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桜花寮でパジャマパーティーをしよう
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【はじまるよ~!】
「それじゃ、夢宮さん、あいさつをお願いね」
「うん!」
圭花にうながされて、瑠奈は食堂に集った人々を見回した。
「みんなー! そろそろ始めるので、各自飲み物を手にとってくださーい。乾杯するよー!」
キッチンからも人が顔を出し、皆がグラスに飲み物をついだ。
「いいかな? ええと、そんなわけでパジャマパーティの開催となりましたー。女子が多いですけど……、あれ、男子いるよね?」
瑠奈がきょろきょろしていると、「はいはーい、おるでー!」と、柳司が手を挙げる。
キッチンには刀の姿もあり、少数ながら、男子もいることが確認できた。
「いたいた。本当は他にももっと混ざっていそうだけど……、まあいいよね」
ぱっと見ただけでは性別がはっきりしないタイプの男子も幾人かいるのだ。
「ま、まぁ、時間は長くないかもしれないけど、楽しもうねぇ」
「はーい!」
「よーし、それじゃ、乾杯しよう。かんぱーい!」
「乾杯!」
「かんぱーい!」
「おめでとー!」
何がめでたいのかはわからないが、あちこちでグラスのぶつかる音がひびいた。
「今日は楽しもうねー!」
「よ、よし!」
乾杯の音頭をとって、皆の注目があつまっている食堂の真ん中に、
深民 実々
はぎゅっと拳を握って歩いていった。
「みんな聞いて!」
椅子の上に立ち、声をはりあげると、たくさんの視線が実々に集中した。
(うっ……)
一瞬ひるんだ実々だったが、どうしても言っておきたいことがあるのだ。
(ここでやらなきゃ。自分を変えるためにここに来たんだから!)
いつも落ち込んでいた、昔の自分が脳裏をよぎる。そんな自分が嫌で、新しい場所で、もっと違う自分になりたいと願った。
白いアルパカパジャマのフードをとると、トレードマークのお団子が今日はない。
身長の低い実々にとって、お団子ヘアがかせいでくれる高さは、大切なのだ。
それでも、いつまでもコンプレックスにとらわれたままではいけないと思う。
(勇気を出して、がんばるよっ)
「あのねっ、今日から私、深民実々は、ありのままの私を解禁します!」
そう言って、実々は伊達眼鏡をはずした。
(恥ずかしいけど、素顔も好きじゃないけど、自分をごまかすのはよくないよね?)
「っていうのも、今までずっと、メガネとお団子頭のままだったんだ。けど、今日でおしまい」
お団子頭は、身長が低いのをごまかすため、眼鏡は、童顔を隠すために手放せなかった。
「私、背も低いし、ちっとも大人っぽくないから、素のままの自分を出すのは恥ずかしかったの。でもここは自分の家なんだから、気を張る必要ないんだよね」
あたたかな視線に励まされて、実々は続けた。
「だから、素顔も解禁にしようと思うの。……さすがに、寮の外では無理だけど」
「そのままの実々ちゃん、かわいいよーっ!」
似たような悩みを持つ羽衣が、拍手をおくった。
「深民は、元気がいいからな。よし、あとでもっと元気がでそうな飲み物を用意してやろう」
同じクラスの刀が声をかけた。
「ありがとう。みんな、ありがとうねーっ」
たくさんの拍手と笑顔に迎えられて、実々は椅子から降りた。
(いつかコンプレックスから脱却できる日がくるのかなぁ……)
緊張したせいで、心臓がばくばくいっている。
急に乗り越えることはできなくても、確実に一歩は踏み出せたように、実々は感じていた。
開会のあいさつがすむと、キッチンにはいい香りがただよいだした。
食堂には、お腹をすかせた食べ盛りの生徒たちがわんさかいるのだ。
おそらく、作りすぎるなどということはないだろう。
持ち寄ってくれた食材のおかげで、遠慮なく料理の腕をふるうことができそうだった。
「舞華ちゃんは何を作るんや?」
