this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
幽霊だって恋をしたいッ!
<< もどる
1
…
2
3
4
5
6
…
13
つぎへ >>
「部屋の中まで風が巻き起こるなんて!」
本日二度目。強風に煽られ、体外への強制退去をする羽目になった幽霊女は、怒り狂っていた。
なにかわからないが、自然現象でない風が私の邪魔をしている。
「誰だか知らないけど、私の邪魔しないでよ!」
大声で叫んでも誰にも気がつかれないのは嬉しいような寂しいような。
「変な女に騙されて危うく成仏させられそうになるし、本当にツイテナイ」
小さくため息をついて
「でも諦めないわよ。絶対愛を手に入れてみせる」
さすが執念深い。
「それにしても、一体あの風はなんなのかしら……?」
うーんと考えこむが、わかるはずもなく。
フラフラと寝子高の方に漂っていった。
幽霊を襲った風。
室内に現れたものは
魂行 凪
のろっこん『凪風』。
しかしその前の、
伊賀 解理
のときに魂行はいなかった。
ではそれは誰の仕業か?
犯人は、幽霊が今まさに向かっている寝子高の屋上にいた。
「うーん、今日はやけに恋愛フラグが多いねぇ」
望遠鏡片手に、
骨削 瓢
は寝子島を市内を見渡している。
雨で視界が悪くとも、第六感のようななにかを使い、リア充を探し当てているらしかった。
「となれば、あっしのろっこんが火を噴くぜぃ」
彼のろっこんは、他人の恋愛を見ると竜巻を起こせるというもの。
「すべての人の色恋を、徹底的に邪魔しちゃる」
骨削はニヒヒと笑みを浮かべ、鼻歌交じりに獲物を探す。
「すっかり遅くなっちゃったねぇ」
支援部部室。
千鳥 雅人
と一緒に
哀坂 零葉
は書類整理をしていた。
「あ……本当ですね」
千鳥に言われて哀坂は時計を見る。表示は午後六時五十五分。閉門まであと五分しかない。
手早く片付けを済ませて「では、帰りましょうか……?」と哀坂は千鳥の方に視線をやった。
「そうだねぇ」
千鳥はいつもと変わらぬ笑顔を浮かべた。
哀坂は驚きのあまり言葉を失う。
「ち、千鳥さん?」おそるおそる尋ねると「そうだよ」聞きなれた千鳥の声が。
そろそろと近づいて、哀坂はそっと千鳥の胸に触れた。
「どうしちゃったんですか……?」
「え?」
触れられてようやく気がついたのだろう。彼もまた、知らない間に憑かれていたのだ。
『また、男に入っちゃった』
幽霊は苦虫を噛み潰したように渋い声を出したが、彼らも聞こえない性質らしく誰も反応しない。
「え、えええええええ!!」哀れな被害者・千鳥は悲鳴を上げた。「ど、どうしてこうなったかなんて、僕が知りたいくらいだよ!」
「……千鳥さんは可愛いですね、」
その慌てふためく仕草が可愛くてたまらなくなり、哀坂は思わず千鳥に飛びついた。
「零葉ちゃん、ちょ、」
「千鳥さん、ふわふわ」
抱きついてからはそのふくよかな塊を容赦なく揉みしだく。
しかし千鳥は初めての感覚に戸惑い、なされるがままだった。
(私より、大きい)
それゆえ、こっそりと哀坂が羨望の眼差しを送っていることなど気がつくはずもなく。
「や、やめてよぉ、零葉ちゃん……!」
哀坂はただただその胸を弄んだ。
『このふたりはもしかしてカップルなのかしら?』
千鳥に憑いた幽霊は首をかしげる。
『もしそうなら、女側に憑いた方がいいかも』
だったら最初からそうしろよ。
二人が幽霊の存在に気がつかないのをいいことに、幽霊は熟考の末、憑依対象を変えた。
「……あれぇ?」
急に揉まれる感覚がなくなった。そして、胸のあたりが軽くなる。
千鳥はホッとして肩をなでおろす。
「今のはなんだったんだろうねぇ」
苦笑しながら哀坂を見ると「あ!」今度は彼女の番だった。
哀坂は震えている。驚いているのかなと千鳥が様子を伺っていると、哀坂は突然自身の胸を揉み出した。
「零葉ちゃん!?」
「……おっきい」千鳥の言葉など聞こえていないようで、哀坂は胸に夢中。
「ほんもの……?」
そう呟いたかと思うと、哀坂は一気にシャツのボタンを外した。
こじんまりとした胸の哀坂はブラジャーをしていない。ゆえに現れたのは眩しい素肌。巨乳。
千鳥は慌てて目をそらした。
「私のおっぱい、イヤですか……?」
すると哀坂が悲しそうな目で千鳥のことを見つめてくる。
「え、いや、そういうのじゃ」
アホ毛をパタパタ、千鳥は慌てて否定した。
「じゃあ、もっと見てください……」
哀坂はそう言って、ズイと千鳥に迫り寄る。
千鳥はなんとか胸を直視しないようにしながら、状況を打破する方法を考えた。
(えっと、零葉ちゃんの性格が、なんかいつもと違うような……?)
