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- 種族
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- 学年：職業
- 00月00日生 00歳
- AAA000000
星ヶ丘寮でプールパーティーをしよう
【陸上部の友達】
ひたむきに身体を動かして、青物 といきは休憩をとることにした。
パラソルの下でチェアに腰を下ろして、水分補給をする。
プールでは幾度か見知った顔を見かけたが、外面の良さを放り出して泳いでいる間は、自分から声をかける気にはならなかった。
しかしどうやら自分一人の静かな時間も終わりのようで、プールサイドを荷物を抱えて小走りにやって来る後木 真央が、にこやかに声を張り上げた。
「といきちゃーん！」
呼ばれたならば、といきもいつもの自分を装うしかない。ぱっと立ち上がって、手を振った。
「やっほー！ こっちだにゃー！ 今日のといきは、金髪オンリーバージョンなんだにゃっ」
「といきちゃん、やる気の水着、かっこいいのだ！ これプレゼントするのだ！」
「これってなんだにゃ～？ 褌？」
「そう！ おしゃれなピンクのチェック柄なのだ。といきちゃんにぴったり！」
「え～？ ありがとにゃっ？」
褌を受け取ったはいいが、どう扱うべきかとまどっていると、ホールの方から現れた宇佐見 望月が奇声を発した。
「ほわああぁっ！？ ふんどっ……、真央ちゃあああっ！？」
「あの声は、もっちゃんセンパイなのだ？」
手に持っていたトレーをテーブルに置いて、望月は駆けてきた。
「真央ちゃんっ、ふんどしはっ、だめぇえっ……！」
慌てふためきながらやって来た望月が、腕にかけていたタオルを広げて頭から真央にかけた。
「もっちゃんセンパイ、……前が見えないのだ」
「ふんどしっ、……ふんどしはあぁぁっ！ たのむからああっ……」
なんだか面倒なことになりそうな気がして、といきは望月に気づかれる前に後ずさった。
「……褌、ありがとにゃ～……っ」
そっと小声でつぶやいて、別のパラソルへと移動する。
やはり、プールに来たなら泳ぐべきだ。荷物を置いたらまた泳ごうと、そう決めた。
顔を覆うタオルから首を出して、ぷはっと真央は息をついた。
「もっちゃんセンパイ、どうかしたのだ？ 真央ちゃん、プレゼントあげたいのだ」
「……え、プレゼントって、俺様に！？」
水褌姿の真央に取り乱した望月は、今度は間近で顔を見つめられて硬直した。
きらきらした澄んだ瞳が、まっすぐ望月に向けられている。
「はい、これ！ もっちゃんセンパイには、スタンダードな白い褌なのだっ」
「え、え……？！ これ、俺様に……？ 褌、おそろい……！？」
「つけかたも、真央ちゃんがバッチリ教えるから安心なのだ。もちろん服の上からだから、恥ずかしくないのだ～」
「お、お、おおおう……っ！？」
「腕上げるのだ～、足開くのだ～」
なぜか真央には逆らえない望月は、言われるがままに服の上から褌を着せられた。
「やっぱりとっても似合うのだ♪」
満面の笑みを向けられて、望月はこう告げた。
「……真央ちゃん、俺様の作ったデザート食う？」
望月からもらったデザートをもぐもぐと食べている真央のところに、十文字 若菜と鴇波 羽衣がやって来た。
「あーっ、真央ちゃんだ～」
真央もぶんぶんと手を振り返す。
「若菜ちゃんセンパイにも褌用意してあるのだ～。かわいいお菓子の柄なのだっ♪」
「えーっ、これ私にくれるの？」
「うんっ。羽衣ちゃんはどれがいいのだ？ お花模様？ 水玉模様？」
好きなのを選んでいいのだと、真央は褌の束を掲げて言った。
「これ全部褌なの！？ うわぁ、カラフルだねぇ～」
羽衣が褌を選んでいる横で、真央がプールから上がった直風 満帆を手招いた。
「満帆ちゃーんっ！ こっちこっちなのだーっ」
泳ぎ疲れたというエリューシア・セリアンと、水泳を教えていた満帆が一同に気がついた。
「ままま、真央ちゃんっ！？ その格好無防備すぎや！」
「満帆ちゃんの水着かわいいのだ～。はいっ、満帆ちゃんの好きなピンクネコ柄水褌！」
「ええ～っ！？ うちにくれるの？ これ！？」
真央はエリューシアにも笑顔を向けた。
「やさしい色の褌もあるのだ。プレゼントするから、好きなの選んでいいのだっ」
「え、わ、私もですか……？ ありがとうございます……」
褌を受け取る皆に、若菜が誘った。
「今からビーチバレーするんだけど、よかったら一緒にどう？」
「真央ちゃんやりたいのだーっ」
「うちもやってもいいけど……、どないする？」
満帆に訊ねられたエリューシアは、手近なデッキチェアを指さして遠慮した。
「私は少し疲れてしまったので、座って応援していますね。……水遊びって、こんなに疲れるものなのですね」
「それだけ頑張って泳いだっていうことやね」
「それじゃ、二人ずつペアを組んでやりましょうか」
「おーっ」
エリューシアの見守るなか、陸上部の四人はビーチバレーで遊び始めた。
ひたむきに身体を動かして、青物 といきは休憩をとることにした。