満帆がたずねると、舞華が堂々とこうこたえた。
「まずはメインのオムライス! 中はとろーり、完熟トマトの本格ケチャップを使って、レストランのような仕上がりの一品ですよ-!」
隣の調理台では、刀がもくもくと手を動かしている。
真央にリクエストされた、ドリアとピザ。ついでにパスタ。
白米を味わいたい人のためにおにぎりも作るし、肉が食べたい人のために、生姜焼きも作る。
野菜も摂取したほうがいいかと気を回し、ポトフもことこと煮込んでいた。
「よし、おにぎりができたぞ。こっちは浅漬けな」
「持っていくわ」
「ありがとう。たすかるよ」
料理が完成するはしから、圭花と瑠奈が食堂へと運んでいった。
野菜を並べて、神無が澄佳と海斗にたずねた。
「そういえば、二人は料理したことありますか?」
「あたしは、お菓子作りと、あとは晩ご飯のお手伝いくらいかなあ」
「オラは、料理は結構やってるほうだけども、なんつうか無難ってレベルだっちゃねぇ」
「じゃあ大丈夫ですね。野菜の皮むきと、切る人と、分担して作業しましょうか」
味付けは神無がうけおうことにした。
神無の義兄は洋食屋で料理人と店長を兼ねている。その義兄に料理は教わっているので、それなりに自信があった。
「オラが皮をむいていくから、澪乃さん、切るのお願いできるだべか」
「うん、わかったよ」
「その間に俺、調理器具用意しますね」
野菜の皮を手際よくむきながら、海斗が話した。
「日本でよく知られるカレーのように、小麦粉をいれてとろみをだす工夫をしたり、ご飯と一緒に食べるって考えたのは、元は海軍さんなんだっちゃ」
「えーっ、そうなんだぁ」
感心する澄佳に、船が揺れても平気なようにとろみをつけたらしいと、海斗はつけ加えた。
「そんなカレーを旧海軍が採用したから、こうして国内に広まったんだっちゃ。そんで海自でも、金曜日はカレーって伝統があるんだっちゃよ」
「そっかぁ。たしかに、インドカレーとは味もとろみも違うもんねぇ」
「国内に入ってきてから、いろいろアレンジしたんだっちゃよ~」
「したっけこれって、いろいろ積み重ねてたどりついた、日本オリジナルの味なんだねえ」
「カレー好きなやつって多いよな」
「おいしいもんねぇ!」
話ながらも、皮のむき終わった野菜を、澄佳がトントンと切っていく。
火が通りやすいように、野菜は少し小さめにして、玉ねぎも薄くカットした。
「野菜と肉を炒めていくべ」
手を動かしながら、海斗は鼻歌で、軍艦マーチのメロディを歌った。
おそろいのふりふりエプロンを身につけて、零と璃人は何を作ろうかと相談をしていた。
「りぃは、洋菓子を作るのは得意なんですけど、和菓子は初めてなのです」
「それなら、璃人殿は洋菓子を、拙者が和菓子を作るとしよう」
「何のお菓子を作りましょうか。和菓子の作り方も教えて欲しいのですよー」
「そうじゃのう、あまり時間はかけられないであろうし、団子とかスイートポテトはいかがであろう」
「いいですねーっ、それと、クレープとかシフォンケーキとか」
「季節の果物も使いたいのう」
「フルーツいいですねっ! 色もきれいですし!」
「寒天でも作るでござるか」
「盛りつけも、新妻らしく、めいっぱいかわいくしちゃいましょーっ!」
「……いや、新妻になった覚えはないのだが、そうじゃな」
手を動かしながら、二人は手順や盛りつけについて相談を続けた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
瀬野 とうこ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年11月25日
参加申し込みの期限
2013年12月02日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年12月02日 11時00分
参加キャラクター一覧
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