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しずくがこぼれおちるとき<白>
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――22:18、滴のアトリエ・玄関先
南東のグラフティ「両手を広げた少女の絵」を消した
桜井 ラッセル
と
倉前 七瀬
がアトリエに戻ってくる。
玄関前の
川添 かおる
先生の周りに、疲れた顔の
浅葱 あやめ
、
海原 茂
、
鷹取 洋二
がいる。
ドアが開いた。
八神 修
が顔を出す。
「ある程度アトリエ内部の調査は終わったけど……」
腰を浮かしかけた川添先生に、修は申し訳なさそうに頭をさげる。
「約束の2時間までまだ時間はありますよね。すこし試したいことがあって……危険かもしれないんだ。先生はもう少しだけ外にいてもらえますか」
それ以外の人は中へ、と修は誘う。
「僕はいやだぞ。中には入らない」
断固拒否したのは洋二だった。もう怖いのはこりごりだと思っているようだ。
「なら、鷹取先輩は、先生と待っていてください。正直、こちらからお願いしたいくらいでした。年頃の女性を外に一人で待たせているのはやはり心配だったので」
修がそう言ったので、洋二は気をよくしたらしい。
「任せておきたまえ」
と玄関ポーチの川添先生の隣に座る。
「俺は行って来る」
そういう茂に、勝手にしろとひらひら洋二は手を振る。
ラッセル、七瀬、あやめも中に入った。
――22:22、滴のアトリエ・中
魔法陣を囲むように、
万条 幸次
、
サキリ・デイジーカッター
、イツトリ、謎の濃緑フードの少年・緑林 透破がいる。
「三宅さんだけじゃなくて、宮祀さんも巫部さんも消えたってほんと?」
幸次が外から戻ってきたメンバーの顔を見るなり聞いた。
あやめが青い顔で頷く。彼は目撃してしまったのだ。葉月と紫苑が嘲笑する闇の女に取り込まれるようにして消えたところを。
「3人も犠牲に……」
「宮祀はろっこんで意図的にどこかへ消えたようだから、無事に何か掴んでくれるといいけど」
茂は智瑜の自転車を、彼女が住む旧市街の宮祀青果店にそっと戻してきていた。青果店を切り盛りする祖父母が智瑜を大事にしていることも知っている。いまは無事を祈るしかない。
「こっちの一番の成果はこれかもな」
透破は皆に、魔法陣を経由して霊界から届いたメモを見せた。
「このメモが魔法陣から出てきた。ってことは、魔法陣はなにかの通路になっていると考えるのが妥当だろ」
透破の推理の先を引き取ったサキリが、サキリや透破、修、幸次の間で話されたことや、青い闇が人の心の闇に反応して襲って来るのではないかというイツトリの言について、掻い摘んで説明する。
「人の心には陰と陽があるとイツトリは言った。つまり、人間であれば誰でも青い闇の索敵対象になりうるということだろう。ただ、その中でも悩み多き者や、心の闇を抱えている者はより、青い闇が反応しやすいといえるんじゃないかな」
「ま、とはいえ、襲われるまでタイムラグはある。先生が魔法陣の中に入って黒白に触れたときみたいに」
透破はそう言って肩を竦める。
あやめとラッセルと七瀬はその説明に、納得する部分もあったようだ。
「なるほど……」
「突拍子もない、ケド」
「今起こっているのは常識では判じ難い事態ですけんね」
「それでグラフティの方は?」
サキリに問われて、茂が口火を切る。
「北のグラフティは、黒のクレヨンで書かれた猫の絵だった。皆が共有してくれた黒白のクロッキー帳に描かれていたという黒猫によく似ていた。宮祀がろっこんを使ったら
『過去』
という単語が浮かんだらしい。宮祀に消してくれと頼まれたが、画材がクレヨンだったせいで
中途半端にしか消せなかった
」
続いて七瀬が報告する。
「南東のグラフティは両手を広げた少女の絵でした。こっちで見つかったキーワードは『present』……
『現在』
。
絵は消しました
。画材がチョークと木炭だったので、わりと楽に消せたので良かったです。あそこはもう青い闇の危機もないと思います」
最後はあやめだ。
「南西のグラフティは寝子島の絵で……塗料は水性ペンキで、道具もないし一緒にいた二人も闇に呑まれてしまって
消せなかった
です。けれど、塗りつぶされた下に『FUTURE』――
『未来』
と」
「過去、現在、未来、か」
話を聞いた修が思案げに繰り返す。
そういえば、と茂が言った。
「宮祀が言っていた――
『過去、現在、未来が、闇を開く』
――そんなことを」
そのとき修のスマホが鳴った。
「……恵御納?」
友人である
恵御納 夏朝
の行方が分からないという知らせは受けていた。
修は咄嗟にスピーカーモードにして、皆にも会話が聞こえるようにした。
電話の向こうから漏れ聞こえる安堵の息は確かに夏朝のもので、修の声も弾む。
「良かった、無事だったんだな! 今どこにいるんだ? 皆もいっしょか?」
『――いかい。つみ……いえ……一緒……だけど、脱出できな……』
声はとぎれとぎれで遠い。
だがこう聞こえた。「霊界、積み家」、と。
「恵御納、恵御納。霊界なんだな。脱出できないのか?」
『八神……んは、どこにいるの』
「黒白のアトリエだ。こっちから何とかできないか試す」
『そんなこと……できる……の?』
「おそらく。ここにある魔法陣と霊界はつながっているんだ。こうして電話もつながっただろ? 何よりそっちからのメモが届いた。物質が通れるなら人だって通れるかもしれない」
『うん……うん……』
「いいか、恵御納。絶対に助ける。電話は切るな。繋いだままにしていてくれ」
『――わか……た』
修は顔を上げて、アトリエの中に集まっている仲間たちの顔を見回した。
それぞれが覚悟をもって頷いている。
透破は太腿のベルトに差していた暗器を抜き放ち、サキリとイツトリもナイフを構えて臨戦態勢だ。
サキリが静かに開戦を告げる。
「皆離れていてくれ。魔法陣に――青い闇に、挑む」
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担当ゲームマスター
笈地 行
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ゴールドシナリオ(200)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
推理・サスペンス
ホラー
バトル
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2022年10月23日
参加申し込みの期限
2022年10月30日 11時00分
アクション投稿の期限
2022年10月30日 11時00分
参加キャラクター一覧
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