パラソルの下でチェアに腰を下ろして、水分補給をする。
プールでは幾度か見知った顔を見かけたが、外面の良さを放り出して泳いでいる間は、自分から声をかける気にはならなかった。
しかしどうやら自分一人の静かな時間も終わりのようで、プールサイドを荷物を抱えて小走りにやって来る後木 真央が、にこやかに声を張り上げた。
「といきちゃーん！」
呼ばれたならば、といきもいつもの自分を装うしかない。ぱっと立ち上がって、手を振った。
「やっほー！ こっちだにゃー！ 今日のといきは、金髪オンリーバージョンなんだにゃっ」
「といきちゃん、やる気の水着、かっこいいのだ！ これプレゼントするのだ！」
「これってなんだにゃ～？ 褌？」
「そう！ おしゃれなピンクのチェック柄なのだ。といきちゃんにぴったり！」
「え～？ ありがとにゃっ？」
褌を受け取ったはいいが、どう扱うべきかとまどっていると、ホールの方から現れた宇佐見 望月が奇声を発した。
「ほわああぁっ！？ ふんどっ……、真央ちゃあああっ！？」
「あの声は、もっちゃんセンパイなのだ？」
手に持っていたトレーをテーブルに置いて、望月は駆けてきた。
「真央ちゃんっ、ふんどしはっ、だめぇえっ……！」
慌てふためきながらやって来た望月が、腕にかけていたタオルを広げて頭から真央にかけた。
「もっちゃんセンパイ、……前が見えないのだ」
「ふんどしっ、……ふんどしはあぁぁっ！ たのむからああっ……」
なんだか面倒なことになりそうな気がして、といきは望月に気づかれる前に後ずさった。
「……褌、ありがとにゃ～……っ」
そっと小声でつぶやいて、別のパラソルへと移動する。
やはり、プールに来たなら泳ぐべきだ。荷物を置いたらまた泳ごうと、そう決めた。
顔を覆うタオルから首を出して、ぷはっと真央は息をついた。
「もっちゃんセンパイ、どうかしたのだ？ 真央ちゃん、プレゼントあげたいのだ」
「……え、プレゼントって、俺様に！？」
水褌姿の真央に取り乱した望月は、今度は間近で顔を見つめられて硬直した。
きらきらした澄んだ瞳が、まっすぐ望月に向けられている。
「はい、これ！ もっちゃんセンパイには、スタンダードな白い褌なのだっ」
「え、え……？！ これ、俺様に……？ 褌、おそろい……！？」
「つけかたも、真央ちゃんがバッチリ教えるから安心なのだ。もちろん服の上からだから、恥ずかしくないのだ～」
「お、お、おおおう……っ！？」
「腕上げるのだ～、足開くのだ～」
なぜか真央には逆らえない望月は、言われるがままに服の上から褌を着せられた。
「やっぱりとっても似合うのだ♪」
満面の笑みを向けられて、望月はこう告げた。
「……真央ちゃん、俺様の作ったデザート食う？」
望月からもらったデザートをもぐもぐと食べている真央のところに、十文字 若菜と鴇波 羽衣がやって来た。
「あーっ、真央ちゃんだ～」
真央もぶんぶんと手を振り返す。
「若菜ちゃんセンパイにも褌用意してあるのだ～。かわいいお菓子の柄なのだっ♪」
「えーっ、これ私にくれるの？」
「うんっ。羽衣ちゃんはどれがいいのだ？ お花模様？ 水玉模様？」
好きなのを選んでいいのだと、真央は褌の束を掲げて言った。
「これ全部褌なの！？ うわぁ、カラフルだねぇ～」
羽衣が褌を選んでいる横で、真央がプールから上がった直風 満帆を手招いた。
「満帆ちゃーんっ！ こっちこっちなのだーっ」
泳ぎ疲れたというエリューシア・セリアンと、水泳を教えていた満帆が一同に気がついた。
「ままま、真央ちゃんっ！？ その格好無防備すぎや！」
「満帆ちゃんの水着かわいいのだ～。はいっ、満帆ちゃんの好きなピンクネコ柄水褌！」
「ええ～っ！？ うちにくれるの？ これ！？」
真央はエリューシアにも笑顔を向けた。
「やさしい色の褌もあるのだ。プレゼントするから、好きなの選んでいいのだっ」
「え、わ、私もですか……？ ありがとうございます……」
褌を受け取る皆に、若菜が誘った。
「今からビーチバレーするんだけど、よかったら一緒にどう？」
「真央ちゃんやりたいのだーっ」
「うちもやってもいいけど……、どないする？」
満帆に訊ねられたエリューシアは、手近なデッキチェアを指さして遠慮した。
「私は少し疲れてしまったので、座って応援していますね。……水遊びって、こんなに疲れるものなのですね」
「それだけ頑張って泳いだっていうことやね」
「それじゃ、二人ずつペアを組んでやりましょうか」
「おーっ」
エリューシアの見守るなか、陸上部の四人はビーチバレーで遊び始めた。
シナリオ
シナリオデータ
シナリオスケジュール
- シナリオガイド公開日
-
- 2014年01月15日
- 参加申し込みの期限
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- 2014年01月22日 11時00分
- アクション投稿の期限
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- 2014年01月22日 11時00分
