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幽霊だって恋をしたいッ!
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そろそろ深夜と呼ばれる時間に差し掛かるだろうか。
ネオン輝くシーサイドタウンを抜け、旧市街に向かうと急に暗闇を実感することになる。
「はぁ、ったく、こんな時間に何考えてんだよ。あー、メンドくせぇ……」
吾妻 優
はどんどん光のない方向へ進む
六月一日宮 檸檬
の背中にそんな言葉を投げかけた。
「なんだよ! 吾妻は気にならねーのか? きょぬー幽霊のこと!」
「……んなもん、気にならねーよ」
「じゃあ、先に帰ればいいじゃねーか」
それでも吾妻は六月一日宮を置いて帰ったりはしない。
というのは実は吾妻が努力家ということを六月一日宮に知られて以来、逆らえなくなったのだ。
「帰らねーのか?」
「……うるせー」
その後しばらく無言で幽霊を探すふたり。
彼らが幽霊を見られる質なのかも定かではなかったが、面白半分なのでそれでいいのだろう。
橋に差し掛かった頃、「あ? なんか変な感じしねぇか?」吾妻は急に肌寒くなったような気がして六月一日宮を呼び止めた。
すると、「むむ!」と六月一日宮はうなる。
「どうした?」と急いで吾妻は様子を伺うために駆け寄った。
すると、「ほんとにむむ胸生えたとか何だこれっ」と六月一日宮は慌てふためいていた。
吾妻は件の胸を覗き込む。そこには確かにメロン並のものが実っていた。
『せめて大きくなったとか言いなさいよね』
幽霊はムッとしたが、残念。彼らもまた存在を感じ得ない人。
「六月一日宮! 何だそれ!?」
吾妻はあまりの衝撃に大声を上げてから、こみ上げてくるものをこらえるために六月一日宮に背を向けた。
「ぷっ……く、はは!」背を向けると吾妻はすぐに吹き出してしまい、「あはははは!」一度吹き出してしまうともう笑いが止まることはない。
「わ、笑うなよ!」
六月一日宮は顔を真っ赤にして怒鳴った。恥ずかしさと悔しさを隠すための必死なのだろう。
「す、すげぇなそれ! お前、も、モテるぞきっと! く、あははははは!」
けれどもその声は余計に吾妻の笑いを濃くする。
六月一日宮は吾妻を睨みつけてから、傘を放り投げて勢いよく背中に抱きついた。
「なに、笑ってんだよ☆」
「……って、うぉぃ!? 何してんだテメェ! こっちくんな!」
吾妻はなんとか振り払おうと身をよじるが、六月一日宮も意地になっている。なんとしても逃すものかとがっしりとしがみついた。
「吾妻ってば、こうして欲しかったんだよな!」
それから六月一日宮はニヤニヤと笑いながら吾妻に大きくなった胸を押し付けた。
吾妻の傘も落ちて、ふたりはずぶ濡れ。
六月一日宮は当然ブラジャーなどしていない。大きな果実のすべてが透けて見え、吾妻のそれなりに鍛えられた肉体にもシャツが張り付き、薄く肌が透ける。
『これはこれで、面白いかなー』
幽霊はふたりのやり取りをそれなりに楽しむが、『この二人じゃ恋愛は無理ね……』本来の目的は諦める。
「や、やめろよッ!」と吾妻。「ほれほれー!」と六月一日宮。
しばらくそんなやりとりをジッと我慢していた幽霊に、飽きが訪れる。
『ほかの人間を探しましょ……』と六月一日宮から抜けようとしたとき、ちょっとした悪戯心が芽生えた。
『……恋愛は、楽しむものよね? つまり楽しければいいのよね?』
六月一日宮がにやりと笑ったのを吾妻は見た。
それを最後に立場は変わる。
「おぃ!? 今度は俺か!?」
吾妻の顔からさっと血が引いた。すかさず大きな胸を六月一日宮から隠そうとするが、抱きついている六月一日宮から逃げられるわけもなく。
「さっき俺の事笑った罰だろー!」
『そそ、』
六月一日宮はその大きな胸を思う存分揉みしだいた。
吾妻の抵抗が弱まってきた頃を見計らって、吾妻の前に回る。
「ふふん、案外似合ってんじゃね?……ぷくく」
吾妻は恥ずかしそうに胸を隠すが、大きすぎるそれを隠しきることはできていなかった。
「む、胸、苦しいんだが……」
吾妻は息苦しそうに言った。
「じゃ、脱げばいいんじゃね?」
六月一日宮は絶対嫌がるだろうなと思いながら、シャツのボタンを指さした。
六月一日宮の予想通り、吾妻は押し黙って拒絶の意を示す。
「お、俺、帰るわ」
そしてくるりと踵を返し、その場から立ち去ろうとした。
「って何逃げよーとしてんだよー逃がすつもりねーから!」
もちろん六月一日宮は笑顔で吾妻の腕を掴む。
「離せよ!」
「離さねー! アンド、記念撮影!」
その上六月一日宮は携帯電話を構え、吾妻の姿を写真に収めていった。
「やめろぉおおおおお!!」
吾妻の悲鳴が旧市街に響く。シャッター音も、途切れない。
「ほら、あんまりうるさくしたら迷惑だからさ」六月一日宮は吾妻を宥めるが「じゃあ写真撮るなよ!」けしてその手を止めなかった。
「うし、これなんかいい感じだぜ」
満足のいく写真を撮って、六月一日宮は吾妻に同意を求めた。
「……」
いじめすぎたのだろうか。吾妻は俯いて、なにも話そうとしない。
「吾妻?」
(流石にやりすぎたかな?)と吾妻の様子を窺うと、「六月一日宮……なんか、ヘンなんだ……俺、」頬を染め、息を荒くして、六月一日宮にうなだれかかってきた。
『楽しまなきゃね』
ほくそ笑む幽霊の声を二人は聞くことができない。
「なぁ、ほずみやぁ……」
今度は吾妻が六月一日宮に抱きついた。
「吾妻、しっかりしろって……!」
なんで俺が迫られてるんだ。内心パニックを起こしていたが、吾妻を止めるのが先決。六月一日宮は吾妻の顔を掴んで正気に戻そうとした。
「ん……」
吾妻は目をつむって、六月一日宮に顔を押し付けようとする。
「ちっ近いって……俺の話聞いてる!?」
「聞こえてるよ、」そう言って吾妻は濡れたシャツ越しにツンと主張する胸をこすりつけてきた。
(俺には気になる人が!)
六月一日宮は吾妻を呼び戻そうと懸命に声をかける。
「ちゅ、しよ?」しかし、いっこうに報われる気配はなかった。
「彼らがそういう関係だったとはねぇ……」
骨削 瓢
は少し離れたところからその様子を窺っていた。
邪魔をするべきか、しないべきか。
「うーん、邪魔しないほうが楽しそうかなぁ?」
そうつぶやくと、背後から声をかけられる。
「邪魔をしていたのは、君か」
旅鴉 月詠
。いまだ幽霊の後を追っていたのだ。
「あれま、見つかっちゃったねぇ」
驚くというよりは楽しむように骨削は目を見開く。
旅鴉も脅しかけるわけでもなく、「今回は邪魔をしないのか?」と落ち着いて尋ねた。
「いやぁ面白そうだからねぇ」
「なるほどな……」
そんな風に話していると「おや、また誰か来たようだねぇ」骨削は楽しそうに笑った。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
つるこ。
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
恋愛
コメディ
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年11月07日
参加申し込みの期限
2013年11月14日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年11月14日 11時00分
参加キャラクター一覧
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