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6月の★ハッピーバースデイ
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【エルデスト1F】
「むむ、そっかー、ネイサンさんも6月生まれだったんだ。
直行して来ちゃったから、プレゼント用意してなかったよ」
誕生日の店員たちに贈り物をする人たちを見て、ちょっとしまったかなと思っているのは
晴海 飛鳥
だ。今日はエルデストで誕生会があると聞き、その足でここにやって来てしまったのである。
(まぁミサキ君の方には、学校で渡そうとカバンに入れてた、
プレゼントがあったからよかったけど)
岬と飛鳥は、同じ2年4組のクラスメイトなのだ。
「おっと、そこでお悩みのJKは、飛鳥じゃねえか」
そこにグラス片手に通りがかったのは、
神無月 文貴
である。
「あっれー? フミッキおじさんも、来てたんだ」
「カーーッ! せっかくのパーティだってえのに、
相変わらずのちんちくりんかよ。色気ってモンが全くねーな!」
てっぺんからつま先までヤクザに見下されて、むむ……と自分の服装を見る飛鳥だ。むしろ学校でも可愛らしい部類に入る飛鳥なのだけれど、自分を赤ん坊の頃から知っている文貴から見れば、いつまで経っても子供に見えるのらしい。
「親分さんはいじわるね? うふふ!」
そこに取り皿片手にやって来た
美崎 岬
が、文貴を茶目っ気たっぷりにヒジで突っつく。
「おう、岬ちゃんか」
「ハッピーバースデイ! はい、コレは飛鳥ちゃんの分!」
「わっ、ミサキ君の手作りかい? うれしいよ」
岬からチョコタルトを貰って、すぐに機嫌が直る飛鳥だ。
「ほんとガキだな、飛鳥は。けどそんな、まだ尻にカラの付いてるようなてめえにも、
俺からとっておきのプレゼントがあるんだぜ!」
ばーーんと紙袋を取り出す文貴、内心ではさっきから笑いが止まらない。
(くっくっくっ。イカしたランジェリーショップで買ってきた、この過激なガーターセット!
これが似合う女になれよ、って飛鳥をからかって遊んでやれ)
「いやん! 親分サンにランジェリー貰ったわん!」
「へっ?」
ところが、その文貴の背後で、聞き覚えのあるハスキーボイスが。「きゃっ」と女性客たちの短い悲鳴と男性陣のどよめき、イヤーな予感に文貴が振り向けば、後ろのテーブルでこれ見よがしに、ワインレッドのガーターセットを広げている、
姉小路 ネイサン
の姿が……。
「何いっ、あれはっ!?」
慌てて、今自分が飛鳥に贈ろうとした紙袋を確かめる文貴、
「しまった、なんてこったあ!
飛鳥に渡すつもりの袋を、間違ってマスターに渡しちまったああ!」
「コレはもう着ざるを得なあい!」
ダッシュで地下の自室に走り、悩殺ランジェリー1枚の姿になって戻ってくるネイサン!
「どうどうどう? 親分サン、アタシのダイナマイトワガママボディは!」
「ちょっネイサン、ばか待て、寄るな騒ぐな近付くな!」
「凄くセクシーでしょおん! ありがとおん!」
「ばっやめろ大胸筋を見せ付けるな俺のうなじに息を吹きかけるな!
ギョエアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!」
身長2メートルの巨漢に店内を追い回され、悲鳴を上げて階段に消える四代目を見送りながら、
「文貴おじさん……とうとう性別の壁まで越えちゃったのかなぁ。
まったくもう、お盛んなのは結構だけど、僕の見てないところでやってほしいよ」
と呆れた顔を岬と見合わせ、肩をすくめる飛鳥だった。
【エルデスト2F:鹿黒暖簾の部屋】
エルデストの2階には、居候がいる。「ありゃ、用心棒かい?」と上階を指して聞く酔客もいるが、当のご本人は目を細めて、穏やかに笑うばかりだ。
庭師を自称するその彼の名は、
鹿黒 暖簾
。
「(ドンドンドン!)ちょっと暖簾ちゃん!
