓮とは、
森 蓮
のこと。3人は同じ1年5組のクラスメイトなのだ。
「来てくれてありがと、修」
「いや、だがそう期待はしないでくれよ。
手先はそれなりに器用な方だと思うが、料理はいつも使用人任せだ。
今日は、猫村に教わるつもりで来たんだから」
あとこれは内緒だが、実は甘い物好きなこの八神修。猫村が何を作るのか期待して来たところもある。
「蓮に贈るケーキはね、ザッハトルテを作ろうと思ってるんだ」
けれども、台所に用意された材料を見て、不思議に思う八神だ。
「ん? だが卵やバターが見当たらないが……それにこれは、米粉か?」
「うん、スポンジのチョコ生地は、米粉にココアパウダーを混ぜて作る。
バターの代わりにはマーガリン、ミルクは豆乳で代用するよ」
「どうしてそんな……ああ、」
そこで八神も、クラスメイトの食習慣を思い出す。森蓮は、卵や乳製品が使われている食品は、固く口にしないのだった。翡翠はその他の材料を並べて、
「グラサージュに使うチョコレートも、乳成分が入ってないものを選んだし、
これも豆乳生クリームなんだ」
「へえ……卵や牛乳を使わずに、ケーキが作れるのか。
アレルギーの人にも良さそうだな」
「蓮は、主義で食べられないんだけどね」
「すごいな。猫村はいつもこんなふうに、自分で料理するのか」
「……、難易度高い気がするけど、頑張ろう」
「おい」
2人の前途は多難かもしれない……。
(でも、あたしの誕生日の時には、祝ってくれる人達がいたんだから)
「だから今度は、あたしが祝う側になる番なんだ」
キュッとそうエプロンを結んで、ケーキ作りに取りかかる翡翠なのだった。
「うん、スポンジはこれで焼けてると思う」
串を刺して焼き加減を確認し、上面にあんずのジャムを塗る。その間に、
八神 修
が小鍋で溶かしていたチョコと豆乳生クリームに、リキュールを足して風味付け。
「このチョコレートをスポンジに垂らして、っとと」
チョコの糖衣でグラサージュ(コーティング)。パレットナイフで均して表面が固まったら、
「……できた! 蓮、よろこんでくれるかな」
ちょっとサイドのグラサージュがいびつになってしまった気もするけど、それなりの見映えのザッハトルテが出来上がった。
「うわっ、もうこんな時間だ。パーティ始まってるよ、急がなきゃ」
慌ただしく支度を始める
猫村 翡翠
を、「あ、猫村」と八神が呼び止める。
「何、えっ……ぬいぐるみ? これ、あたしに?」
手乗りサイズの可愛らしい猫のぬいぐるみを受け取って、びっくりする翡翠。それは、八神修が薔薇園で買い求めていた、あの贈り物だ。
「中に薔薇のポプリが詰まってる。今日のお礼だ。
猫……好きだって聞いたんだ」
「うわ、修、ありがとう……」
感激する猫村に、はにかみながら八神もまた、笑顔を返す。
「今日は楽しかった。こちらこそ有難う」
【エルデスト店外】
「おや、真央さん」
そろそろ陽も沈もうとしている頃。エルデストに入店しようとした
森 蓮
は、ドアから出てきた
後木 真央
とばったり出くわした。
「あっよかったのだ、蓮ちゃん!
真央ちゃんちょうど帰るところだったのだ、
プレゼント渡せなかったらどうしようと思ってたのだ」
とごそごそ荷物を探り、薔薇園で買ったプレゼントをにぱっと差し出す。
「にゃふっ、蓮ちゃんにはポプリとアロマキャンドルなのだ。
お誕生日ハピバなのだ!」
「これは真央さん、どうも有り難うございます」
「猫鳴館ではお世話になってるのだ、
これからもよろしくなのだ……あれ? 翡翠ちゃんなのだ!」
その声に森が振り向けば、道の向こうからクラスメイトの
猫村 翡翠
が、こちらに走ってくる。
「よかった、蓮! 間に合って……」
ぜえぜえと息を切らした翡翠を、気遣わしげに心配する森に向かって、
「よかったら、蓮の写真を撮らせてもらえないかな」
とカメラを取り出す翡翠。祝う相手の写真を撮って、その瞬間を残しておくこと。これが彼女の考えた、もう1つのプレゼントだった。
「ええ、勿論良いですよ。お願いします」
快く承諾してエルデストの前に立つ、森蓮の姿をパチリと1枚。
「あっじゃあ真央ちゃんが、2人の写真も撮ってあげるのだ!」
真央の粋な計らいで、続いて森と翡翠もドアの前に並ぶ。やや眩しそうに、沈む夕陽に目を細める、その森の綺麗な横顔を見ながら。
同い年になった2人は、再び同じ16歳に並ぶ。
(そう、その時のことは、その時だけだから)
この時間のことを、森が憶えていてくれるといいなと思う翡翠だった。
「わーい真央ちゃんも写真撮ってもらったのだ!」
次に翡翠の撮った森と真央の夕景の画像を、さっそくねこったーにアップする彼女。携帯不所持の森には、後でプリントして渡すことを約束し、真央も楽しい思い出を胸に、パーティ会場を後にするのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
鈴木二文字
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
恋愛
オールジャンル
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年11月14日
参加申し込みの期限
2013年11月21日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年11月21日 11時00分
参加キャラクター一覧
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