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【2年遠足】河口湖に行って、なにしよう?
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【お友達と楽しもう】
「ほほう……」
幼馴染みの
風鳥院 鴇夜
が立ち止まり、
香月 春人
は足を止めた。
「どうした、鴇夜」
「いや、ここが遊園地かと思ってな。春人は来たことがあるのか」
「あー、まあ、ガキの頃にな」
「ふうん。人気の娯楽場だとのことだが、雑然としていて俗っぽい印象だな」
たしかに落ち着きのない園内は、鴇夜に似合っているとは言いがたい。
しかし、縁がなかったからこそ、鴇夜は本日の遠足を楽しみにしていたのだろう。
「ま、いろいろと乗ってみようぜ」
春人の言葉に、やけにあっさりと、鴇夜はうなずいた。
「そうだな、物珍しいものがたくさんあるようだ」
鴇夜はざっと園内に目を走らせると、春人に訊ねた。
「なあ春人。あのぐるぐる回っているものは何だ」
「ああ、あれはジェットコースターだな」
春人は口をへの字にして答えた。絶叫マシンは、大の苦手だ。
どう言いつくろったところで、人には得手不得手がある。怖いものは怖いのだ。
「ほう、あれがジェットコースターとな。……行くぞ、春人」
「え、行くのかよ」
「どうした、怖じ気づいたのか? 自ら危険に立ち向かわねば、男の名がすたるというものよ」
「いやぁ、でもなぁ」
「あれほどの悲鳴だ、身の毛もよだつほどの乗り心地なのであろう」
ジェットコースターをひたと見つめる鴇夜の眼差しは、期待に輝いていた。
「……しょうがねえな、わかったよ」
観念して春人はうなずいた。さいわいなことに、乗り物自体には弱くない。
ひとつやふたつなら、辛抱して付き合ってやろうと考えた。
「さてさて、大衆を魅了する噂のアトラクションとやらの正体を見極めることにしようかのう」
ジェットコースターに向かう鴇夜の足取りは軽かった。
『わぁ、遊園地なんて何年ぶりかな』
御影 シオン
がメモ帳をかざすと、
鴻上 優梨乃
が笑顔を向けた。
「私も小さいとき以来だわ。楽しみね!」
ネコフジアイランドに来るのは初めてだという優梨乃が、シオンに訊ねた。
「どこから回りましょうか。シオンはどこに行きたい?」
手に持ったペンをふらふらさせて、シオンは考えた。
(んー、どこがいいかなー。……ん、そうだ!)
『ここのお化け屋敷、すっごいらしいから行ってみようよ』
「えっ、いきなりホラーハウス!? ここのは怖いって評判よね……」
(あれ、優梨乃ちゃんこういうところダメなのかな?)
首を傾げて見つめる先で、優梨乃はぎゅっと拳を握りしめてうなずいた。
「いいわ、行きましょう。女は度胸よ!」
『大丈夫?』
「お化け屋敷くらい、もちろん平気よ!」
優梨乃とシオンは、マップで位置を確認して、仲良くお化け屋敷へ歩いていった。
「これが……、ホラーハウス」
巨大な廃屋を模した、おどろおどろしい建物を前にして、優梨乃はシオンを気遣った。
「思った以上にすごそうね……。シ、シオン、怖くない……?」
(うん、大丈夫だよ)
こくりとうなずくシオンに、優梨乃は手を差し出す。
「怖かったら、いつでもつかまっていいのよ……!」
若干怖じ気づきながらも、根っからの面倒見の良さを発揮して、優梨乃はシオンを気遣った。
『ありがとう!』
(本格的で面白そうだなー!)