普段の彼女は潔癖症で言葉少ない印象。
千鳥に対しては随分と馴染んでいるため、ある程度のスキンシップはあるが、それでもベタベタと触ってくるような女性ではない。
(そういえば胸が大きくなってるとき、なんだか身体の中からも違和感を感じたなぁ)
「千鳥さん、」
切なげに千鳥を呼ぶ哀坂。
(もしかすると、幽霊かなにか?)
千鳥はひらめいたが、それを確認するすべを持たない。
けれども、そこで悲観的になるような男ではない。
もし幽霊なら満足すれば離れてくれる。
そんな楽観的思考の結果、哀坂に身を委ねることにした。
「えっと、零葉ちゃん」
ゆっくりと哀坂に向き直った。
(恥ずかしいけど、それが望みみたいだもんね……)
耳まで熱くなるのを自覚しながら哀坂を見つめる。
「……千鳥さんは可愛いですね」
見られているのが嬉しいのか、照れている千鳥が愛しいのか、哀坂は再び千鳥に抱きついた。
「ぁう!」
しかし先ほどとは状況が違う。千鳥はふくよかな胸に、柔らかい素肌に埋まる。
「千鳥さん、触ってください……」
しかしそれだけでは良しとしない哀坂。
「そ、そんな……」
触らないと幽霊は出て行かない。けれど触るのは恥ずかしい。本音としては触ってみたいような、そうでないような。
葛藤の末、千鳥は腹を決めた。
「さ、触るよ!」
男気溢れる宣言とともに、そっと哀坂の胸に手を置いた。
「……嬉しいです」
哀坂は幸せそうに微笑んだ。
幽霊の望みを最後まで実行すれば彼らは間違いなく後戻りできない関係になる。
そして、ここで救世主になれるであろう骨削は屋上。灯台下暗しだ。
「揉むよ?」
『ふふふ、これこそ私の望んだラブラブ!』
幽霊が鼻息を荒くすると、「なにをしているの?」突然扉が開いた。
「あ、」
「えっと!」
『また邪魔者!』
千鳥は慌てて、哀坂に上着をかけてやる。
扉の方に視線を向けるとそこには
樋口 弥生
がいた。今日の当直のようだ。
「……生徒たちに悪戯するのは感心しないわね」
哀坂と千鳥とは別の誰かに向かって樋口は言い放った。
『あなた、私が見えるのね……』
樋口はなにも言わず、ジッと睨みつけている。
『わかったわよ!』
すっと哀坂の胸が元に戻っていった。
「あ……」
同時に猛烈な羞恥が哀坂を襲った。
「あの千鳥さん、えっと……ご、ごめんなさ、」
「いや、その僕もごめんね?」
そんなふたりのやり取りを眺めながら樋口はひとつため息をつく。
「閉門の時間よ、二人とも早く帰りなさい」
「は、はい!」
急いで荷物を持って外に出る。
「それから」
出ていこうとするふたりを呼び止め、樋口はにこりと微笑んだ。
「次からは校外で、ね」
ふたりが真っ赤になったのは言うまでもない。
<< もどる
1
…
2
3
4
5
6
…
13
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
幽霊だって恋をしたいッ!
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
つるこ。
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
恋愛
コメディ
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年11月07日
参加申し込みの期限
2013年11月14日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年11月14日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!