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しずくがこぼれおちるとき<白>
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――21:14、南西のグラフティ「寝子島の絵」
ねこったーの書き込みを頼りに
浅葱 あやめ
と合流した
巫部 紫苑
は、南西のグラフティのそばまでやってきていた。物陰に隠れて様子を見る。絵の前に、黒いドレスの美しい女性が佇んでいたからだ。
「敵、でしょうか」
「いや……見てください。今、SNSにUPされた投稿、彼女じゃないでしょうか」
あやめはスマホに投稿されたての寝子島の絵と、それについての報告を紫苑に見せる。
「見てみます……」
あやめは色つき眼鏡を眼鏡拭きで拭いて<告白は夜前硝子越しに>を発動させた。眼鏡には暗視能力が付与されて、掛けるとあたりはまるで昼間のようによく見える。
「間違いない……彼女が調べているのは、知人が投稿したのと同じ絵です……」
あやめは紫苑にも眼鏡を貸す。
「あ、本当です。真っ黒な寝子島、でしょうか。なんで真っ黒に塗られてるんでしょう?」
「僕に分かるわけないです……」
そのときであった。
神経に障る、耳障りな女の嘲笑が聴こえてきたのは。
「これは……」
「しっ。静かに」
紫苑は音を立てずに両手を合わせ、<死音>を発動させる。これで紫苑と、紫苑が身に着けているものから発生する音を完全な無音にすることができる。
ろっこんを発動させたあとはSNSでの文字でのみ話をするということを、あやめには伝えてあった。
あやめが発する音を消すことはできないが、この距離なら大丈夫だろう。
紫苑とあやめは息を呑んで事態を見ている。
――21:15
葉月は後ずさる。
真っ黒な寝子島の絵がぬるりと盛り上がるようにして青い闇が溢れ、女の形をとる。
形がはっきりするのに比例して、女の嘲笑が高く、激しくなってゆく。
「い、いや……」
葉月は耳を塞いだ。
しかし、笑い声は心を犯すかのように響いてくる。
この世ならぬ嘲笑は耳を塞いでも塞ぎきれず、葉月の精神を侵食してゆく。
「ああ……っ」
葉月の脳裏を埋め尽くしていったのは父の顔であった。
軽蔑するような、見下すような、それでいて強い嫉妬の混じった、父の顔。
父という名の毒――……。
なぜか足が動かなかった。
逃げるという選択がなぜかできなかった。
父に対して、ある時期そうであったように、防戦一方。
「あれは愛……愛なの……? それとも……ほんとうに私が憎いの……?」
女の嘲笑がひどくなる。
笑い声が津波のように葉月の精神を押し流し、目の前で起こっていることが認識できなくなってゆく。
呼吸が苦しく、身動きできない。
今私はどこにいる?
父のあの目から逃れたくて目を瞑る。
目を瞑っても父の顔は消えない。
それゆえに葉月は、女が葉月に近づき、抱きしめようとしていることに気づけない。
嘲笑する女は腕を広げる。
羽交い絞めにするかのように女は葉月を強く抱きしめる。
世界が暗転する直前。
葉月は目の端に、灰色髪の眼鏡の男と、栗色の髪の少女を捉えた気がした。
「あとは……お願い、ね……」
……何もできなかった。いや、何かをしようという気力すらなくなっていた。
「このまま……どうなってしまうのかな……」
闇に飲まれながらぼんやりと考えたのが最後。
葉月は完全に闇に飲まれ、消えた。
――21:19、滴のアトリエ
「ちょっと、見てこれ」
幸次がスマホを皆に翳す。
そこには紫苑からのメッセージが表示されていた。
『目の前で、三宅さんが青い闇に飲まれていなくなっちゃいまして』
『絵の前に高笑いする青い闇の人がいるので、今は隠れて様子を見ています』
『追伸。浅葱さんと合流しています』
淡々とした文章の調子に幸次は思わずつっこむ。
「巫部さん冷静だねぇ」
すると今度はラッセルからメッセージが入った。
『ストリートグラフティの場所、南東と北も特定した。地図送る』
地図が送られてくる。
ひとつはシーサイドタウン駅の裏手あたり。
了解ですよ、と七瀬からすぐに返信がある。
もう一つは、旧市街の砂掛谷の先、九夜山展望台へ向かう遊歩道だ。
『北は結構山ん中になるが、宮祀、大丈夫か?』
――21:20、旧市街
「大丈夫ですっ。ミラちゃんもいますし、それに、」
『心強い助っ人に会いました』
智瑜は自転車を止めて返信すると、寝子高OBである
海原 茂
と
鷹取 洋二
を頼もしく見た。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ゴールドシナリオ(200)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
推理・サスペンス
ホラー
バトル
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2022年10月23日
参加申し込みの期限
2022年10月30日 11時00分
アクション投稿の期限
2022年10月30日 11時00分
参加キャラクター一覧
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