服部 剛
と一緒にいる
弥逢 遊琳
に気づいて、
シグレ・ナイトウォーカー
は声をかけた。
「お、弥逢と服部、ネコフジアイランド行くなら、一緒に回ろうぜ!」
「やあ、シグレ。いいね、そうしようか」
「人数多いほうが楽しいもんなあ!」
テーマパークを初めて訪れるというシグレに、剛が胸を叩く。
「俺も久々やな、おっし、全力で楽しもか!」
「わくわくするな、楽しそうだ」
「そうだね、……どこに行こうか?」
園内マップを見て訊ねる遊琳に、シグレが即答する。
「よし、最初はお化け屋敷とやらに行こうか!」
「お化け……屋敷……?」
とたんに顔を引きつらせて、剛が後ずさる。
「はは……冗談やめたってぇ」
「どうした、服部?」
「よし、決まりだね。シグレ、服部、行こう」
「……マジか。お化け屋敷……うぅ……」
「服部、苦手なの? 大丈夫、僕も得意かどうかわからないし」
「楽しみだな、どんなところだろうな!」
シグレと遊琳に背中を押されて、剛は歩き出した。
「お、おー。せやな。……どうにかなる……んかなぁ?」
「……と思っとったけど、やっぱり無理やこれぇ!」
お化け屋敷に到着するなり逃げ腰になった剛とは正反対に、シグレは興味津々、外観をじっくりと見つめた。
「へえ、本格的だな。中が楽しみだ」
「うーん、なかなか怖そうだよ」
「怖いわこれ~! 入らなくてもわかるってぇ!」
「廃屋の探索仕立てになってるのか。なるほどな、お化けがたくさん出てきそうだ」
「そういうこと言うなて! ほんまに出てくるから!」
「そりゃあ、お化け屋敷だものね、いくらでも出てくるだろうね」
「うーわーっ」
並んでいる時点でわあわあ騒いでいた剛だったが、中に入ってからは、いっそう怯えて叫ぶこととなった。
「なかなかよく出来ているな、細部までおどろおどろしいし、血痕の飛び方もリアルだ」
「お、お化けは苦手なんにぃ……ひっぎゃあぁぁぁ!!」
ズズ……――と、重たいものを引きずる音がして、剛はシグレにしがみついた。
「何!? 何や今の音ぉ!!」
「どうした服部。ほら、天上から手が生えてるぞ、見応えがあって面白いな。雰囲気も満点だ」
「満点すぎやろーっ! うっぎゃあぁぁぁ、出たぁぁぁあ!」
人間のようなものを引きずりながら飛び出してきたお化けに、剛が悲鳴をあげた。
「うわぁ、腐りかけの肉体がリアル……」
感心した様子で、遊琳がお化けを見つめた。
どうやら遊琳は、覚悟していたほど怖くはないようで、楽しむゆとりをみせている。
「ほら、服部、前方からも不穏な物音がしているよ。知ってる? 怯えている人間にお化けは狙いを定めるんだよ……」
「嘘やっ……、そんなん……、嘘、うんぎゃぁぁっ!」
証明が点滅して、剛はしがみつく手に力を込めた。
「あ、明るくなっ……ひぃっ」
ぱっとあたりが明るくなったと思うと同時に、眼前に血まみれのお化けが現れて、剛は取り乱した。
「もう嫌やぁ! 怖いっ、こわいコワイ……ぁぁぁぁ、うがぁっ!」
ぷつんと、剛の理性がぶち切れた。
「コワイ言うとんじゃあ! ほんまうざいわ、なあ、そんなん怖がらせて面白いんかあ!?」
「えっ、ちょっと服部、落ち着いて……」
なだめようとして伸びてきた遊琳の腕を、剛は振り払った。
「そんな程度で怖がると思っとるんか、ぬるいわ、ボケェ! やるなら徹底的にせぇや!」
目を血走らせて、剛はお化けにつめよった。
「ほんまの恐怖っちゅーんがどんなんか、俺が教えたろか? 何事も徹底的にせなあかんのや!」
「落ち着け、服部。こういうのはお触り厳禁だろ!」
「追いかけてくるもんに触って何が悪いんや! こうや、こうしてやる! 痛かったらごめんなぁ★」
あはははははははっ! と、ご機嫌に笑う剛を、シグレと遊琳が羽交い締めにする。
「服部、進もうぜ、とりあえず離れよう、な! いいから進めって!」
シグレが剛の頭にゲンコツを落とし、遊琳は剛の首を自分のほうにぐいっと回した。
「そうだよ、服部。ほら、僕の目を見て、落ち着いて……」
遊琳がろっこん『Occhi del diavel』を発動させようとした。
近くにお化けがひそんでいて効果は弱かったものの、それでも気を許した友人の顔を間近に見た安心感もあり、剛の瞳に生気が宿る。
「……ね、落ち着いて。大丈夫だから」
「あれ? なんでやろ、頭と首が痛いような……」
間近に遊琳の顔を見て、剛が首をひねった。
「正気にもどったか」
シグレのつぶやきに、剛がまばたきをくり返す。
「はぁ? 何がや?」
「……って、は? 覚えてない? ちょっと一発殴っていいかな」
「えっ? 何? 俺殴られなあかんの? ……って、うっぎゃぁ、お化けや-!」
お化けの存在に気がついて飛び上がる剛を見て、遊琳は肩を落とした。
「……あー、もういいや。行こうかシグレ」
「そうだな、先は長いようだし、進むとするか」
すたすたと歩き出す二人に、剛は慌てた。
「ちょ、待ってぇ!? 置いてかんでー!!!」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
瀬野 とうこ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
50人
参加キャラクター数
50人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年10月31日
参加申し込みの期限
2013年11月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年11月07日 11時00分
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