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BABY STRANGE
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やはりまちがいなかった。暦を迎えたのは九鬼姫だった。
全六床の大きな構造だが、退院者がつづいたのか他の五床はすべて空いている。したがって、ひどくがらんとした印象を与える病室だった。
窓際のベッドだった。
「おう……ああ、暦か」
呼び声にこたえてカーテンをめくり、九鬼姫は精細を欠いた笑みを見せた。『ここで微笑する』と描かれた台本を渡され仕方なく笑顔になっているような表情だった。
「わらわも少しだが入院することになってな」
「九鬼姫さん!」
九鬼姫は暦を、何度か見舞いに来てくれた。だから自分が彼女を見舞う格好になったことに、なんだか暦は落ち着かない。
「どうしたんですか?」
「転んだ」
九鬼姫は頭を指さした。一目瞭然だった。額に白いガーゼを当てている。
「つい昨夜、ふらふらっと足がもつれてな。床几、いや、サイドテーブルに額を打ってしまったわえ……まったく、皆も大騒ぎせんでもよかろうに。沙央莉など付き添うと言って聞かず、今朝やっと帰りおった」
ただこけただけじゃにのうと九鬼姫は言うが、それだけで騒然となるはずはないだろう。暦も気づいてはいるが、あえて指摘せずにおいた。
「ところで、見たぞ」
急に九鬼姫が話題を転じた。
「お主、中庭で小さい女の子の世話をやいていたじゃろう?」
「えっ、見てたんですか?」
くっくと九鬼姫は笑って窓を指した。
「ここから中庭が見えるのじゃ。よほど声をかけようかと思うたが、邪魔するのもと思うてな」
いくらか血色が戻っている。暦もつられて口元をゆるめた。
「九鬼姫さんも人が悪い。妙なことなど仕込んでいませんよ?」
秘密の合図みたいに笑い合う。
暦はマキについて簡単に説明した。
「良きかな。機会があれば紹介してくれと言いたいが、あいにくとわらわは今日で退院なのじゃ」
それは良かったと言いながら、どうしても気になっていた思いが口をついて出た。
「ところで……」
まだためらいがある。しかし途中でやめたら、それこそ九鬼姫は不審がるだろう。暦は意を決した。
「……先ほどの先生は、お知り合いですか? まさか、主治医さんとかじゃ……ない、ですよね?」
「ああ」
ふーっと九鬼姫は息をついた。
「見られておったか……そも、勘のいい暦をごまかすほうが無理というものじゃったろうて」
そうとも、と暦は言ったのだ。
「あれはわらわの主治医じゃ」
暦は血の気が引くのをおぼえた。
「もう店の皆には明かした。暦に伏せておく理由もないわな、そなたもわらわの友じゃから……」
うすうす察していた事実ではあるが、あらためて聞かされる衝撃は、また別だった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
シナリオタイプ(らっポ)
ゴールドシナリオ(200)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
NPC交流
オールジャンル
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2022年08月23日
参加申し込みの期限
2022年08月30日 11時00分
アクション投稿の期限
2022年08月30日 11時00分
参加キャラクター一覧
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