居るのは分かってるのよん、親分サンをお出し!」
「(ガチャ)よう姉小路……って、お前なんて格好してんだ!?」
姉小路 ネイサン
の乱暴なノックに出てきた鹿黒が、その悩殺ランジェリー姿にギョッとする。
「去れ帰れ服着ろ!(バタン!)」
「って何よ暖簾ちゃん、追い出すなんてヒドいわん!」
閉め出されてしつこくドアを叩いていたネイサンだったけれど、
「ン、もう親分サンったら! また今度ハントしちゃうんだからん!」
やがて服を着直しに、また地下の自室に戻っていったようだ。そのムンムンした気配が消えるのを、ドアの内側でしばらく待ってから、
「よォ、もういいぜ? 神無月の旦那」
「ふう。た、助かったぜ、鹿黒……」
ベッドに隠れていた
神無月 文貴
が、がばっと布団をめくって安堵のため息をつく。その質素なベッドに鹿黒も腰掛けながら曰く、
「旦那も悪い。あんな下着渡したの絶対旦那だろ」
「ありゃちょっとした手違いで……いや、面目ねえ」
ぽりぽりと頭を掻く文貴、そんな様子を面白そうに鹿黒も見守りながら、
「にしても、今日は随分と下が騒がしいなァ」
「ああ、マスターの企画でお誕生会やってんだよ。この辺の6月生まれサンのな」
「へェ……本当姉小路の奴、賑やかなの好きだよな。
けど、こういう雰囲気……嫌いじゃねェ」
しばらく2人黙って、階下の笑い声に耳をすます。鹿黒の口許に、知らず微笑が浮かんでいるのを見て、文貴が背広の内側から、数枚綴りのチケットを取り出した。
「……ん? くれるのか、何だコレ?」
「肩叩き券だ。好きな時使いな」
「肩叩き券!?」
ためつすがめつ、その手書きの券を不思議そうに眺める鹿黒暖簾だ。
「はァ、そうかァ……俺もついにそんな歳になっちまったか」
「そういうんじゃねえよ。52歳だろ、まだまだ現役だよ」
「ていうか旦那、こんな俺の誕生日まで、憶えててくれたのかい」
「当たり前だろ。それにこの俺様が肩を叩くヤツなんて、てめえの他にはそういるもんじゃねえ。
しゃらくせえが、てめえも家族の一員だと思ってんだ」
「そうか……そうか」
そのまま身じろぎもせず、じっとしばらく目をつむっていた鹿黒だったが、
「俺ァお前さんみてェな家族に会えて幸せ者だな。
……ありがとう」
「ああ、長生きしてくれ」
「じゃァ、さっそく1枚(ぴら)」
「使うの早いな!?」
「
背中は預けたぜ、旦那
」
「ちょっと使い方間違ってんぞ……まあ、いいけどよ。
よっしゃ、んじゃいっちょ派手に揉んでやるとすっか!」
【エルデスト1F】
そして階下でもまた、思いを伝えるプレゼントが、手から手へと渡される。
「まぁ、飛鳥ちゃん、これ……ムーンストーンのペンダントね!」
晴海 飛鳥
からの贈り物を開け、ぎゅうと彼女に抱きつき感激する
美崎 岬
だ。お小遣いの範囲で何とか買える値段の物を、一生懸命選んだ飛鳥だったけれど、喜んでもらえてうれしい。
「ムーンストーンは『愛を伝える石』って言うらしくてね、
持ち主を優しく大らかな愛情で満たしてくれるんだって。
これからも優しくいてねって思いを込めて……ミサキ君、18歳の誕生日おめでとう!」
そうやって、思いはここでも、人から人へと手渡されてゆく。
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担当ゲームマスター
鈴木二文字
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
恋愛
オールジャンル
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年11月14日
参加申し込みの期限
2013年11月21日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年11月21日 11時00分
参加キャラクター一覧
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