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幽霊だって恋をしたいッ!
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その日の寝子島はどんよりとしていた。雨のせいで視界が悪いせいかもしれない。
せっかく風景デッサンをしていた
旅鴉 月詠
も、これではなにも見えやしないと早々に帰路についた。
(……迎えに来てもらったほうがよかったかもしれないな)
ひどく雨足が強いというわけではないが、道路を跳ねて靴下に染み込んでいく雨粒は、旅鴉の気分を重たいものに変えてしまう。
星が丘寮は遠い。今からでも迎えを呼ぼう。
そう思って携帯電話を取り出すと、そわそわとした女が歩いてきた。
(……?)
旅鴉は首をかしげた。
女自体はさほど変わった様子はないのだが、その女に別の女が重なって見えたのだ。
瞬間的に判断した。ああ、人ならざるものの仕業だ、と。
旅鴉は思わずバッグに提げた御札を軽くなでる。
警戒する彼女をよそに、その女はなにごともないように旅鴉の横を通り抜けていった。
「――男、見つけるわよ、ふふ、ふふふふ」となにやら唱えながら。
旅鴉はその女の背を見つめた。
(悪い霊ではないようだが……)
そうであっても憑依して奇行に走るのはいただけない。
旅鴉は声をかけることにした。
「これそこの人間に憑依してる痴女幽霊」
女の背が大きく跳ねた。
「その人間で何するつもりかね?」
「な、なんでもないわよ! ただちょっとこの胸を使って男どもを篭絡しようと……」
焦っているのか女の説明が走る。
旅鴉はふむと頷きながら女の胸に手を伸ばし、「はぅッ!?」とわめく女を無視して、さらなる説明を求めた。
「なるほど、なにか理由があるのだろうが……話してみろ」
まったく表情を変えずにもみもみ。
(あまり迷惑をかけると妖怪ハンターに強制成仏されるからな)
これも、旅鴉なりの優しさである。
女は羞恥に震える。
旅鴉は胸を揉む。
女、震える。
旅鴉、揉む。
「ぅ~ッ!!」
女は泣き出しそうになりながら、渋々、口を開いた。
「あ、ちょっと待て、どこか喫茶店にでも入ろう」
このままでは濡れてしまう。旅鴉は提案した。
二人はキャットロードにあるコーヒーショップに入った。
旅鴉は珈琲をふたり分注文して、女にそっと差し出してやる。
女はひとくち飲んで、わずかに笑顔をこぼしてから、
「私、二十九なんだけど、恋愛経験ないまま死んじゃって……」と語りだした。
しかしすぐに言いよどんだので、「ん? どうかしたのか?」旅鴉は手をギュッギュと握ってみせる。
よほどさきほどのことが堪えたのだろう。女は口をパクパクとさせてから、すぐに続きを話した。
「ど、どうしても、恋愛が、してみたくて!!」
旅鴉は頷いて、珈琲をすすった。
「なるほどな」
それから考え込むように顎に手を当てる。
(……どうせなら、)
旅鴉はにやりとほくそ笑んで、「そうさな、疑似恋愛をしたいなら良い方法がある」とささやきかけた。
「本当!?」
幽霊女はそ旅鴉の思惑には気がつかずに嬉しそうに身を乗り出す。
旅鴉はわざとらしく間を空けてから、一音一音立てて、言葉にした。
「カップルの女子を狙え」
「か、っぷるッ!?」
幽霊女は驚き、憎らしげに声を上げる。
「そう嫌がるな。さすればNTR的な恋愛を楽しみつつカップルの恋を進展さすことができるだろう!」
「えぬ、てぃーあー……?」
「寝取られだ」
初な女は赤面した。
「どうかね? さながらキューピッドのような立場は」
「わ、悪くはないけど」
悩む女を捨て置いて旅鴉は話を強引にすすめていく。
「狙いは……
魂行 凪
などどうだろうか」
旅鴉は友人の名前を挙げる。
妖怪ハンターこと
夏神 零
が彼氏だから大丈夫だろう。そんな安易な理由で生贄は選ばれた。
「
伊賀 解理
もいいかもしれない」
それからいじったら面白そうだという理由で、もうひとり薦めておく。
伊賀に関しては彼氏が誰かも、ましてやいるのかどうかも知らないが。
「あ、ありがとう!」
幽霊女は満面の笑みを浮かべる。
「ちなみに、あなたは……」
おずおずと幽霊女が尋ねると、旅鴉はニっと笑う。
「私? 遠慮しとく。私は野次馬の方がいい」
それが目的か!
幽霊女は少し悲しくなったが、口をつぐんで耐える。
「ちなみにあれが、
伊賀 解理
だ」
旅鴉が指差したのは喫茶店の外。
確かにそこには、ダボついた白衣を羽織り、背中を丸めた女がいた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
つるこ。
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
恋愛
コメディ
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年11月07日
参加申し込みの期限
2013年11月14日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年11月14日 11時00分
参加キャラクター一覧
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