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幽霊だって恋をしたいッ!
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シーサイドタウンも今日は雨。
ぶらりと寄り道をするには、少し気が滅入る雨量だった。
「あー……雨、うっとーしいな、」
雨宿りを兼ねてキャットロードに入った
伊賀 解理
。彼女はいつもと同じように背中を丸めて、億劫そうに歩いている。
(なんとなく体が重たいな)
伊賀は重力に身を委ねた。すると自然と目線が下を向く。
濡れて汚れた靴が目に入るはずだった。
「あれ?」
しかし彼女の予想に反して、目に入ったのは、眩しいくらいの白。伊賀が着ているシャツのそれだ。
違和感を覚えて、シャツに両手を添えてみると「む、胸がでかい! もうすごい! 雲泥の差なんてレベルじゃないぞこれ!」伊賀は驚愕する。
小柄な体躯に似つかわしくない、大きなそれ。
伊賀から自然と笑みがこぼれた。
「よし……これならどんな男でも……」
思いのまま。
「って待て!! 胸は置いといて、なんで僕が男漁りなんぞしなきゃならんのだ」
自分の思考が傾いていくのに気がついて、伊賀は急いで頭を振る。
『あら、完全に意識が乗っ取れなかったみたいね』
幽霊は残念そうに言ったが、どうやら伊賀にはその声が聞こえないようだ。
「僕にはその、有象無象の野郎よりも……」と伊賀はもごもごと口の中でつぶやいて、愛しい人を思い浮かべている。
「って、ち、違うどうしてそうなった!」
伊賀がブンブンと頭を振る。
これ以上なにかをしでかす前に、寮に戻ろう。
そう思って伊賀が踵を返すと、なにか悩んだ様子の
八神 修
がいた。
「いい男……」思わず口から言葉が飛び出たので慌てて口を押さえた。「……じゃない!」
自分の声とは思えないような甘えた声が出たことに、伊賀は戸惑う。
(ど、どうしてしまったんだ僕! まさか胸がでかくなった影響で色々持て余したのか!)
『ふふ、あれがこの子の彼氏かしら?』
困惑する伊賀の心を置き去りにして、幽霊は、体は男を、八神を求めてぐんぐん進む。
そして、「君、いま暇じゃないか?」となんでもない風に、伊賀は八神に声をかけてしまった。
「え? ああ、伊賀かどうしたんだ」
まさか体を狙われているとは気がつかず、八神はさらりと返事をする。
「いや、よければ僕とこれから食事でもどうかなと思ってな」
愛想笑いを浮かべて、伊賀は八神の腕を胸を押し付ける。
「ああ悪いな、今晩は期末に向けて霧生と勉強会を開くんだ。……伊賀も来るか?」
「いや、いまのは間違えだ!」そう言うつもりが、「どうせならふたりきりがいいな……」実際は口にしたのは真反対なものだった。
(な、なにを言ってるんだ! ぼ、僕はそ、そんなだらしない女じゃないぞぉ!
けど、これはアレじゃないか。今後男とお付き合いする時のための予行練習ってことでいいんじゃないか?
どうせろっこんの効果で一時的に男狂いになってるだけなんだし、そのまま流されてもしょうがないよね?)
気がつかないうちに思考もどんどん幽霊側に傾いていく。
「八神は、僕とふたりはイヤか?」
口からは八神を誘うための言葉が自分勝手に飛び出ていく。
(そうだ、これはノーカンだ。ノーカ……)
『そうよ、その調子よ……!』
蝕まれ、蝕まれ、蝕まれ。
(や、やっぱりダメだぁ!)
しかしどうにか幽霊に意識を奪われずに済んだ。
『っち』
幽霊が舌打ちをしたその瞬間、風が吹いた。
いや、視界を遮るような大きな風の渦が巻き起こった。
「な、なんだ!」
飛ばされないように、伊賀は八神に、八神は伊賀に抱きつく。
『いやぁぁあああ! なにこれぇえ!』
しっかりと地に足をつけたふたりとは違い、幽霊はあっという間に飛ばされてしまった。
「……収まったか?」
風が収まると、伊賀が「ふぅ」とため息をつき、八神と目が合った。
伊賀は慌てて八神から距離を取る。
「え、えっと、伊賀?」
八神は困ったように伊賀の名前を呼ぶ。
「ああ、悪い。いままでのは間違いだ」
伊賀は首だけを動かして謝罪し、家路についた。
しばらくしてから胸が元に戻っていることに気がついた。
「すごい風だったでござるな」
近くを歩いていた
夏神 零
も同じ風の襲撃に合う。
「ああ、気色が悪い」
夏神はベタベタになったブレザーをひとつまみして、ため息をついた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
つるこ。
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
恋愛
コメディ
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年11月07日
参加申し込みの期限
2013年11月14日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年11月14日 11時00分
参加キャラクター一覧
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