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寝子島高校
しずくがこぼれおちるとき<白>
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透破の寝子島での基本的な姿は、グリーンのプラスチックボディをした高さ10センチほどのロボット玩具である。主(あるじ)である柚春は彼、ворを常に持ち歩いており、起こったこと、思ったこと、すべてをворに話すのが日課だ。ミラのメッセージについても柚春から聞いた。
透破は寝子島特有の事象を柚春経由でしか知らない。
不思議な現象を神魂の影響と呼ぶらしい、という程度の認識だ。
しかしながら、VRゲームではなさそうだ、というのは分かる。
(んな危険なところに行くとか絶対ダメだからな)
玩具ボディで彼女を睨んで外出を制止し――柚春にどの程度伝わったかは分からないが、柚春は『わかったよвор、行かないってば』と言っていた――自身は隙をみて外出した。
「まぁ柚春に関わりなければ、どーでもいいんだけど……」
透破の行動理由はすべて「柚春のため」だ。
「柚春に聞こえたなら無関係とも言い切れないし、柚春を守るためにも楽しくゲームしますか」
もれいびだとからっかみだとか、知ったこっちゃない。透破がворのボディに宿り、こうして時には人型になることができるのも神魂とかいうものの恩恵なのかもしれないが、それだって正直どうでもよかった。
透破の頭にあるのは柚春、柚春、ただそれだけ。
アトリエで事件を目撃した後、透破は人知れず外に出た。
透破が人間の前で人型でいられる時間は短い。
幻のようなものだ。
だから皆の前で名乗りを上げようなどとは思わない。
(オレ世を忍ぶ仮の姿は盗賊なんだよね)
人の記憶に残らないくらいでちょうどいい。
――20:50、桜台墓地付近
アトリエを出たグラフティ調査組の四人と一匹が話している。
「人が死んだり消えたりしとるとは……ふむん、物騒ですね」
倉前 七瀬
はこくり、と首をかしげる。
「ひとまず人が消えとるっていうストリートグラフィティがどこにあるか、調べんとですね」
「ねこったーで調べてみましょう」
そういって
巫部 紫苑
がスマホで検索を始めると、
宮祀 智瑜
も同じように調べ始める。
「グラフティは3つあるみたいですね」と智瑜。
しばし忙しく画面をスクロールさせていた紫苑が、ある書き込みを皆に見せる。
それは、黒く塗りつぶされた寝子島の絵の写真であった。
行方がわからないあやめの知人が投稿した記事と、それに続くあやめの「探している」コメントだ。
「私、このコメントの人と接触してみます。絵が見つかったらろっこんを使いながら調べるので、通話は出来ないと思います。そのときはねこったーで連絡しますね」
「じゃあ、私は猫の絵のところに行きます」
と智瑜が別の写真を見せる。
「ここから北、寝子温泉の先みたいです。具体的な場所は近くの人に聞いてみようと思います」
「ここからだと旧市街の方から遠回りでいかなあかんみたいですね」
七瀬が案じると、智瑜はにこと笑って押している自転車を軽く叩いた。
「これがあるから大丈夫です」
「気を付けてくださいね。南東にも少女の絵があるらしいけん、僕はそこに行ってみようと思います」
これで、各々の行き場が決まった。
桜井 ラッセル
は片目を瞑る。
「俺はフクロウに変身できるから、上空で探すわ。グラフィティは探すまで労力いりそうだし、俺がみつけたら知らせる。で、各自のとこに行こうと思うから時短と到着はできると思う」
ここからは別の道。
ラッセルは<黄色いピヨコ>の進化能力でフクロウになり、空へと飛んで行く。
七瀬と紫苑は歩いて、智瑜は自転車に乗って三方へ。
ミラは智瑜の自転車の籠の中。
調査開始だ。
――20:53、滴のアトリエ、外
皆がそれぞれの持ち場に散ったのを見届けると、透破はぐるり建物のまわりを周って捨てられた物や不審物がないかを調べたが、特段目を引くものはなかった。
それから透破は真四角のコンクリートの建物に目を向ける。
「柚春は【箱のような建物が】時の特異点とか言ってたし、」
――正確にはミラの言葉だが、透破には白猫のらっかみなどどうでもいい存在だ。
「【魔方陣の中】じゃなく【建物の中】がもうアブナイんじゃないの?」
そう考えて、外壁に絵や魔方陣に類似する物がないかを調べる。
――ない。
まっさらだ。
透破は身軽さを生かして近くの木に登ると、そこから建物の屋根の上に飛び移った。そこに何か描かれてはいまいかと思ったが、真っ平らで真四角で滑らかなコンクリート面があるだけだ。
「箱、だな」
透破は屋根の真ん中で胡坐をかいた。
この建物はまるで箱だ。
コンクリートの四角い建物は、月光に照らされ白い化粧箱みたいに見える。
「まるでプレゼントボックスみたいだ」
何もない、ということが、なんとなく奇妙だった。
黒白 滴
以外の他者の――犯人の気配のようなものがまるでない、ということが。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ゴールドシナリオ(200)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
推理・サスペンス
ホラー
バトル
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2022年10月23日
参加申し込みの期限
2022年10月30日 11時00分
アクション投稿の期限
2022年10月30日 11時00分
参加キャラクター一覧
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